第16話 第0の願い

銀色王子こと、シグが『第1の願い』の内容を話す。


「それじゃ、僕が説明する。『第1の願い』は、『設計図に基づき、魂を持つアンドロイド(以下、シグ)を作成し、ドクトル(通称)の保有する宿主の権利を共有するものとする。また、『第2』以降の『願い』に関しては、シグが提案し、研究職員三神賢一郎の承認を得た場合にのみ発動を許可するものとする。また、その際……』」

「長え―――――――よ!!!!!」


銀色のが言い終わるのを待ちきれず、ツッコミを入れてしまった。これはあれだ、願いそのものを『契約書』の条文にすることで、『悪魔の願いデヴィリオン』の流れをスムーズにして、難しい願いの敷居を下げてるってことだ。X-FILESでモルダーが『悪魔の願い』を実行しようとした時に試そうとしたヤツと同じだ。だからって全部読み上げんでも……。三神のおっちゃんが補足する。


「ま、一言で言うと、『設計図通りシグを作って宿主にする』ってことだね。


一行であらましを説明できるヤツは、仕事が出来るヤツだ。感心感心。


「っつーことは、王子サマの『第1の願い』は常時発動してるってこったな。オレ達と同じだぜ。なっ、ヴァイオラ!」

「そうだね! へへっ」

「へえ、それは興味深い。順番が入れ替わっちゃうけど、君たちの『第1の願い』をぼく達に聞かせて貰っても良いかな?」

「はい! えっと……あの……その……。ええと……」


ヴァイオラが説明しようとしてフリーズし、顔が真っ赤になっていく。シグの『第1の願い』があまりにも「ちゃんとしていた」ので、死ぬほどピュアすぎる自分の『願い』がこっ恥ずかしくなり、口に出せなくなってしまったのだ。


「あー! ヴァイオラの『第1の願い』は、『オレ様と友達になりたい』……だよ! そんなに恥ずかしがんなくてもいーだろ……」

「……だって……」


ヴァイオラは恥ずかしさのあまり、顔を両手で抑えて頭から湯気が出ている。それを聞いて何故かエリザベートちゃんが目をきらきらと輝かせる。


「ええ……! 素敵じゃないですか! なんでも叶う『願い』なのに、悪魔と友達になりたい、だなんて……! 信じられない。私、感動しました……!」

「あ、ありがとうございます、エリザベートさん」

「彼女は汚れた世界ばかり見てきたから……、おっとゴホン。何でもない」


エリザベートちゃんにギロッと睨まれ、咳払いして誤魔化す三神のおっちゃん。こういう端々から組織内のパワーバランスが露見していくのだ。


「――『第2の願い』は、君と同じだ。『悪魔を鎧として纏う』こと。本来はもっと長い『願い』だけど、以下省略するよ」

「ヴァイオラの『悪魔装纏デヴィル・ドレスト』とほぼ同じだな」

「デザインが好き。フィギュアにしてお部屋に飾りたい」

「……アレは私のデザインだ。素晴らしいだろう」


ヘッジフォッグがドヤ顔をして鬱陶しい。


「――『第3の願い』は、『因果を断ち斬る力』」

「……もしかして、オレらの必殺カウンターが発動しなかったのってソレか……?」

「その通り。『カウンターが発動する』というを斬ったんだ」

「それで、発動することそのものをさせたんか……」

「え、え、どういうこと……?」

「今後の予定をドタキャンさせる能力ってことだよ」

「うーん?」


ヴァイオラは今ひとつピンと来ていない。実戦で何度か受けてみた方が良さそうだ。まあ、この『願い』には弱点が一つある。シグの予想・反応速度を上回る攻撃が向かってきた場合には、対処できない。そのためヴァイオラの最後の踵落としを貰ってしまったのだ。強いが、過信しない方がいい『願い』ということだ。


「――『第4の願い』は、『電子空間で活動できる力』」

「うーむ、対ベアス戦で活用できそうな能力だな……?」

「そのようだね。同様に、電子空間に棲まう下悪魔げあくまや、他の敵対勢力が発生する場合も想定している。我々の敵は『宿主』だけではないからね」


最近『宿主』との関わりが激しすぎて忘れていたが、いたなそんなの。下悪魔げあくまと、『悪魔使いディアボロスタ』か。奴らの活動や、『他の敵対勢力』についても、あとで要確認。


「そして『第5の願い』は、『第1~第4の願いを強化する』」

「最後の最後で、一番わかり易いヤツをぶっ込んできたな。ただ、これで納得がいった。どの『願い』も正直、まあまあ実行難易度が高い『願い』なんだよな。それを短期間で高い完成度に持っていくためには、『コスト』が必要だ。『第5の願い』でそれを支払った、ってこったな」

