第13話 ~摩訶不思議、ダダンダウンの……!?~
これが最終指令であるR1-M1のサード・ミッションは、「お笑いトリオのナイトメアー・ビフォア・ハロウィーンズと、「ハァ~イ、全国の女子高校生のみなしゃ~ん、お待たせしました」のダダンダウンがS.O.B.をすべし」であった。ふん。変な
ふん。昨日の
「なはは、ここは絶対に具体的な名前を出されへん、千葉県浦安市舞浜にある某有名テーマパーク型遊園地やん。前々から来たい来たいとは思うとってんけど、何やかんや来られず終いやってんな。なはは、Universal Studi○s Japanの方には何遍も行っとるんやけどね。なはは、出来ればS.O.B.とかやのうて、初めては愛する人と一緒にデートで来たかったわ」
「ふん。念を押して言っておくが圭助よ。間違ってもここの敷地の名称だけは口にするでないぞ。ウォルト・ホニャララ・カンパニーに睨まれたらば、僕達平民なんぞ一巻の終わりであると心得よ」
「なはは、分かっとる分かっとる、ちゃんと分かっとりますがな。せやさかいに、そう心配しなさんなや。なはは、白ハツカネズミやらアヒルやら犬をモチーフとしたキャラクターの名前とか、そない簡単には出さへんて」
「ふん。おい本当に止めてけれ。冷や汗が止まらぬ。しかしまあ、こんな女子供が喜ぶ様な施設のどこが面白いのか。ふん。どうかこの僕に楽しみ方を教えておくれ」
「なはは、そう言う割りには両手に持ち切れんばかりのお土産を購入しよってからに。今日は遊び目的ちゃうからええけど、荷物になるし普通はショッピングとか最後やろ」
「ふん。馬鹿め。これは「絶対に買ってきて頂戴ね」と、両親&妹に頼まれた品なのだ。人気グッズは売り切れてしまうかもしれんだろうが。それに閉館間際は混雑し、ギフト・ショップが入店待ちになる可能性だってあるからな」
「なはは、なるへその。それよか煜にも妹さんが居ったんやな。なはは、ぶつくさ言いながらも家族の言う事を聞いてあげるなんて、ちゃんと
「ふん。僕の所は戸籍上紛れも無く「女」の妹だがな。貴様の所の妹
「なはは、赤の他人ならいざ知らず、血の繋がった身内に
「ふん。僕はアトラクションのベースである原作アニメや映画の方は大好きなのだよ。それを
「なはは、大分苦しい弁解やけど、もうそれでええよ。ホンマに面倒臭いやっちゃのう。この世界的有名アミューズメントパークは全ての顧客(ゲスト)を受け入れ、幸せの提供をしてくれる夢の国なんや。煜みたいな
「ふん。そんな事よりも
「なはは、ホンマやな。めっさ金に物を言わせてるやん。なはは、もしもディズなんとかさんに難癖を付けられても、こないに
「ふん。左様で御座いますな。今回でR1-M1の
「なはは、やっちゃえ日○みたいに言いやがって。よっしゃ、この
「ふん。何とも非の打ち所の無い感服する説明……とは名ばかりの竹を割った様な手抜きだったぜ圭助よ。ふん。もう貴様に用は無い。
「なはは、はいよー……って、なんでやねん。志國三の時にやった新○劇ネタを自然体でやりそうになったわ。ここでこの天丼は
「ふん。……おっと、
「なはは、おおともよ。やったらあよ。この新堂圭助を舐めたらアカンでよ。ギャースからのビエーン!」
「ふん。恥も外聞もかなぐり捨てやがって。だけど芸人としては最高のリアクションよ。僕からのせめてものアンサーを受け取っておくんなまし。貰い泣きからのウエーン!」
「キャハッ☆お取り込みコント中の所、大変恐れ入りますが、ダダンダウンのお二方(特に焔煜
「
「
「なはは、おやおや、こりゃ又ごっさ愛らしいS.O.B.
