05【ホラー】ケース39
あなた一体何なの!?
今すぐ、私の家から出て行ってよ!!
【ざっくりしまくった作品概要】
ジャンル:ホラー/サスペンス
監督:クリスチャン・アルバート
出演:レニー・ゼルヴィガー/ジョデル・フェルランド/イアン・マクシェーン他
公開:2009年/アメリカ
上映時間:1時間49分
視聴可能サービス:Netflix/Amazon Prime Video(2023年3月現在)
【何となくな感じのあらすじ】
社会福祉士のエミリー(レニー・ゼルヴィガー)が担当になったサリヴァン夫婦はどことなく不気味な雰囲気を持っている。
ただ、娘のリリー(ジョエル・フェルランド)を虐待しているという証拠が掴めず、彼女を保護するという事が難しい。
そんなある日、リリーが両親にオーブンで焼き殺されそうになる事件が発生してしまう。
間一髪でリリーを救い出したエミリーは、彼女の里親が見つかるまで共に暮らす事に決め、彼女のトラウマを癒してあげようとするのだが……。
【どんな印象だった?】
終始不安が付きまとう気持ち悪さがある映画。
可哀想だった被害者が纏う不気味さと、その恐怖がじわりじわりと主人公に這い寄る感じに背筋が寒くなってくる……そんな感じ。
【ネタバレ配慮無しの感想】
本当の加害者は誰なんだろう?
そんな疑問が浮かぶのがこの映画。
結局、最後のオチはお得意のお約束オチとなってしまうのが残念だが、そこに至るまでにずっと気持ち悪い不気味さがついて回る。
始めは虐待されているのではないかと心配される可哀想な被害者。
小さな女の子が大人を相手に何が出来る? と思いたくなるほど両親の態度や奇行は第三者に不安を抱かせると言った感じだったのに、両親から少女を保護した後から少しずつ何かが狂っていく。
という感じで、なんちゃら系には良くあるパターンな気がするんだが、何て言うか、リリーの行動や表情が地味に怖い!
普段は無害な可愛い女の子なのに、偶に見える凶悪な面に容赦なく不安が掻き立てられ、落ち着かなくなってしまう。
あと、大量の蜂は地味に怖い。
精神感応で実際にそれが起こっている訳じゃ無いって分かってるんだが、脳が思い込んだことは色んな事を騙すから、それが本当だと思い込んでしまったら最後、もう絶望しか感じないっていう感じの表現が素直にすごいなぁって思ってしまった。
そんなリリーから何とか逃れたいエミリーが必死に見せる抵抗が割と物理的なもので、そりゃ防げないよな無理だよねって思ってしまうけれど、実際に自分が同じ状況に置かれたらエミリーほど行動は出来ないだろうなと思ってしまうから、やっぱりエミリーは強い女だ。
覚悟を決めた後はちゃんと立ち向かう戦う女に変わるところも好感度が高いかな。
だけど少しだけ。見終わった後に寂しさや悔しさを感じてしまうのは、エミリーもリリーも決して幸せな人生では無かったからなのかなって。ザックリ見ただけだから、もしかしたら認識がズレてるのかも知れないけど、個人的にはそう感じたよということで。
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