第7話最近は打って無いなあ。
このところ勝てません。
ゴスロで遊んでます。
2400枚以上出ない6号機だとゴスロは辛いですね。
本当に5スロ専用機がその内出るかも知れませんよ。
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今日はマルクが友達と遊ぶと言う事で、俺は少し町の外で採取でもしようと出掛けた。
職業斡旋ギルドで採取の仕事を見てみると、ナムハンカ草の採取ってのが有った。
常設の依頼では有るのだが、見つけ難い薬草で特定の場所にしか生えない。
一応受け付けにナムハンカ草を探して来ますと言って出かける。
これは行方不明に成った時に捜索する為だが、実質発見される事は少ないので捜索隊は出ない。
捜索依頼が出れば別なのだが、それは高額で貴族が出す程度だ。
その為捜索に出た家族まで行方不明に成る事も多い。
森には危険な魔物が多数いるのだ。
死んだ行方不明者は食い尽くされて骨に成る。
遺品が見つかるのは稀なのだ。
町を出て森の入り口に来た俺は、身体強化・魔物避け・軽障壁で3つのコインを使った。
絶対障壁だと安全だが歩けないし草も採れない。
鎧代わりの軽障壁だ。
ナムハンカ草の事を調べた事が有る俺は、とある事に見当を付けて探し出す。
アケビの様な実が成っている。
向こうには鬼胡桃の木がある。
上を見ると猿の仲間らしき小動物が蠢いていた。
魔物では無く滅多に悪さはして来ないので大丈夫。
下を見ると糞が所々見える。
しばらく探すと有った。
地面に毛皮の朽ちた跡が有る。
小猿の死骸なのだが、ある魔物の食いくさしだ。
そこにナムハンカ草は生える。
唾液と魔力が結び付いた特殊な状況にしか生えない草。
ああ、やはり来たか。
目の前に中型犬くらいの穴熊の魔物がいる。
主に死肉を食べるので滅多に襲っては来ないが、今回は餌を取られそうなので怒っている。
一気にこちらへ向かって来た。
コインで催眠ガスを出し、その場から離れる。
魔物は餌が守れるとその場に居座った。
それが狙い。
魔物はしばらくすると深い眠りに堕ちて行く。
「もうええかな」
俺は独り言と共に、その魔物に近寄った。
その側に有る一見何の変哲も無い、ミントの様な草を採って帰る事にした。
が、何かいる。
目の前数十メートルの所に何かいる。
さっきの魔物を狙って来た様だ。
コイツは・・・ギザミパンサー!。
綺麗な虹色の毛並みを持つ希少種。
考えるより身体と脳が反応していた。
掌を前にだし頭でイメージ。
それを咄嗟に取っていた。
どうしょうかな。
とんでもない魔物をストレージに入れたよな。
ギザミパンサーは特級パーティーでも全滅した過去が有る。
特定危険種の魔物なのだ。
何が危険かと言うとその魔力の力と量だ。
魔法としては1種しか使えないけど、幻想魔法と言うとんでもないのを使う。
出会うとその魔法で自分や他の人が何をしているのか解らなくなる。
生き残った人の証言では、楽しく躍りながら食い殺されたらしい。
魔法にかかれば、幻聴と幻影が現れ愉快になれるとか。
恐ろしい魔物なので有る。
急いで森を抜け出そうとしたが。
途中の広い所でふと立ち止まった。
マルクにはある程度のお金を渡して有る。
もしも俺に何かあればの時だ。
成人まではそれで飯は食える。
・・・この魔物、ここで試した方が良い。
従魔に成るならここで出そう。
俺は身体に反魔法効果をコインで施した。
そして・・・・・出す。
超危険魔獣ギザミパンサー出よ。
ニャア~・・・すりすり。
へっ!?。
気が抜けた。
ニャアで気が抜けてしまった。
あの穴熊モドキ魔獣と同じ位のネコ科の魔獣は凄く可愛かった。
しばらくペロペロすりすりさせて撫で回したら、穴熊を食べ始めた。
ふえぇ~。
やっぱ獣だなあ。
ギザパン(ギザミパンサーの名前)とイバン・黒太郎が、穴熊モドキを食べている間、俺は採取した薬草をほんの少し別の梅酒保存瓶に魔法を込めて浸け込んだ。
この草は万能薬の元なので、こちらであの梅酒ポーションを誤魔化すのが目的だ。
梅酒に魔力を与えた薬草を浸け込むやり方を広めようと思う。
俺のコインは材料がとっても恥ずかしいからね。
規格外の魔素吸収体だし。
街道近くまで従魔達と歩いて収納。
街道脇に馬車ゴーレムを出して帰る。
そう言えばギザミパンサーが討伐されたのは20年前に有ったきりだ。
その毛皮は国王に献上されたと聞くので、絶対に人目には見せたく無い。
あんな可愛いやつが毛皮とか有り得ない。
町の手前で馬車を収納し歩いて入る。
「あっ、アルミ」
「おう、マルク遊びは終わりか」
「うん今帰る処」
「じゃ市場で焼き串でも買って帰るか」
「やったあー」
この町の市場には結構美味しい屋台がある。
