EC:204 魅せるゲームが世界を救う
「おまたせ!」
「おっ!とんでもバフアイドルだぁ」
いきなり酷い言い様だ。あの人シリウスだっけ?なんか幼い子供みたいな無邪気とチャラ男が混ざったらあんな感じになりそうだね?
「大丈夫か?」
「うん!もう戦えるよ!」
こっちはハルトさん。意外とこういう時は普通なハルトさん。そういうところにアリアさんは惚れてるんだろうね。
ハルトさんは、そんなアリアさんをいつもからかって遊んでるみたいだけど…。
さて、私は私の仕事をしないとね?
現状、皆、その男を相手に各々ができることを。攻撃、防衛、支援、陽動。みなそれぞれ役割を持って動いているようだ。
指揮しているのは巫女さんとミカちゃん。
2人のおかげで今のところ犠牲者はそこまで出ていないようだ。
前衛の近接はかなりきつそうだけどね。
その攻防の中にアリアさんも参加していく。
というか私の隣で詠唱を開始している。なんかまたでかいの撃つ気かな?
「ナユカ〜!」
「うん。私も始めるよ」
スっとワンボールが私の方にやってくる。これ他にもカメラマークが飛んでるとこを見るにビュアさん、手動で動かしてるのかな?支援しながらカメラワークできるなんてすごいね?
「私はナユカ。みんなのために歌う。だから応援して欲しい。私達の勝利のために!!【弾幕響鳴「スピリチュアルビューティ」】!」
設置されゆく魔法陣。
流れ出すメロディはみんなにバフを与える!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・攻撃力上昇
・防御力上昇
・飛行速度上昇
・HP特定微回復
・MP特定微回復
・ SP特定微回復
・GP特定微回復
・EP特定微回復
・WP特定微回復
・CP特定効果上昇
・注目度上昇
・魅力値微上昇
・移動速度上昇
・行動速度微上昇
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「文字で見るとえげつない…です」
「…やばい」
「こんなの相手にしてたとかまじかぁー」
おっと?アインズのメンバーが呆れてしまったぞ?いやでもしょうがない。というかこれでもまだCP+3なんだからね?
途端に動きが早くなる味方陣営。さて、まだまだ。頑張っていきましょう!
「【アップルダンサーの舞踏会】」
ユキもそれに合わせるように舞い始めた。ついでに攻撃してるのはさすがだね?
『踏み出した 世界の中 今は小さく光る 一等星
その夜の足音は 淡い幻想 写す万華鏡
千差万別の色を 空へ放つ』
私が歌い始めるとバフの効果も上がる。
ついでに私も曲に合わせて弾幕を張る。
『飛び出した 世界の中 今は大きく見える 流星群
誰かの音色は まるで夢を 見せるマッチ棒
光輝きながら 空へ消える』
今度は下から登るように少し工夫して作った弾幕を立ち登らせ、男の進路を奪う。
そこに斬り掛かるハルトさんとシリウスさん。etc.
歌は続く。
『例えば 花火大会のような 夜の花を』
私が花火弾を男へ。
『例えば 吹雪のような 冷たい美しさ』
ユキが男を氷漬けに。
『例えば 無機質な 淡々としたもの』
ミカちゃんが男をビームで貫く。
『全てを 個性と言うならば 今から始める 舞台に きっと 「私(花)」が…。』
咲くから。
『集まって! ここに』
世界の思いを。
『集めて! ここから』
解き放とうよ。
『変わるGAME 変わるBARRAGE
あなたは唯一無二のREAL』
この大好きな世界を。
『さぁ! 始めよう 革命を』
みんながいたから私は戦う。
これは 私たちの物語 その個性を
いま解き放て!!』
「「「「「【リリース】!」」」」」
最後で、初期の6人。私、ユキ、ハルトさん、アリアさん、ビュアさん、ミカちゃんの技が炸裂する。
男に命中。あたりは煌びやかな粒子が飛び回り幻想的になる。
男はまだ倒れない。剣を構え、みなに突撃する。
『歩出した 世界の中 今は儚いその 一等星
その君の足音は 悩み? 悔しさ? 感情ノ万華鏡
喜怒哀楽の色を 空へ向ける』
2番、私は歌う。実は初公開だね?
そのおかげか、CPは上がる。アインズのメンバーも攻撃に少しだけ変化が出てきた。
たぶん巫女さんがそういう指示を出したんだろうね。みんな音楽に合わせて攻撃をしている。
負けられない戦い。でもだからこそ、キレイな弾幕が、勝利へと導く。
『空へ憧れ 海へ飛び込み 宙を舞う
速く! 熱く? 砕ける? 見えない。 魔法。
まだまだあるよ?』
ここに来てシリウスさん、巫女さんとその他のプレイヤーが猛攻を仕掛け、男は堪らず回避行動を摂る。逃げるということはちゃんとHPは減ってるね!
『共に。 もっと! ずっと! 動け! 囲めー!
あまたの〔スキル〕 それぞれの「技術」
見せよう 個性がぶつかる 君のバトル』
なんか軍曹が兵隊さんたちを歌に合わせて同じように支持出してるけど、それ結構ハチャメチャだよ?
『Are you ready?』
準備はいいかい?
私の「花」
髪の毛が薄ピンク色に変わる。
『集まって! ここに』
私達の思いを。
『集めて! ここから』
世界のみんなに。
『変わるGAME 変わるBARRAGE
あなたは唯一無二のREAL』
みんなの世界を守るために!
『さぁ! 始めよう 闘いを
これは 私たちの決意 その意思を
いま解き放て!! 』
私の大技、と「リリース」にあとから入ってきた、ヒカリ、アキアカネが技を。他のみんなも技を放つ。
咲け。❨エドヒガン❩!!
私の目が髪の毛が、ピンクに染まる。
私の花は現状世界をも巻き込み。その粒子が太陽系の人々から溢れ出す。
向かうはここ!
「集めた力をひとつに。約束を。私はみんなと戦う!」
ナユカは目に見えない速度で男に飛び出し、そして…。1発。男の顔面にグーでパンチを繰り出した。
歌詞
「それぞれの心に宿る」
踏み出した 世界の中 今は小さく光る 一等星
その夜の足音は 淡い幻想 写す万華鏡
千差万別の色を 空へ放つ
飛び出した 世界の中 今は大きく見える 流星群
誰かの音色は まるで夢を 見せるマッチ棒
光輝きながら 空へ消える
例えば 花火大会のような 夜の花を
例えば 吹雪のような 冷たい美しさ
例えば 無機質な 淡々としたもの
全てを 個性と言うならば 今から始める 舞台に きっと 「私」が…。
集まって! ここに
集めて! ここから
変わるGAME 変わるBARRAGE
あなたは唯一無二のREAL
さぁ! 始めよう 革命を
これは 私たちの物語 その個性を
いま解き放て!!
歩出した 世界の中 今は儚いその 一等星
その君の足音は 悩み? 悔しさ? 感情ノ万華鏡
喜怒哀楽の色を 空へ向ける
空へ憧れ 海へ飛び込み 宙を舞う
速く! 熱く? 砕ける? 見えない。 魔法。
まだまだあるよ?
共に。 もっと! ずっと! 動け! 囲めー!
あまたの〔スキル〕 それぞれの「技術」
見せよう 個性がぶつかる 君のバトル
Are you ready?
集まって! ここに
集めて! ここから
変わるGAME 変わるBARRAGE
あなたは唯一無二のREAL
さぁ! 始めよう 闘いを
これは 私たちの決意 その意思を
いま解き放て!!
作者コメント
まだ、ラスサビは歌わない。
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