「ええ、仰るとおりです。ただ、『第5の願い』には、ギミックが仕込まれています。それが派生する『技能』となります。では、シグ……」


エリザベートちゃんがシグに視線を送る。シグはこくりと頷き、『白銀のアストリオン』を集中させていく。何が起きるか判らないヴァイオラとオレ様は、なんとなくヤマドリヤシの影に隠れた。


「『第5の願い』を再発動。『を強化』」


ゴッ! と『白銀のアストリオン』の密度が爆増、銀髪が全てトゲトゲに逆立って、バシバシ! というSEとともに雷のようなエフェクトが加わった。


じゃねーか!」


思わず直球なツッコミをしちまった。おいおい……。個別に強化を割り振れんのかよ……。汎用性がメチャクチャ高ぇ。IQ高いヤツが考える『願い』って感じだ。


「『願い』に『願い』を掛けることで、能力値がされることも判明してます」

「あと、強化を別の『願い』に切り替える際、できる仕様になっている。シグ、そのまま違う『願い』に切り替えてくれ」


「『第5の願い』で『第2の願い』を


待ってましたとばかりにヘッジフォッグが変形し、シグの身体に装着された。『第5の願い』の影響で、『悪魔装纏デヴィル・ドレスト』の見た目が大幅に強化・変化している。『強化形態リーンフォースメント・フォルム』ってとこか。ヴァイオラが目をうるうるさせながら感想を述べた。


「トゲトゲが雷っぽくなった…! あと腕から魚のヒレみたいに剣が生えた!」

「もはや小学生の感想じゃねーか!」

「『第1の願い』は常時発動なので、20+20*20=420% の出力になります」

「並行発動が足し算で、強化発動が掛け算になんだな」

「420%!? 普通に『願い』を叶えきった『宿主』より四倍も強いってこと?」

「いえ、更に『アストリオン』の絶対量が掛かるので、一概にそうとも言えません」

「後でシグの『能力』『技能』をまとめた資料を配るので、目を通しておいてくれ」

「あ! そうだ……質問良いですか?」


ヴァイオラが何か、気になることがあるらしい。学校で先生に「誰か答える人~!」と言われた時みてーに、ピッと手をまっすぐに上げる。


「はい、ヴァイオラさん」

「シグの『白銀のアストリオン』は、んですか?」

「……? どういうこと?」

「そうかヴァイオラ。ここの連中はシグの『白銀』しかサンプルが無いから、違いが分かんねーんじゃなねーか? オレたちは、『翠緑』『暗青』『黄金』『極彩』『紅蓮』『漆黒』『白銀』と、七種類全部見てる。あと、オマエの『翠緑』もかなり特徴がハッキリしてるしな」

「そっか。なら、実演したほうが早いね」

「実演……?」


オレたちのターンだ。


「それじゃ、始めますね。『願い』から順を追って説明します」

「まず、『第1の願い』は、『ヴァイオラとオレ様が友達になる』だ」

「友達……か」


シグが一言、呟く。そしてボードを持った研究員達が続けざまに質問をしてくる。記者会見でどうでもいいことを謝らせられてるアイドルみてーな気分だ。


「抽象的な『願い』だけど、なにか気になる効果はあった?」

「そうですね……、バロックの性格が人間っぽくなった気がします」

「ヴァイオラの笑い方が悪魔っぽくなった」

「(――なるほど……。ポジションとしてはシグの『第1の願い』に近いか……)」

「(――相互作用が働いて『願い』が叶いやすくなる可能性がありますね)」

「(――『悪魔数3』、つまり基礎値が約 33.3%……)」


研究員達が大真面目にレポートを記していく。


「――『第2の願い』は、『バロックを鎧化して纏う』です」

「オレ達は『悪魔装纏デヴィル・ドレスト』と呼んでるぜ」

「『第2の願い』を再発動…『悪魔装纏デヴィル・ドレスト』!」


オレ様がアーマー化し、ヴァイオラに纏われる。につれてアーマー化に要する時間もどんどん短縮され、今はほぼ瞬間的に装纏ドレスト完了する。三神のおっちゃんが軽く考察を入れる。


「『悪魔数3』の願いだから、33.3+33.3=66.6% の出力。『通常形態デフォルト』同士だと、ヴァイオラ君の方がシグより強度は高いということになるね」


最後の一つ。これはもう、説明するより見せたほうが早い。


「――『第3の願い』を再発動。『悪魔の設計図デモンズ・プラン』!」


装纏状態のヴァイオラが『アストリオン』を掌の上に収束させると、青碧色のワイヤーフレームで組み上がった複雑な紋様の球体が浮かび上がった。研究員たちの間からどよどよ……というざわめきが起こる。三神のおっちゃんが顔色を変えて質問してくる。


