第2話神社にて
お札をもとのところへ返そうと思い、バイトの休憩中先輩にお札が貼ってあった場所を確認した。先輩はニタニタと笑いながら、「ビビったろ」と聞いてきたが、もう一度貼ってあった場所を確認すると、不満そうな顔で神社裏の祠に貼ってあったと話す。先輩は「お前つまんないな」と言い、休憩室から出ていった。「つまんない、、」昔からよく言われる言葉だ。
19時、バイトが終わり自宅に帰りテーブルに置いてあったお札を持ってあの神社へ向かった。先輩の言った通り神社の裏には祠があった。私はお札を祠に貼り付けた。お札の粘着が弱まっていたので、家から持ってきたセロハンテープでお札の四隅をとめた。
お札の貼り付けが終わり帰ろうとした時だった。
祠の辺りから「無駄だよ」「100日呪うよ」と声が聞こえた。私は祠の後ろに誰かいないか確認したが、誰もいない。念のため、祠の中に顔を入れて確認したが特に何もなかった。空耳と思い、そのまま自宅へと帰った。
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