第5話 私彼女?

「このまま2人っきりになりたい

所だが、早く買い物済ませよう。

 着替えと下着と後はなに?


ブティックやってる奴がいるから

そこ行こうか?

格安にさせる特技があるんだよ。」


 美奈は「えっ!! ブティック﹏!!」


『ダメだよう。

残り五万しかねっしー。

ヤベーっし、食費出したら

残らない。』


「先生、モールに行きましょう。

安いし

可愛いのがいいしー ねっ。♡」


「美奈がそう言うなら

 いいよ、近いし。行こうか。」


先生の気の変わらないうちに

サササーとコートを羽織り、

マンションを先生の運転する

白いセダ◯に乗って、モールへ

向った。



取りあえず3日分、パジャマ2枚

下着は一週間分ランジェリーショップ

で買うからおいといて、

電動歯ブラシは青と赤の2つ、

先生も欲しいといったのでお揃い。


先生はカードを出してサクッと

お支払い。


「先生、いいですよ。

 少しなら持ってるから、」


と言っても先生は


「美奈の支払いをするのは

当たり前。」

そう言って譲らないから


「ありがと━━先生♡」


そう甘えるのは年下の特権!!

やったー

喜ぶ美奈を先生はずっと

ニタ﹏ッとか

デレ〜デレ〜な顔をしていて

嬉しそう。


美奈も又調子に乗って服選び


「ねえ~先生、これ似合う?」

 って聞くと


「美奈は、何でも似合うよ。」

 としか言わない。


下着は流石に先生は

お店には入れなくて、

モールの自販機の珈琲を飲んで

待っていた。


他の女の子達が振り返り

「ね、ね、あの人かっこよくない?

渋い!ステキ~♡♡」


      「ヤバッ!」

美奈はあせる。

一郎太から預かったカードで

支払いをすませた。

彼を取られてなるもんか‼

美奈にも独占欲が働きだすと

美奈も本気に突入モード!!


「一郎太~♡終わった~よ♡。」

『私の彼氏よ!!呼び捨て連射

アピールアピール♡

  とられてたまるかっ!!』


美奈の声に彼が手をあげる。

優越感に浸りながら美奈は

彼に飛び付く。


なんかもうスッカリ彼女気分


一郎太も美奈をみてデレ~ツと顔を

緩ます。


思い込みの激しい美奈と

コレまた思い込みの激しい

一郎太、スッカリ二人は

彼氏、彼女


知り合いの居ない美奈はスッカリ

一郎太を頼りに思い

一郎太も俺が守らなきゃと言う

使命感!!



手を握って美奈の荷物を彼が持つ。


「なんか、幸せ!」

カードを返すと一郎太はニッコリ

微笑みながら

「これは美奈が使って、

なに買ってもいいか ら

家計もこれで済ませて!」

そう言った。

「えっ…!!だめだよ。

 食費は私が出すし、

光熱費と家賃は

 一郎太にお願いするし…。」


帰ってから話し合おう。

一郎太は、ニコニコしながら

美奈をみた。




「うん。」

昨日会ったばかりとは思えない

二人。

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