第12話 綾小路き○まろの世界。

というわけで、前回、「風邪を引きそう」と書いて、そのあとしっかり風邪引いてました、たまきです。。。


年末の得体の知れないひどい風邪に比べたら、いつも私がよく引くタイプ(のどの痛みと熱っぽさと、特に食事をしたあとにすぐに横になりたくなるようなだるさ)の風邪で、市販薬飲んでおとなしめにしてれば数日で治るようなヤツだったんですけど。

とにかく、12月後半は怒涛の予定キャンセルだったので、今回は休み休みしながら予定をこなしたりはしてました。


それと、エ○ソンさんの件ですけど、電話で話がつきまして、新しく買い直した方を着払いで送って、見てもらってます。

それから1週間経つけど、まだ何も言って来てません。その結果次第で、まだ保証期間中の古い方も(送料の3000円はこちら負担らしいけど)送って直してもらえることにはなってますが、どうなるやら。。。


あ、そんなこと、どうでもいいですね。



毎回、更新の間が空いてしまうので、何書こうとしてたんだっけ? ってなっちゃうんですが、それで言うと、それなりの期間カクヨムを離れる前に「続く」って書いてた件を突然思い出したので、それを書いちゃおうと思います。


というのも、昨日、似たようなことがあったので、思い出したわけなのだけど——



昨日、夫のM夫くんが帰るなり、「今日さ、(お札用の長)財布を忘れて行っちゃったんだよ」と。

M夫くんがそういう普通の話を自分からするのが珍しいので、そのせいで大事件でも起きたのかと思って先を待つと、「で、バスの回数券がもうなかったから、小銭で払ったんだけどさ」とのこと。


私「え、お財布あったの???」

M「だから、忘れたのは大きい財布で、小銭入れはあったからね」


なんだ〜(そこまでは極めて普通の話だった)


さらにM夫くんが言った。

「でもさ、昨日、500円玉貯金箱にありったけの500円玉を入れちゃってたから、小銭も少なくてけっこうギリギリだったんだよね」


私「あれ? バスって千円札とか両替できるんじゃなかったっけ?」


M「だから、財布を忘れて行っちゃってたんだってば」


そうだったそうだった。。。(ややこしいけど、話が最初に戻った)



——私のボケ症状、最近とみにひどくなってる気がする。


が、それはさておき、この昨日のやりとりで数年前の私の誕生日にディナーを食べに行った時のことが思い出されたわけです。



その日は、私の方が財布を忘れて行ってしまったんですね〜。

気づいたのは、もうタクシーに乗ってから。


M夫くんが自分個人のお財布は持っていたから、その中に家の口座から落ちるクレカも入ってるし、ディナーのお支払いは大丈夫だねってなった。


で、タクシー降りる時に、”どんな場合でも何かのポイントがつかないとメチャメチャ損した気分になる病い” にかかっている私が、運賃をペイ○イで払おうとスマホの画面を出したら、残高が足りない!!


しかたないのでポイントを使うという設定にして、ギリギリお支払いはできたのだけど、問題は帰りだった。


で、ディナーが終わった時、M夫くんが妙案を思いついた。


「そこのバス停からバスに乗れば、数個先でセブ○イレブンの真ん前のバス停に止まるから、そこで降りてペイ○イチャージすればいいんじゃない?」


素晴らしいアイデア!!

バスの170円 x 2人分は余計にかかるけど、残りの距離の分のタクシー料金にポイントつくね! と私が喜んだことは言うまでもない(どんだけ重い病いなのか。。。)


そして、そのバス停で降りた私たち。


M夫くんは、一本向こうの表通りまで出てタクシーが拾えそうか様子を見て、なんなら乗ってこっちに戻ってくると言って歩いて行ってしまい、私は意気揚々とセブ○の中に入り、チャージ機の前に立ったのだが。。。


——だ・か・らぁ〜〜


私は、お財布持ってないんだよ。。。



いったい誰が何をどうするって話だったのか、混乱した頭で考えた。


そこからダッシュで店を出て、けっこう歩いて行ってたM夫くんを追いかけた。


「M夫く〜〜ん!! ちょっとぉ〜〜」


振り向きながら立ち止まったM夫くんに、「だから、私はお金ないんだから、チャージできないじゃん!!」と言ったら、驚くふうもなく財布からお札出して貸してくれたけど。。。


え、なに? これって、どういうことなの!?


どっちがボケてたの!?

えっ、私!?


って、雰囲気だったんですよ。。。



と、思えばこれは2022年のお話ですけど。


若いころ、会社とかお店とかで中年の人がガチでボケをかましたりするのを、「?」な気分で見てました、私。


もしかして、けっこう仕事できない人? なんじゃないかな、などと内心思ったりもしてました。


そんなこと、いちいち忘れる?

そんな簡単なこと、間違える?

え? なに?? この人大丈夫???


的な。。。


でもね、ちゃんとなるんです、そういうふうに、あなたも、そして私も。


ということが、最近(トシとともに)、よーっくわかります。


だから、昔の会社の大先輩方に心の中で謝ったりもしているのです。



かの、綾小路き◯まろ先生も言ってました。


『言ったことも忘れ、言おうとしたことも忘れ、 忘れたことも忘れる』と。



「忘れたことも忘れる」の域まで行ったら完成。万々歳!!です。


人間って、うまくできてるなぁ、と思う今日このごろです。。。



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る