第71話 後日談
一週間ほどクリフは寝たきりで生活することになった。
最初の三日は寝台の上から動くことができず、気絶するように眠り続けた。
何度かドラバイト卿が
タウンハウスのメイドたちは
食べるものひとつとっても自由にはならない。
大量の
それでも五日目には自分の足で歩くことができるようになり、六日目には短時間なら散歩に出てもよいということになった。
このタイミングをクリフはずっと待ち続けていた。
七日目の朝、ジェイネルは国王陛下へ
朝食にあたたかいミルク
タウンハウスの周辺は静かで人気がない。
休み休み、歩きながら女神教会の広場まで行くと、少しはにぎやかな人の
屋台や通りの店で朝食を食べる労働者たちと、それに
商品を
人々は彼らから新聞を買い、それを話題にあちこちで議論の花を咲かせていた。
迷宮街にも
こんな
クリフは広場の階段の端に腰かけた。
すると、身なりの
「
男は新聞を見せながら言う。
汚ならしいコートのポケットには残り四分の一ほどとなった
クリフは男が差し出した記事の見出しをちらりと見て、言った。
「悪いが、俺にも学がなくてな」
「はははっ、バカを言っちゃいけませんや」
男は
「新聞を読んでくれと言われたとき、本当の文盲なら見出しなんか見もしませんや。それに今日の一面記事は、アルコール中毒患者の増加にともない
男はそう言って
すると、
屋台を開いていた男たち、女たちが
新聞を売り歩いていた子供たちも商品を手に
気がつくと広場には男とクリフだけが取り残されていた。
「——思うに、思考というのは何よりも
男はもはやだみ声ではなかった。
深く、
「私が誰だか、君も気づいていることと思う」
彼は
その下には、つんと
アルタモント卿である。
みごとな変装だった。
その出で立ちで以前に見かけたときと同じなのは黒髪くらいなものだろう。
クリフは
本気で息が止まるかと思ったのである。
「…………どうなってるんだ、声や姿だけでなく身長まで違ってるぞ。探偵の館で見かけたときは、確かもっと長身だった。レガリアの力でなければ
「レガリアを
「俺を
「いや、これはいたずら
「いたずら心ね……」
クリフは誰もいない広場を
ここに先ほどまでいた人々は何者なのだろう。
いずれの方法にしろ、いたずらにしてはあまりにも
「ジェイネルから話は聞いている。私と
アルタモント卿はそう言った。
探偵裁判の後、体力が戻りはじめた頃に、クリフは
ジェイネルはまったく乗り気ではなかったが、クリフがぜひにと頼みこんだのだ。
「……いや、復讐じゃない。俺はあんたと交渉がしたいだけだ」
「私と交渉か……」
「そうだ。対話でもなく、相談でもなく、交渉だ」
「内容は?」
「ラトを自由にしてほしい。この先、あいつがどんな道を進むにしても、好きにさせてやってほしい。たとえ探偵騎士にならなかったとしてもだ」
「
アルタモント卿はどこまでもおだやかな表情で会話を続ける。
「あの探偵裁判で
「我々が彼を名探偵にするべく、どれほどの労力を
「
「ほう、いまの君に影の貴族と交渉できる材料があると思えないがね」
「そうだな。毒の影響もまだ完全に抜けきってないんじゃ、あんたも俺なんかの話を聞く気にはならないだろう」
「肉体が
「自分を王国と
アルタモント卿は軽く首を
「何か間違ったことを言ったかな」
「さあ、俺は
クリフは
「もしも体調が戻ったら、俺はかならずあんたに会いに行く。どんな手段を使っても、そのときは剣と暴力を連れていく。あんたが対面するのは
「わからないな。なぜ、君が私にいまそうした話を
それはアルタモント卿が言う通りだった。
暴力を
「それでも会ってもらうぞ。ここで俺は一枚目の切り札を切るからだ。もちろん、パパ卿のことだ」
