383:ダンジョン攻略②
シロの予想では、現在の世界の魔力分布量では、新たに
でと。まあ、そんだけリスクの高い不老不死化を狙って頑張った、この世界の
(いまいちハッキリ言語化できないのですが……
(運営って……そんなに大変?)
(あの……ここは……
(そ、そうなの?)
(女神に贔屓されてる感じ? でしょうか)
そんな、茨の道、困難道を行く
その理由は
現実問題、シロによれば、ダンジョンを運営し、拡張していけば、自分自身をダンジョンと同化して、生成される上位の魔物に変格することも可能だという。
つまりは。不老不死化だ。永遠の命、だ。
実際、現在のこの世界にも生きている
だが。
現在は魔力枯渇時代。
もしも、不老不死化した
なんかそれ……可哀想。
(いつの間にか魔力が薄くなってきて、いつの間にか理性が無くなって魔物化しちゃって……今に至るって……不老不死を求めたってことは、その無限の時間に賭けたってことなのに)
(そう……ですね。ただ、このシステムを創造された女神も……あ。それもこれまでの……主に
と、シロが言っていた。まあ、そりゃそうか……。神様的にはシステムを組むのは不老不死までで、後は放置……になるよな。そいつが余程ヤバいことをしない限り。
さて。本題だ。
ここは非常に新しいダンジョンだ。当然、
あ。ちなみに、ダンジョンはマナの歪みによって、ダンジョンコアが生成され、誕生するらしい。魔力枯渇時代でも、その歪みは生じるらしく、規模が小さいなりに、ダンジョンは生み出されているそうだ。
その分当然、規模は小さい。こうして、最終層まであっという間にこれてしまう程度に。
そんなダンジョンコアだが。
既に
「掌握」
コアと共に、そのダンジョンも俺のモノとなり、二つのダンジョンを文字通り「掌握」することになる。あらゆる操作が可能になる。
さらに、迷宮が操作可能になるだけではなく……その迷宮にいつもの管理室、迷宮機能集中総操作室が作成可能になるらしい。
(この操作室は後付けのシステムで、
なんと、操作室間の移動も可能らしい。それ便利じゃん……。つまりはダンジョンの場所まで、瞬間移動、転移できちゃうってことでしょう? 管理室、いや正式名で統一しないと訳分からなくなるな。
操作室。操作室な。
操作室からは迷宮のどこにでも移動可能になる。それこそ、出口近辺に秘密の小部屋を作成し、そこに転移すれば、あっという間に外に出れてしまう。
まあ、このダンジョンの外に出たからといって……そんな便利な場所ではないんだけどね。
それでも、距離は稼げる。王都へ向かうのであれば、カンパルラから走るよりも速い。
俺が全力で走って、ここまで30分。30分を短縮できるのも便利だけど、特に……なんだっけ……眷属じゃなくて、配偶者か。松戸、森下、アーリィの三人が、ここから行動可能なのは非常に便利だ。
ちなみにちなみに、他の
破壊された時点で、その
掌握した場合は……その
それが「掌握戦」なのだそうだ。
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