第96話 自首しますお

 親方の怒号がした先へと向かい、僕は後悔した。

 親方は案の定、息子さんと言い争っていて。


 僕は二人を仲裁する形で割って入ったんだけど。


 息子のブランカさんは僕に酒を勧めた。

 そしたら親方が僕にさらにお酒を勧めた。


 二人からお酒を並々と貰った僕は気分がよくなり。


 俗にいう、酔っ払いへと変貌してしまったんだ。


「ぶりゃあああああああああああああ!! タケル様のお通りだぞハァリ~」

「ぶっはっはっは、すでに出来上がってんなタケルぅ~、あん? 俺といっちょやっか? んぐほぉ!?」


 ハリーのようなムサイモヒカンに興味はない。


 今僕が欲しいのは嫁候補の恋人たちしかいない。


「ぶりゃあああああああああああああ!! タケル様の来訪だぞウルル~」

「酔ってるんだねタケル、一緒に帰ろうか……ん」


 ウルルと口づけすると、ひんやりとしたいい感触がする。

 心は沸き上がり、そのまま彼女を抱きしめると股間が怒張した。


 そこから先の記憶がない。


 翌日、目が覚めると僕の隣には裸になったウルルとイヤップとリンがいた。

 ……もしもし、ポリスメン? 自首します。



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