寝息

穏やかに繰り返す

呼吸に耳を澄ます


隣で眠る君は無防備で

だから守りたいと思ったんだ


空が白んで

静かな夜が闇と立ち去る


朝焼けの色が君の頬を染めるから

僕はぎゅっと抱きしめて

愛しい匂いの立ち上るその肌へ唇を寄せる



穏やかに繰り返す

呼吸に耳を澄ます


まぶたをふるわせ君が目覚める

僕は微笑んで「おはよう」と言うんだ


空が白んで

静かな夜が闇と立ち去る


朝焼けの色が君の瞳を染めるから

僕はぎゅっと抱きしめて

愛しい瞳が柔く笑むのをじっと見詰めていた



君の寝息が聴こえるこの時が

僕にとっては一番の幸せだから

何気ない日々を

僕ら何度でも繰り返して行く


朝焼けの色が君の頬を染めるから

僕はぎゅっと抱きしめて

愛しい匂いの立ち上るその肌へ唇を寄せる

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