「それは一体…? 一見しただけでも、普通の『願い』でないことは解る。解説してもらってもいいかな」

「この『願い』は元々、オレ達のじゃねーんだ。オレ達の『第3の願い』を使って、悪魔ゴーティオンの『宿主』からコピーした。『支配下にある悪魔を再構築』する機能がある」

「ゴーティオンの『宿主』はこれを使って、わたし達の『悪魔装纏デヴィル・ドレスト』を再現していました」


研究員達がざわめいている。その中の一人が尋ねる。


「悪魔を作り直す『願い』とは……! そんな事が可能なのか……。し、しかし、それをどうやって使うのでしょうか。悪魔を再構築するにしても、『悪魔装纏デヴィル・ドレスト』とほぼ変わらない結果になるのでは……」


その疑問を受けて、ヴァイオラが『収納』してあった『黄金のメダイユ』と『漆黒のメダイユ』を取り出した。二つの『メダイユ』はヴァイオラの『アストリオン』に反応し、それぞれの光を仄かに放っている。ヴァイオラは『黄金のメダイユ』を選択すると、『悪魔の設計図デモンズ・プラン』にカチッと嵌め込んだ。


「これを使います」

「その『メダイユ』は……! それを使うんですか……!? 一体どうやって……」

「……『黄金・星紋顕現ゴールデン・アストラ・リヴェレーション』!」


『黄金のメダイユ』を嵌めた『悪魔の設計図』がブゥン……という音を発生し、オレ様のアーマーが『黄金形態ゴールドフォルム』に変化した。すなわち、ジョゼとウォルコーンの意匠がヴァイオラに纏われ、『黄金のアストリオン』が右半身に宿る。


「形態変化した!」

「『アストリオン』の色が変わった……!」


研究員達がザワつく中、シグが目を見開く。そしてジョゼにぶん殴られた顔面の辺りを無意識のうちに抑える。


「その金色の光は……! あの女悪魔の……!」

「『黄金の蔦』」


ヴァイオラが右手の上に灼熱の『蔦』を出現させる。500℃ の熱が周囲の研究員達を熱し、部屋の温度がどんどん上がっていく。そこでハッとしたエリザベートちゃんが慌ててヴァイオラを止めようとする。


「あ! ちょっと待って! それ消して……」


プシャ――――――……! と、スプリンクラーが作動して、その場の全員がびしょ濡れになってしまった。あーあ……。上着を脱いでいたエリザベートちゃんは、白い開衿シャツが濡れ透け状態になっている。


「あぁー……濡れてしまった……」

「火災を感知してしまったようです!」

「ヴァイオラさん火を消して下さい!」


うーむ……エリザベートちゃんはびしょ濡れになって、余計美しさが際立っている…。ヴァイオラは『黄金の蔦』を引っ込め、左手から部屋全体に『黄金のアストリオン』を包み込む。たちまちスプリンクラーが停止し、びちゃびちゃになった室内のがシュッと乾いた。


「えっ!? か、乾いた!?」

「……!」

「『黄金のアストリオン』。火炎や熱を出す他、破壊された物体や状態を修復したりする『小さな願い』が得意です。そしてこれが……」


ヴァイオラが左手の上に『翠緑』の光を集中させる。と、今度はそこにすみれ色の、ヴァイオレットの花が一輪咲いた。


「『翠緑のアストリオン』。色々試した結果、怪我を治したり、生命を生み出す『小さな願い』が、最も簡単に叶うみたいです」


と言いながらヴァイオラはテーブルの上に鉢植えを作り、そこに花を植えた。んで、その鉢植えを持って、部屋の隅の方に移動させた。


「生命まで生み出せるのか……!」

「(どの程度の生命まで生み出せるのですかね…)」

「(倫理的にどうなのか……しかし、我々もシグを生み出しているわけだし……)」


ヴァイオラはもう一つの『漆黒のメダイユ』を嵌めた。オレ様は一応「オイ、大丈夫か?」と確認した。「うん。コントロールできるから」という返事が帰ってきた。


「……これが『漆黒のアストリオン』です。皆さん、すみませんが出来るだけ部屋の端の方に避難して下さい」


研究員達が焦って壁に移動してヤモリのように張り付くと、ヴァイオラは右手から黒い雫を一滴垂らす。テーブルがまるで溶けるように、『漆黒のアストリオン』に喰われていく。1メートルほどの穴がぽっかりと空いたあたりでヴァイオラは指をパチンと鳴らし、『漆黒のアストリオン』を消した。


「『漆黒のアストリオン』は、何もかもを喰らい尽くす性質があります。これは『宿主』も『悪魔』も、『アストリオン』をも飲み込んでしまいます。物理的にはほぼ無敵の能力だと思います」