「……なるほど。それもいくらか困難がつきまとう手段だとは思うが、彼はラトの父親であることを優先するかもしれないな」
「そう
「だが、私の
「当然そうなるが、幸いにも全員ではない。デリー夫人とスティルバイト卿は俺の敵にはならないだろう」
「何故だね?」
「たとえば、もしもデリー夫人の身に何らかの危険が
アルタモント卿はクリフの表情をじっと覗き込み、再び広場に目を向けた。
「……あながち間違いでもない。レディをお守りするのは王国紳士の
「だから、あんたを守るのはドラバイト卿とロー・カンという二枚の
「彼らに勝てるかね」
「勝つ必要はない。確実に
アルタモント卿とのやり取りはラトのように
「では、私は自分のテリトリーで君を
「まずはドラバイト卿の足を止めさせてもらう。とにかく問題はドラバイト卿だ。こいつに自由に動かれたら俺に勝ち目はない。
「方法は?」
「もしも俺が奴に勝てる点があるとしたら、
「それほどの距離で剣が
「俺なら抜けるし、そこから
内緒とは言ったが、大したトリックではない。
抜くときに
剣を振り切れば
見切られない自信はあるが、
「おそらくロー・カンが助けに入るだろう」
「やつに簡単に手出しさせないために、ドラバイト卿を相手にする必要があるんだ。俺とドラバイト卿が
銃には
ドラバイト卿を傷つける可能性があるかぎり、ロー・カンは銃のあつかいに
「それでもレガリアの効果は無視できまい。
「
「つけ加えておくと、ありとあらゆる武術に
「
「彼の
「ロー・カンから
「どうするね」
「それを利用して
クリフはテーブルの高低差を利用して、
しかし、ドラバイト卿はどれも簡単にいなすか、受けたとしてもびくともしないか、そのどちらかだろうと思えた。
「
「
「それもある。ここで俺はもうひとつ切り札を切り、ドラバイト卿の拳をもらう」
「どうやって」
「ドラバイト卿の拳は強い。だからまともには相手をしない。
「
「だから、あらかじめ
「じつにハゲワシらしい手法だね」
「俺もそう感じてるよ」
ここで
「
「ドラバイト卿がそれでひるむと思ったら大間違いだ。探偵は
「せいぜい
「……そうだろうな」
「あんたは奴のことを狙撃手だと紹介したな。やつはおそらく俺とドラバイト卿が戦闘に入った瞬間、距離を取って、俺だけを
「その通りだろう。彼は狩りをするとき一匹の
「だったらタイミングは
「何のタイミングだね」
「相棒を助けられるタイミングだよ」
アルタモント卿の表情は先ほどから少しずつ変化していた。
笑顔であることは変わらない。しかし瞳に強い光が宿っていた。
「テーブルの上に飛び乗ったのは、ただ追い込まれてのことじゃない。すべてはドラバイト卿を立派なシャンデリアの下に誘い込むためだ」
「シャンデリアを落とすつもりかね。ドラバイト卿の
「そう思わせれば、それだけでいい。シャンデリアに視線をやりながら、
アルタモント卿は力強い瞳で、ただ前だけを
彼は
その姿は推理をしているときのラトによく似ていた。
おそらく……いや、きっと。
ラトがパパ卿から
「…………ドラバイト卿の生命を優先するだろうな」
そしてそう判断したなら、ロー・カンはすばやく目的達成のために動く。
探偵裁判のとき、クリフの状態をみて、毒薬を調整すると決めた彼が誰にも相談せずにそうしたように。
「ロー・カンは相棒を救うため、こちらに駆け付ける。テーブルのうえに。そしてドラバイト卿とロー・カン、ふたりの足がテーブルの上に同時に乗ったときがチャンスだ。パパ卿いわく、オブシディアン家の大広間にあるテーブルには、いつも黒地に
テーブルランナーとは、テーブルの中央を
「二人の足をランナーに
「ほんの一瞬の
「ナイフ投げには自信があるんだ。避けてみるかい」
「その必要はない。君は……私の駒は二枚だと言ったが、それはまちがいだ。私にも切り札というものがある」
そのとき、クリフの頭に小石が当たった。
上を向くと、背後にした建物の屋根に人影が見えた。
顔や体は見えないものの、赤い髪を
「ノーヴェ……いたのか……」
「あの子は私を守るよ。それは絶対だ」
「
「説明は後にまわそう。君の切り札はそれで終わりかね」
「いや、まだある。さっきの爆薬、本当は
「前提を
「こればかりは殺されかけたうらみだ。ドラバイト卿やロー・カンに火をつけた
「無理だろう。しかしノーヴェなら何か面白いトリックを考えてくれるだろうね。大広間を吹き飛ばさずにすむように」
「さあ、これであんたの持ち駒はなくなったぞ。どうする」
「私も王国貴族のはしくれだ。君がハゲワシの血統であり、アンダリュサイト砦の後継者であることを認め、
クリフは息を吐いた。
戦いの最中は止めていた深くて長い呼吸をした。
それは、アルタモント卿との戦いが終わったことを示していた。
「そうか、ならこれで
「……………その
「聖女選定の
クリフは自分でも自分が
聖女選定の祝辞——聖女を
それを初めて目にしたのはタウンハウスでパパ卿から礼を受けたときだった。
「この私がそのために
「その通りだ。お前は絶対に
それらの言葉は、クリフが言っているのではなかった。
クリフの中にあるものが、クリフの体や声を借りて言葉を発している。
クリフの精神に傷としていまもなお残る
「お前は探偵騎士団の
それこそが、クリフが現在もつ最大の切り札だった。
マラカイト博士が
ロンズデーライト王国は王家によって守られ、そして貴族たちによって支配されている。
その支配の根拠になるものがレガリアの力、ありていに言えば軍事力である。
王国の民が貴族の支配と特権を認めているのは、彼らが国土と財産を守護してくれるからだ。もしもその前提がなければ、それが誰であっても貴族として認められないのだ。
それは影の貴族といえど例外ではない。
「聖女を
「…………いい読みだ、クリフ君。確かに君の言う通りだ。
「それだけじゃないぞ。探偵裁判でのことを思い返してみると、ラトの推理を聞いているとき、あんたは楽しそうにみえた。違うか?」
アルタモント卿は探偵の館で対面したときからずっと
裁判でラトと
そして時間と手間をかけた探偵裁判が台無しになったときでさえ、彼は
ひとつ不機嫌になった瞬間といえば、ノーヴェがアルタモント卿に
「あんたは決してガンバテーザ要塞で散った英雄のために探偵裁判を
クリフには、ラトのように他者の心中を正確に読み取る技があるわけではない。これはすべて
「ラトがどんなふうにあの
もちろん証拠はない。
いくらでも言い訳が立つ場面だろうが、アルタモント卿は黙っていた。
そして目を
それから、ぽつりと言葉をこぼした。
「みごとだ、クリフ君。そうであれば私は君の前で
「認めるのか? あの裁判を
「――だから君に頭を下げるのだと思っているなら、それは読みが
「どういうことだ?」
「私が
「それは……あんたが死ねば、どれだけあんたの建前や正義心があやしいものであっても、探偵騎士たちは俺を
クリフがそう
しかし、彼はゆっくりと首を横に振った。
「つまりだ。私は探偵騎士ではなく、探偵助手なんだよ、クリフ君」
「……あんたは探偵騎士団の団長だろう?」
「そうだ。それは確かだ。だが、みずから探偵騎士だと名乗ったことは一度もない。私は子供の頃から、探偵助手になることを夢見ていたんだ」
アルタモント卿はそう言ってにやりと笑った。
そして、とんでもない昔話をし始めた。
「探偵騎士団に入ったのも探偵助手になるためだ。助手になるために推理の勉強をし、変装やその他もろもろの技術を学び、やがて探偵そのものだと
「まったくもって
「理想の探偵騎士を誕生させるために、私はまずジェイネル・ペリドットを
しかし、知ってのとおりジェイネルが助手に選んだのはアルタモント卿ではなかった。
「あれはじつに
助手になりたいとはかけらも思ったことのないクリフは終始、微妙な顔つきだ。
「だいたい、君、ちらりとも考えなかったのかね。君たちが王都に来るまでの期間で館の地下室を
「つまり、探偵裁判をやるとか言いだしたのは……本当にノーヴェなんだな?」
「その通り。あの子は制御不能な私の手駒などではない。私があの子が持つ手駒なのだ。私たちはドラバイト卿とロー・カンがそうであるように、探偵とその助手として互いの生命を守り合う。しかし君が我々に対して
どこまでが本気なのかわからない。
ジェイネル・ペリドットと
アルタモント卿は立ち上がり、誰もいない広場へと歩いていくと、振り返ってみせた。平民の服を着て
「……その上でクリフ君、改めて問おう。なぜ私に計画を打ち明けたのだね? たんに君が私を
何が真実で、何が間違いなのかクリフには判断することはできない。
しかし目の前にいるこの男の心を変えることができなければ、求めているものは手に入らない。それだけは確かだ。
クリフは心を決め、心のうちを話してみせた。
「したくないからだ」
そう言うと、アルタモント卿は少し
全く予想外だと言うような、意表を突かれた顔だった。
「……あんたたちを敵にまわして大立ち回りだなんて、俺はちっともやりたくないんだよ、アルタモント卿。あんたらがイエルクを
クリフの話を、アルタモント卿は黙って聞いていた。
「あんたに計画を打ち明けたのは、そんなことを俺にさせないでほしいからだ。だから、頼むからラトを解放してくれ。あんたがどんな思いでラトに
「ラトのためであれば、君は
「ラトがどうだとかじゃない。これは
「だが、君はひとりの力では何ひとつなすことはできない」
クリフは
ガンバテーザ要塞で、クリフは仲間を救えなかった。
砦に残されたキルフェを救うこともできず、去って行くのを止められなかった。
暴力で、相手を
しかし
クリフは無力だった。
弱く、
「だからこそ、お前たちの力を貸してほしいと言ってるんだ。アルタモント卿、頼む。ラトを助けたいんだ。あいつを自由にしてやりたいだけなんだ」
アルタモント卿はまばたきもせずに、クリフを見つめていた。
クリフが持っているものはそれで全部だった。
切り札はすべて切り、手持ちの駒は全て使い切った。
あとは、アルタモント卿が何と言うかだ。
「――もしもそれができないなら、砦にハゲワシが戻ることになるぞ。王国の歴史の
クリフが何をするとしても関係なくラトを取り戻すと彼が言えば、クリフにできることはもうない。
もてる力の全てを
アルタモント卿はしかし、「はい」とも「いいえ」とも言わなかった。
そして感情の読み取れない顔つきでこう切り出した。
「…………これはオブシディアン家現当主、グラスラーバから聞いた話だが、昔、彼に同じことを言った男がいたそうだ。君の祖父、イエルクのことだよ」
「…………え?」
「もちろん
言葉の真意はわからないものの、どうやら、アルタモント卿にクリフを拒絶する意志はなさそうだった。
「クリフ君、あらためて私と交渉をしようじゃないか。ぜひ、君にこれを受け取ってもらいたい」
彼はそう言って、コートの内側にしのばせていた短剣を手にとった。
銀で飾った黒い鞘。柄にはささやかにレガリアが輝いている。
「そのレガリアは……」
水晶に金色の針が浮かび上がっているのがはっきり見てとれる。
探偵裁判の最中、アルタモント卿との対話や、パパ卿の声を封じるのに使っていたレガリアだった。
「これは《音》のレガリア。我ら探偵騎士団がかつてハゲワシのイエルクと
「!」
「これを君に
「なぜ……そんなものを俺に……?」
「レガリアとは単なる道具だ。イエルクが死んだいま、このレガリアを誰が手にしたとて、やつが
そのかわりラトを自由にしよう、とアルタモント卿は言った。
「もしも君が本当にイエルクの呪いを断ち切るというのなら、このレガリアを
彼はこれまでになく
クリフは剣に手を伸ばした。
レガリアは
金色の針を揺らしながら、
それでも、もう誰のことも手離したくはないとクリフは思った。
誰ひとり守ることができない無力なままでいるのも、永遠に自分のもとを立ち去る決意を知らぬ間にさせることも、どちらも嫌だった。
強く
「――――もらい受ける」
アルタモント卿は
完全に自分の手に渡った短剣は、ずしりと重たい。
「クリフ・アキシナイト。君には力が必要だ。それから、ラトには待つと伝えたまえ。君が
それは、クリフの望んだ返答だった。
当初の計画とは違った形ではあるが、ラトは
「そして、私から君に約束する。探偵騎士団団長としてではなく、私個人としての約束だ」
「約束?」
「針魔獣のレガリアを探し出し、かならず私が、この手で砕いてみせる」
「お前が……?」
クリフがそう問い返したのは、申し出そのものが
アルタモントが最初に述べた通り、レガリアは簡単には砕けない。
特殊な能力と、条件が必要なのだ。
「そうだ。この剣を
「まさか、
アルタモント卿は深く
レガリアに込められた魔力を操ることのできる才能は、誰にでも与えられるものではない。
生まれつき、女神の加護がある者だけに与えられるものだ。
「百年前、王国が針魔獣のレガリアを
「命がけの仕事だときいている。たいていは、細工師が死の
「それでも、針魔獣のレガリアはこの国にあっていいものではない。私が探偵騎士団団長をやっているのは、決して
だが、針魔獣のレガリアが砕かれる。
そう考えると、
「それでは、私はもう
アルタモント卿はクリフに背を向けた。
広場を横切って行く背中に、クリフは声をかけた。
「アルタモント卿、恩に着る」
背中ごしに片手を上げるのが見えた。
アルタモント卿を見送り、クリフはタウンハウスに戻った。
昼食を食べ、客室に戻ってぐっすりと眠りこんだ。
ラトたちが帰ってきたのは
*
クリフは息苦しさで目覚めた。
眠たさを振り払い、むりやり目を開けると、クリフの胸の上にラトが頭を乗せて目を閉じていた。
「生きてる」
と、ラトは短くつぶやくように言った。
心臓の
「どけ、じゃまだよ。俺はまだ寝たいんだ」
「ひどいなあ、ご飯の時間だよって呼びに来てあげたのに」
「今日は部屋で
「一日中、部屋に引きこもっていたらブタになっちゃうよ。それに、ちょっとは散歩でもしないと良くならないよってドラバイトおじさまに言われたのを忘れたの?」
「あのな……」
文句を言おうとしたのを、
もしもひとりで
「それより、王様に会ったんだろ? 探偵騎士にはならないって、ちゃんと話したのか」
「もちろん!」
「どうだった?」
クリフは
「国王陛下は
その返答でピンときた。
アルタモント卿はどうやら、約束を果たしてくれたようだ。
「そうか。良かったな」
「うん! これで
ラトはそう言って座っていた
クリフも寝返りを打ち、頭から毛布をかぶる。
そんなふうにして去っていった眠りの
「クリフくん、ありがとう」
ラトの声が聞こえた。
クリフは聞こえないふりをした。
礼を言わなければいけない相手は別にいる。
でもそのことも、
《探偵裁判編後日談————おわり》
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