同じ体験、同じ門下、同じ関心でも、やっぱり見るものは違う。見るものが違うと価値観も違う。
作者はこれに価値を見出した。他の何でもない。これじゃなきゃいけなかった。「これ」が何かは、読んでください。
使えばなくなってしまう化粧品。いつまでもとっておける宝石。でも一方で、「これ」はおそらくこの時にしか手に入らないもの。伝説という背景があることもまた、素敵。
僕はこのエッセイで「ものの価値」について再考させられました。
でも多分、読む人によって感想は違うんじゃないかな。
だって「価値」を見つめるエッセイだから。