交易
1ヶ月後
俺は、木を切り倒し。
ガドムから、ミスリルを手に入れ。
ゲイルが、魔石?
を、結構持ってきてくれる。
それらを使い、色々な物を作った。
中でも、オフロードバイク!
動力は、魔石を使い。
木材を少し殆どは、ミスリル製。
速さ、70キロ位出ていると思う。
メチャクチャ楽しい!
異世界初となる、バイクではないだろうか?
これは、非売品だ!
皆も、欲しがったが。
三輪車と、自転車で。
我慢して貰った。
三輪車を乗りこなす、シシとララ。
可愛すぎる!
結構魔石を使うので、自分用に取っておきたいと言うのは内緒だ。
ゲイルは、かなり迫ってきたが。
なんとか、断った。
異世界の品に、興味津々だったので。
輪ゴムを使った、ミニカーなる物を上げた。
ゴムは、精霊さんに。
ゴムの木って知らない?
と、聞き。
「これかな?」
「これじゃない?」
「これでしょ?」
色んな木を、生やしてくれた。
一つ一つ触りながら、ゴムになれと。
物作りスキルを、使用すると。
いくつかの木で、作ることができた!
不思議な事に、俺が創造したとおりに出来上がる。
輪ゴムや、自転車のタイヤ。
こんな便利でいいの?
鳥肌が立つ程、ビックリする。
いつか、車も作ってみたい。
ホント!
楽しい。
作りたいものが、簡単に作れる。
勿論、作れない物もあるが。
生命は、作れない。
例えば、精霊さんに頼んでいる。
草や木。
後は、電池。
雷魔法が、使えるし。
行けると、思ったのだが。
無理だった。
電気製品系は、何故か無理みたいだ。
魔石がある世界なので、神が簡単に作れないように。
したのかも、しれない。
まぁ、別にそれはいい。
オフロードバイクを、作れば。
それは、乗りたくなるよね。
最近は、ユカリさんも料理を習う時間が減り。
一緒に、いる事が増えたので。
2人乗りで、お出かけする。
腰に回された手が、細く白い。
背中の感触が堪んない。
でも、進展は無かった。
俺が、どう口説いて良いのかわからなかったし。
彼女の気持ちも、自分に向いているのは間違いないと思うが。
それが、恋愛対象としてなのか?
母親のように、慈愛に満ちた気持ちなのかわからなかった。
昔、いい感じの女性に。
告白した時。
周りからも、100%オッケー貰えると言われていたが。
恋愛対象では、無かった。
と、言われた記憶があり。
中々、告白に至らなかった。
ある日、ヒヨとユカリさんとチカ達牛女性。
5人で会話してる所に、通りかかった。
「ユカリさんに前にも聞きましたが、ユウさんと何にもないの?」
チカが、そんな事を聞き。
俺は、通りすぎずに。
物陰に隠れ、聞き耳を立てる。
どんな答えを、返すのだろう?
「何も?とは?一緒の家で、暮らし始めて仲良くしていますし。何を不思議な物を見るようにするのですか?」
「もしかして、ユカリさんは恋愛したこと無い?」
「恋愛?ああ、人族が言う結婚ですか?私は、魔物。今は悪魔ですが、人族ではありません。ユウさんに相応しくありません」
「なら、何で一緒に暮らしてるの?他の女性が、抱き着いたりしても引き剥がしたりしてたような?」
「そうでしたか?」
悪魔だけらとか、魔物だからとか、俺は気にしないんだけどな。
今は、見た目人族と変わらないし。
魅力的な女性にしか見えない。
1度今の姿で、糸を出す姿を見た事がある。
俺がいないと勘違いをして、糸を出していたそうだ。
が、その時ズボンを脱ぎ。
お尻部分が、魔物の時のお尻に変わっていたので。
俺は、興奮したりしなかった。
まぁ、何故か見すぎて叩かれはしたが。
ふと、そんな事を考えていたら。
ヒヨと、目があった気がした。
でも、ヒヨは気づいていないのか?
ユカリさんを見て。
「じゃあさ。ユカリさんは、ユウの事を家族と思っているのかな?」
俺の、心臓辺りがズキンと傷んだ気がした。
「家族?そうですね家族ですね」
その言葉を聞いてしまい、その場を去った。
その後、3日間位。
誰から、話しかけられても。
殆ど反応しなかったらしい。
それを見て、ヒヨは反省したらしい。
本当は、俺がいた事に気が付いていて。
わざと、そう言う風に聞いたのだとか?
多分ユカリさんなら、家族だと答えると思っていたそうで。
でも、ユカリさんは。
ユウさんの事を、好きだと思うとも言ってくれた。
ヒヨも、俺の事が好きだから。
いつでも結婚しようね。
なんて、冗談も言ってくれた。
余程、俺は弱って見えたのだろう。
交易の方は、順調で。
食料も増えた。
人数が増えたので、消費量も増えたのだが。
こちらは、ミスリルばかりでは無く。
俺が作った、家具や。
皆が、狩りで得た魔石。
ブー太郎が、俺が描いた。
アニメキャラクターを、木彫りにして見たら。
意外と、人気なんだとか。
漫画を、書いたら売れるかな?
絵心が、ある人がこの村に来たら。
作って見るのも、いいかも知れない。
シャルに、任せっきりになっているが。
この間、手伝いに行ったら。
元シャルの部下達が、運んでくれていて。
俺が、シャルを奪ったと思われて。
皆から、睨まれてしまった。
それからは、手伝いに行くのをやめた。
何か怖いし!
俺は、シャルを勧誘してないし!
悪く無い!
無罪を、主張する。
最近、ダンとピクシーが楽しそうに会話しているのを見た。
最初、仲が悪かったのに。
意外だ。
何か、ピクシーが魔物から攻撃を受けピンチの時に。
ストーカーしていたダンが、助けてくれた事で。
仲良くなったんだとか。
チカ達、牛魔物三人組は。
毎日、乳を出してくれる。
最近は、俺が教えたチーズ作りにハマっている。
チナ、チヨ、チカ、の3人は。
最近、子供が欲しいから。
結婚して!
と、迫ってくる。
どうやら、シシとララの可愛いさに。
自分の子供が、欲しくなったみたいだ。
俺も、二人を見ていると。
子供が欲しいと、思ってしまうし。
気持ちは、わかるのだが。
そこは、恋愛をして。
結婚してから、相手と頑張って欲しい。
個人的な事だが、異世界に来る前は。
貧乳好きだった!
だからといって、巨乳が嫌いな訳ではない!
ユカリさんは、巨乳だし!
3人には、いい人が見つかるように。
交易品の交換の日は、憩いの場に行くように伝えた。
もしかしたら、気にいる人が見つかるかも知れない。
頑張って欲しい。
こんな風に、スローライフを皆で送っていけたら。
幸せなのかな?
そんな風に、思っていた。
転生したけど要望と違う!スローライフなの? @dairidai
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