「ふん。
「なはは、しかも
「ふん。女の子は男の子よりも精神年齢が高いからな。幼少期におませさんが多いのも、圧倒的に少女の方が多いのだよ」
「なはは、せやけどちょい待って。一人だけイレギュラーな子が
「ふん。知れた事よ。このお子様が
「なはは、いけしゃあしゃあと涼しい表情で腹立つわー。ああ言えばこう言いいやがってホンマに
「ふん。嫉妬は見苦しいぞ圭助。……とは言うものの、このままでは身動きが取れんな。何とかしやがりませ圭助」
「なはは、任しとき。こう言う時の為の切り札ですわ。ファンの皆様お
「ふん。彗星の様に卍糧が登場した途端、ナイトメアー・ビフォア・ハロウィーンズの三人は、「わー、真っ白いワンちゃんだー」と僕から離れ、卍糧を交えて仲良く、
「なはは、そうやろそうやろ。この愛らしい者同士の絡みは最強や。かわいいは正義やで。しやけどこれは歴としたS.O.B.対策なんやで。なはは、対戦相手は
「ふん。ゲスいな。いや、セコいな。……うわぁ……
「なはは、何とでも言えや。勝てばええねん勝てば。それにしてもや、ナイトメアー・ビフォア・ハロウィーンズは紅響子のお爺ちゃんプロデュースによるユニットで、その爺さんが
「ふん。そうだな。あの師匠は一体幾ら儲ける気なのだろうな。もう貸してくれているレトロゲームを僕におくれよって話だよ。ふむ。しかしナイトメアー・ビフォア・ハロウィーンズの真骨頂は別にあるぞ圭助よ。僕らと真向かい側の方を見てみなされ。
「なはは、あの人は紅響子ちゃんのお母はんやね。元は
「ふん。人妻でありながら、あの若さと美貌か。これも魔女と言われている
「なはは、それにあの衣装を見てみいや。しゃんとナイトメアー・ビフォア・ハロウィーンズのコンセプトに合わして、自身も昔の衣装である魔女か魔法使いっぽい恰好しとるやないか。先っちょに星型の飾りが付いた魔法
「ふん。なんつってつっちゃったな! そしてきっと彼女はね、ほのぼの日常系漫画かアニメに必ず一人は居る、ほんわか天然系と癒し系を備えた枠なのよ。考えても見ろよ。僕らの周りには
「なはは、仮にも惚れとる女をけったいな
「ふん。
「なはは、五十、六十喜んでやがな。流石に
「ふん。貴様の
「なはは、でっか! ホンマでっか!? T○! なはは、あのボインでお子さんを育てたか思うと興奮す……感動するやんけ~」
「ふん。そうだよな。断じて
「なはは、ちょい何言うてるか分かれへんけど、要はどんな
「ふん。仰る通りです。分かっておりますね。ふふ。貴様を改めて見直すと共に、
「なはは、おっぱいでそこを再評価されるんは、胸だけに複雑な胸中やわ。まあ、二人して長々と
「ふん。所で僕達は何度おっぱいと言ったでしょーか? さぁ~みんなで考えよーう! ふぬ。てか、もう
「なはは、ほんなら俺は左乳をば。
……ふん。何も言わんでおくれ。ただひたすらに最低である。最早ナイトメアー・ビフォア・ハロウィーンズの分析もへったくれも無い、
そんな
「あらあら、まあまあ、お初にお目に掛かります~? ダダンダウンのお二人様~? ナイトメアー・ビフォア・ハロウィーンズのマネージャー兼保護者の紅咲紀と申します~? あらあら、まあまあ、実物の焔煜さんも美青年ですけれど、生で見る新堂圭助さんも中々どうして
「なはは、恐縮です~(緊張)」
「ふん。ふん~(遺憾)←圭助が
「あらあら、まあまあ、ラブリーなサモエドちゃんとも遊ばせてもらっちゃって~? 本日は
「ふん。いえいえ~(緊張)」
「なはは、こちらこそ~(勃起)←なんでやねん」
すると
「あらあら、まあまあ、ダダンダウンさんが手加減をしてくれる呪文を唱えちゃいますね~? え~い、メ○モールフィーフォシエス~? ……うふふ、な~んちゃって~? さあさあ、ナイトメアー・ビフォア・ハロウィーンズのお三人さんも~、そろそろS.O.B.のお時間ですよ~? 最後のネタ合わせをしますから~、そろそろサモエドちゃんからお離れなさいな~? え~い、メタ○ールフィーフォシエス~?」
