第22話 鬼女

 ~鬼女きじょ……日本の伝承における女性の鬼。一般には人間の女性が宿業や怨念によって鬼と化したものとされ、中でも若い女性を鬼女といい、老婆姿のものを鬼婆という。また土佐国(現・高知県)の妖怪譚を綴った『土佐お化け草紙』(作者不詳)には「鬼女」と題し、身長7尺5寸(約230センチメートル)、髪の長さ4尺8寸(約150センチメートル)の鬼女が妊婦の胎児を喰らったという話があるが、これは本来福島県の発祥である安達ヶ原の鬼婆伝説が土佐に伝わり、地元の話と共に語り継がれたものである。転じて、鬼のように心の酷い女性も鬼女と呼称される。※フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋~


 女性活躍推進法が更に強化され、どの職場においても、婦女を積極的に雇用・採用せねばならない時代となった。そして、我社にもそのお達しが下される事となる。


 しかし、うちの勤め口では絶対に女は働けない。


 何故ならば、ここは暴力団の組事務所だからだ。そして、ヤクザは男にしかなれない。


 てか、それ以前に、「反社会的勢力だから激烈関係ねーwww」と、俺は大爆笑していたのだが、組長から指詰めならぬなるものを命ぜられた。


 そう、俺の性別適合手術により、この問題は解決致しましたのよ。おほほ♡

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