ありふれた日常に潜む……

ありふれた日常の一コマを描いた前半は、それがとても自然過ぎて、まるで主人公になった気分に。ところが、ある事件に巻き込まれた事により、意外な展開を見せ、急速に話は進展していきます。そして予測不能のラスト……。読み終えた時の孤独感、不条理感、そして短い話の中に描かれたドラマチックな深遠さは、心地よい満足感を与えてくれます。

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俺か?(良心)