するとナイトメアー・ビフォア・ハロウィーンズの
Q:これは調教、
「あらあら、まあまあ、それでは
そう言って咲妃さんは、静かになったキッズ
「ふん。おい、圭助よ。年上女性とは鳥肌が立つ程に、
「なはは、せやからそう言うとるやんけ。俺はロリコンの気持ちとか分からんし、
「ふん。誠にもってそうやも知れぬな。取り敢えず咲紀さんのフェロモンに当てられて、僕達には
「なはは、せやな。ティッシュティッシュっと」
と言う訳で、この数分後にダダンダウン対ナイトメアー・ビフォア・ハロウィーンズのS.O.B.と相成る。
先攻は僕達ダダンダウンとなり、鼻に
一方後攻のナイトメアー・ビフォア・ハロウィーンズであるが、精々ネタの出来は学童保育園のお
ふん。
そうやってジャッジが下されようとしたその途端に、この
それは
「ふん。今回のS.O.B.だが、僕達ダダンダウンの敗北で良いです。構わんよな、圭助?」
「なはは、せやね。俺らの負けでええです。こないな最強のカードを切られてもうたら、他に選択肢とかありまへんわ」
この結末に対して、ギャラリー達の惜しみない拍手が鳴り止む事は無かった。これは、今回のS.O.B.を
ふん。結果的には我々の好感度も上がった事だし、まあ、これで良しとしよう。
そんな勝ち組ナイトメアー・ビフォア・ハロウィーンズに駆け寄って来て、彼女らと喜びを共有する咲妃さん。更にそんな咲紀さんの胸元を、穴があくほど見詰めて悦ぶ僕と圭助。うむ。
……ふん? するとどうだろう。何だか咲紀さんが手に持っていたステッキが、僕には
「ふん。おい、圭助よ。咲紀さんの持つ例の魔法ステッキって
「なはは、何をアホな事を言うてんねん。そんなんキャラ作りの為の設定に決まっとるやん。なはは、まさか咲紀さんが行った
「ふん。いや、なあに、その咲妃さんステッキがだよ、
「なはは、
「ふん。あー、そーゆーことね。完全に理解した。←GA○TZ未読なのでわかってない」
「なはは、度を越した
ふん。その気持ちは分からんでもないが、
「ふん。咲紀さんやおっぱいも大事だがな圭助よ、もっと重要な事があっただろうが」
「なはは、せやったな。興奮し過ぎて、危うくド忘れしてまう所やったわ。ほなら
「ふん。その通りだ。そして、僕達がS.O.B.に興じている閒に
「なはは、そんなもんが
「ふん。その上で、僕達がS.O.B.を行った
「なはは、お笑いを愛する者として、お笑いに水を差す行為を、他の高校生芸人達も黙っちゃおれんかったっちゅうこっちゃね」
「ふん。正に文字通り水を放っていやがるからな。これは芸人以前に人として許される事では無い。ふん。なので、昨日の内に一連の
「なはは、
「ふん。それならば昨日のS.O.B.終了後に彼女がだな、ファンシーなデザインに彩られたプロフィール帳の用紙を、直接そっと僕に手渡して来たに決まっておろうが。ふん。僕は別に知りたくもないのだが、番号以外に彼女の好きな物やら性癖情報までもが網羅されていたけどな。ふん。モテる男はつらいぜ」
「なはは、おかしいな? 俺はそんなもん
「ふん。それは駄目だろう。幾ら僕でも本人の許可無く他人に携帯番号などを教えるものかよ。もっと言うと法的にも問題だし、プライバシーの侵害だろ」
「なはは、真面目か。流れでボケろや。そいでその勢いのまま、ホンマにゲットしたろう思うとったのに。なはは、あっ、俺マジでアカンかも。ショックで寝込みそうやわ」
「ふん。恨むなら普通過ぎる貴様の
「なはは、qあwせdrftgyふじこlp、くぁwせdrftgyふじこlp、なはは、ナハッナハッ!」
「ふん。又しても圭助の頭がショートしやがったか。次の出番までには復活しておけよ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます