僕は僕の日々として
振り返れば長い旅路だったな
悲喜交々を引き連れて
時に過去の己の無力さを嘆きながらも
辞めることなく歩いてきた
認められない自分を認められるその日を
離れていった人を忘れることは出来ないから
せめてそんな自分だから描ける世界を夢見て
ダメな奴なりに這って生きてきた
言いたい言葉、言って欲しかった言葉を
地の果てまで探し続けて
それをようやく見つけた時に見た雲間の夕焼け
あれは一生忘れる事は出来ないな
後悔だらけのそんな僕が
そういうことをようやく言える場所まで来たんだ
これからだってやることは変わらない
でも気付けば本当に世界は変わってたんだ
もう「死にたい」なんて言わないぜ
でも「死にたい」と言ってた日々は否定しない
そういう夜があったから言える言葉があった
今やそういう夜に感謝してる
愛した人を嘆くことももうやめよう
形はどうあれ息絶え絶えにも未来はあった
未練を言うなら未来を言おう
それが今できる最高の償いだから
失った物は多いが残った物もある
宛ら焼け野原になった廃墟に立っているが
広く見れば何も珍しい事じゃない
今日を終わりじゃなく始まりにするんだ
失敗だらけの僕だから言える言葉を
誰に望まれなくともこれからも紡いでく
今や形は変わったけれど
僕が書いてる言葉に間違いないから
僕は僕の日々として
過去を無いものにしないために
目に見えない誰かに負けない為
今日も生きてくことにするよ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます