第9話遭遇してみた

声という特徴を変えることができる何気にハイスペックな聖夜は気付いてないが姿を含めてもう完全にこっちの世界の住人になっていた声は爽やかなイケメンボイスで顔も整って、いや整いすぎていて見る人を魅了する顔となっていた原因は女神が落とす前に姿形をこっちの世界用に作り替えたからだった

聖夜(俺の生い立ちはどうしよう…決めた!記憶喪失ということにしておこう!)そう考えながら歩いていると一つの馬車が四つも腕がある熊に襲われていた

聖夜(ンッ?戦ってるのは冒険者っぽいな…どうしようかな…状況見てから決めるか……………あれは不味いな戦線が崩壊してる前衛が機能してないせいで後衛の動きも悪い、ありゃ負けるな、助けたいが…待てよ?良いこと思い付いた♪)

聖夜「すみませーーーん助太刀してもーー良いですかーーー」

冒険者「すまないが助太刀頼めるかこのままだと負けそうなんだ!」

聖夜「よっし《纏い》身体強化、部分超硬化(絶影)」ドンッと勢いよく蹴り出すと

熊「ぐおおおおおおおおおお」

ズシャッ

聖夜「うおっとっとっとっあっぶねーこけそうだったこりゃ慣れるまで頑張らないとなぁ」

ズルッドシャッブッシャアアアアアアアアアア

聖夜は気の《纏い》を発動したあとさっき習得したばっかりの身体強化と部分超硬化を使ったのだったそこに聖夜のステータス値が加われば

想像を絶する威力が出るのは当たり前である

というかoverkillであった

冒険者たち「嘘だろ…」「ありえん…」

「まじかよ…」「すげぇ…」

聖夜「すみません大丈夫でしたか」

冒険者1「お前さんすげぇ強ぇな、おっと俺の名前はアーニーってんだよろしく!」

冒険者2「マジかっこよかったっス自分の名前はオットーと言うッス!」

冒険者3「いやぁ~見事でしたね!あっしの名前はベッチといいヤス」

冒険者4「見事でござった!拙者の名前は金時と申す」

聖夜「俺の名前は聖夜と言います」

金時「ンッ?聖夜どのは極東の方の出身ですかな?」

聖夜「いえ、それが記憶喪失でして分かることは自分の名前と年齢、そして言葉と戦い方だけなんですよ…(結構厳しいか?)」

金時「そうでござったかぶしつけなことを聞いてしまいすまなかった」

聖夜「全然大丈夫ですよ?(良かった~)」

?「それなら私と一緒に王都にいきませんか?」そう言ってきたのは

アーニー「ポールさん!すまねぇ俺たちが不甲斐ないせいで…」

ポール「仕方ないですよCランクパーティーの皆さんがいなければ今頃はBランク魔獣のフォースアームグリズリーの腹のなかですよあっはっは、おっと紹介が遅れて申し訳ない私ポール商会会長のポール·アントニーと申します気軽にポールと読んでいただいて結構ですよ以後お見知りおきを」とにこにこ顔で言うポール

聖夜「聖夜と言います一緒に王都ということですが宜しいのでしょうか?俺は何も渡せるものがないのですが…」

ポール「んー、ではこうしましょう!聖夜さんが倒したフォースアームグリズリーを私に売ってくださいそしてこちらからは情報とお金をあげましょうどうです?」

聖夜「(そうだな…こっちにもメリットがあるしあっちも善意でやってくれてそうだ…この話乗ってみるか…)わかりましたそれでそちらが良いのならこちらからはなにもいうことはありません」

こうして王都に向かって聖夜たちは動き出したのであった











  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る