宝物なんだけどね
先日、無事に誕生した娘の
泣く、おっぱい、泣く、オムツ、泣く、泣く、おっぱい、泣く、オムツ…… そして静か過ぎると「息してるよな」と心配になったりして……。
赤ん坊ってそんなもの。
気持ちを伝える手段が「泣く」しかなけりゃそれは泣くさ。
そう理屈では分かっていても、付き合うのは結構シンドイ。
あれほどバイタリティに溢れていた妻が、げっそり痩せてフラフラだ。
俺におっぱいさえあれば、もう少し力になれるんだけれど、この時期父親の出番は少な目。
しかも俺は、卒業式を控え仕事も正念場。4月からの休業に備え、引き継ぎ資料の作成なんかもあるから結構忙しい。
その辺は妻も分かっていて、気をつかってくれるんだけど、目の下に隈を作った彼女を放っておくこともできない。
俺は娘を車に乗せて、連日深夜のドライブに出掛ける事にしている。
今はこれ位しかできなくて申し訳ない。妻が安心して少しでも睡眠を取れればいいんだけれど。
深夜の車内に、陽奈の泣き声と俺のミスチルが響く。
一生の長さを思えば、きっと一瞬の出来事だろうけど、きっついな。
あとちょっとしたら、妻とバトンタッチか。
子どもは可愛くて宝物なんだけれど……果たしてやれるのか? 俺は急激に自信が萎んでいくのを感じている。
*赤城の育休メモ*
子どもの誕生後は「産後クライシス」にならないためにも、夫婦チームとなって対応する姿勢が大事だよ。
産後の女性は、体のダメージもまだ残っていて、大きくホルモンバランスもが崩れているらしい。加えて、逃げられない子育て、深刻な睡眠不足に陥ってストレスMAXだ。
2人で一緒に親になっていくのだから、積極的に出来る事を増やしていこう。
構ってくれないからって泣かない!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます