先輩と私
「なんで、ここ…に」
「なんで?ですか?私は先輩をずっと待ってたんですよ?この30年間ここで、あの時は仕方なく先輩を殺してしまったけど今度は絶対に逃がしません」
30年間ここで待っていた?おかしい、だってこいつの姿は30年前のあの日と服装も変わってない
そんなことより私はあいつから離れようとした。だが…
「先輩?どうして逃げようとするんですか?けど、まぁ今の先輩は逃げようとしても逃げられませんけどね」
身体が、動かない!?
「何を…やった?」
「もう、忘れたんですか?先輩その身体は私と先輩が一緒に創ったんですよ?その身体についての情報は先輩と同じなんですよ?だから早く諦めてください」
そうだった…こいつは俺と一緒に創ったのだ。だから同じくらいの情報は持っててもおかしくない、だがこっちにはまだ見せてない力がある
「それなら!創成・
自分はこの身体を創る前に自分で創った氷魔法を改造した力をこの身体に入れていた
その力はこの身体を強化しそして、専用武法
創成・
これは響音武具の形をした氷。そして、これから発せられる音色は聴いたものを凍らせられる。
キィーン
「うっ、なん…で 、動ける…んですか 待っ…て」
私はあいつの横を通り過ぎてそこから去った…
____________________
ー ソノカ視点 ー
先輩を殺してしまってからもう10年、先輩にあの頃と同じ姿を見せてあげようと思ったから私は研究を続けてやっと不老不死の薬を作りあげた。
そして、まだ私と先輩が一緒に創ったあの子の中に先輩の魂を馴染ませている、だけどもまだ上手くいってないどうしてだろう?けど絶対に上手くいく。
私待ってるからね?
あれから20年…その間に私は先輩と一緒に暮らすための家や家具を揃えた。
そして、私はこの子の身体を毎日拭きながら私は待っていた。
あれから30年経ったけどまだ目覚めない、もう準備し終わったしもう身体に馴染んでてもおかしくないハズなんだけどな〜
まぁあの洞窟に行ってみるか。そう思い私は洞窟に向かった私は洞窟の前に着いた。そして、その中から声が聞こえたそれも女の子私はまさか!と思い待った。そして、私と先輩が一緒に創ったあの子の姿がそこにあった。
そして、その子がこう言った「なんで、ここ…に」
私はやっぱり先輩が起きたんだ。その事実が物凄く嬉しかった、だけどその前に私は先輩の質問に答えた
「私は先輩の事をずっと待っていた」と…
そう私は言った
氷魔導の曲想の旅〜死んだけど生き返ったら自分が創った身体だった!?〜 音月 @hakuneduki
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