「オレたちが『漆黒のアストリオン』を相手にしたときは、手も足も出なかったよ」


ルーム内が静まり返ってしまった。ごくり……と生唾を飲む音が聞こえる。


「『第2・第3の願い』を解除」


ヴァイオラは『星紋装纏アストラ・ドレスト』と『悪魔の設計図デモンズ・プラン』を解除した。三神のおっちゃんがテーブルに戻り、計算をしている。


「ありがとう。『第3の願い』は、強化発動として機能していた。ヴァイオラ君の最大出力は……なんと。33.3 + 33.3 × 33.3 = 1142.19% 。実に11.42倍の出力ということになるね。本当に……」


三神のおっちゃんがはぁぁ……、と深い溜め息をついた。


「……敵じゃなくて、良かったぁ~~~~~~~」

「本当ですね……。ヴァイオラさんが良いで良かった。それに、新たな情報まで提供して頂いて。『アストリオン』の色彩によって、性能に差があったとは……」

「『アストリオン』の色彩についてまとめるぜ。『翠緑』は治療、『暗青』は先見、『黄金』は灼熱、『紅蓮』は破壊、『漆黒』は侵触で、『白銀』と『極彩』は不明だ。オマエらメモったか?」

「は、はい!」

「となると」


エリザベートちゃんがシグの方を見る。シグはひとつ頷いた。


「シグの『アストリオン』が何に対して特徴を持つか、調べなければ」

「あ―――、ゴホン。ひとついいか」


オレ様はうやうやしく挙手する。


「『白銀のアストリオン』の特徴、多分ワカったぜ」

「ええ!? ど、どうして!?」

「これまでの経験上から話すが、『アストリオン』の特徴は、『第1の願い』の内容とリンクしている。転校したばかりで友人の居ないヴァイオラの願いは『友達』。心を癒やすためだ。未知の状況に追い込まれたモディウスの願いは『知識』。先を見通したかった。父親を殺された怒るジョゼの願いは敵の『殲滅』。燃えるような怒り。極限の飢餓状態にあったベルゼの願いは『食事』。全てを喰らい尽くす……。では、シグの『願い』は?――『設計図通りシグを作って宿主にする』だ。さあ、これはが願った?」


オレ様の長々とした弁論を聞き、エリザベートちゃんが人差し指を立てる。


「ドクトル……!」

「そう、世界の平和を願ったドクトルの願いは、シグへ宿主の権利を『共有』することだった。そして、これまで『白銀のアストリオン』をどのように運用してきたか考えれば、自ずと見えてくる、だろ?」

「特殊部隊の装備強化、アストリオン傷の治療薬、特殊車両の燃料や、性能アップ。そうか。まさしく知恵の『共有』だったわけか。『アストリオン』を利用した『道具』を製作し、皆に分け与えた」


三神のおっちゃんが正解を導き出す。オレ様が補足する。


「ついでに言うと、色相の関連性もある。『翠緑(治療・守護)』の逆が『紅蓮(殺戮・破壊)』。『暗青(知識・宗教)』の逆が『黄金(現象・科学)』。『漆黒(喰らい尽くす)』の逆は……、『白銀()』となる。っつーわけだ」

「なるほど。『アストリオン』とは、その人間が元々持ち合わせているがパワーソースになっているという訳か……。さしずめ、『第0の願い』――と言ったところだね」


ウマいことを言う。三神のおっちゃんは本質を見抜くがあるみてーだな。


「ともあれ王子サマは、今後に備えてアイテム作りしといた方がいいぜ、きっと」

「――わかった。研究員の皆さん、必要な物品のリスト作成をお願いします」

「わかりましたー!」


これでミーティングはおしまいになった。マッジで疲れたぜ……、明日からはシグとオレたちのタッグ戦を特訓する。ヴァイオラのママさんには、しばらくここに泊まる事を、エリザベートさんから上手く伝えておいてくれるそうだ。テロ事件に巻き込まれたので保護したとか、『数字』が出ていない人間は世界でも極少数なので、研究に協力してほしい、とか何とか。


「――それと、便宜上コードネームを使用しています。シグはエスと呼んでいますので、ヴァイオラさんはファオでいいでしょうか。」

「分かりました(やった! 何かカッコイイ!)」

「オレ様にはねーのかよ!」

「悪魔には個人情報が存在しないので、隠す必要はないです」

「ええーっ! ヴァイオラだけずるい! 悪魔差別だーッ!! きぃぃいいい!」

「そういえばこの研究所って、名前はあるんですか?」

「はい。EINアインといいます」


――ナルホドな、とオレ様は思った。



to be continued...

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る