忌まわしき過去に告ぐ

僕ら対世界

理不尽だらけの世の中に

人を思いやる余裕なんかなくて

誰もが何かを拠り所にして

今日という今日を生き続けてる

誰もが花のような綺麗な夜の裏には

誰かにとっては死にたい夜があって

それぞれを知ることはきっとないから

相反する世界は交わらずに今日も過ぎてく

この世には知らなくていい事が溢れてる

今日やってた県内ニュースの殺人事件は

他の地域の人達には知る由もない

そういう風にこの世界の均衡は保たれてる

そういうふうに見れば

『世界』ってのは冷たいもんで

今日とて醜いものには知らんぷりを決め込む

そして見捨てられた僕らはボイコットを決行

『僕ら対世界』はきっと終わらない

僕らの寝込みを奴らは器用に襲い掛かる

そうしてありふれた日常を奪い去って

それでも何度でも僕らは立ち上がってきた

君の世界はどうだろう

上手くやれてるなら問題ない

でも気を抜くな

その瞬間に君の日常すらも奴らは奪い去る

だが忘れないで欲しい

君の孤軍奮闘は君だけのものじゃない

今日もどこか離れた所で誰かも戦ってる

そういう意味では君は独りではないのだ

会うか会わずとも

同じように今日の孤独を抱える誰かの為にも

君はまだ死ぬべきじゃない

そんな君の戦いの健闘を僕は願っている