この世界は米も麦もある。
前世と同じかと言えば疑問だが、それなりに旨い。
品種改良されたらもっと美味しく成るだろう。
豆も小豆に似たのが有るし、餅米も存在する。
驚いたのには醤油が有った事だ。
砂糖は甜菜から出来るが、やはりちょっと高い。
そこで麦芽糖や甘い酒を使う。
それも安くは無いが。
串焼きの肉と混じって、野菜やいも類の串焼きも有るが・・・。
「えっと、これはウナギだよな」
「そや、兄ちゃん鰻の棒焼きや」
「生きてるの有る?」
「有るけど・・・買うのか」
「うん、なんぼ」
「そやな5匹で小銀貨1枚ってとこかな」
「じゃあ魚籠買ってくるから待ってて」
野菜や芋それに肉の焼き串何本か買って、鰻を魚籠に入れて貰って小銀貨2枚払って帰った。
今日は少し贅沢かもね。
井戸水をタライに開けて鰻を入れて、猫避けに蓋をし石をおいて就寝した。
朝起きると元気にマルクとチビ(ミニマムボア)が遊んでいる。
チビは殆ど収納していない。
魔物だけど全く害が無いので良くペットにされている種なのだ。
「ご飯炊けてるよ」
「すまんな。じゃあ味噌汁作るわ」
竈にかけられた鍋はもう湯が沸いている。
山芋を洗って皮を向いて輪切りにして鍋に入れた。
次に野菜を洗い手で千切り鍋に入れる。
出汁は無いのでそのまま味噌を溶いて完成。
朝はそんなもので質素だが一般的な食事だ。
遊びに行っていたマルクが友達を連れて昼に帰って来た。
俺はさばいていた鰻を結局5匹全部使う事に成ったが、鰻丼は友達にも大好評だった。
その中に昨日の串焼きの屋台の子供がいて、作り方を見ていたから教えてあげた。
「うちで売っても構わない?」
「いいぞ、俺としては面倒が省けて嬉しいからな」
あれは自分で作るより買って食べる方が何故か旨いのだ。
翌朝マルクを連れて鉱山村へ食糧を運ぶ為門外へ向かうが、広場の屋台から何やらあの匂いが。
鰻丼を六つ買って外へ出た。
無論屋台の親父から礼を言われおまけして貰った。
「アルミ何で六つも買ったの?」
「ああチビ達も食うかと思って」
「一つ多いよ」
「ああ、一匹増えたからな」
だが彼らは出られなかった。
途中で3兄妹をひらったから、流石にイバン達は見せられない。
鰻丼は彼らの腹に収まった。
帰りは途中で停めて、森に彼らを放ち食事をさせて収納した。
チビだけは逆に食われそうなので馬車に居残りだ。
馬車を出して直ぐに3兄妹のお姉さんをひらった。
「何で一人なの」
「前で乗せて貰った馬車が壊れてるのよ」
しばらく行くと馬車が街道のすみに停められていた。
「ああ、おっちゃん前の車輪がダメだわ」
「弱ったなあ」
「前浮かして俺の馬車に引っ掛けて運ぼう」
「馬1頭曳きだけど大丈夫か」
「あ・・ああ・大丈夫だようちのは力有るから」
実はゴーレムです、はい。
翌日はマルクが遊んでいる間久しぶりにパチスロを打った。
負けた・・・、コインが無くなったので(魔法に使うコインはストレージに1万枚くらいある)こいていると、突然の来客が有った。
3兄妹のお姉さんだよ。
流石に慌てた。
恥ずかしかった。
「明日暇かしら」
「ええまあ」
「じゃあ明日渓谷を散策してみない」
僕はまだこの時、男女が渓谷を散策すると言う意味を・・・本当に知らなかった。
ただのピクニックかデートぐらいにしか思っていなかった。
何よりも女性経験が無かった。
だから「良いですよ。お弁当作っておきますね」と、笑顔で言ってしまった。
街道脇に馬車を停め小道を行くと渓谷へ出た。
しばらく歩いて僕は異変に気付いた。
岩場に隠れて「あっあっ」と声がするのだ。
「あっああ~」
「うんっ、ああ」
「あうっ」
彼女は僕の手を握り締め未だカップルのいなそうな所へ行く。
その日俺は初めて女性を知った。
彼女は俺がイク時優しく脚を絡めて包んでくれた。
エーゲ海よりふく風に包まれて、彼女は俺に夢を魅せる。
昼少し過ぎには僕達は町に着いた。
この時馬車ゴーレムの正体も明かした。
3日後彼女が荷物と共に僕の借家へ来た。
片付けをして僕と彼女とマルクで町の役所へ婚姻届を出した。
まさかモテない僕が年上で美人の、彼女の蜘蛛の糸に絡め取られるとは思っていなかった。
これが押し掛け女房と言うやつか。
お兄さん曰く。
「一昨年の夏に彼氏に振られてな、それから男なんてって言ってたのが、お前に会ってこれだーとかなんとか」
それから笑い出した。
「あいつ最初からお前を狙ってたぞ。無理だと思ってたんだけどな」
「いや俺モテた事無いんで」
「まあ縁は異なもの味なものってな、あいつさびしんぼだから宜しく頼むわ」
「はい、こちらこそ」
お兄さんは僕の満面の笑顔に驚いていたが。
「結果オーライかな?、もしかして」と、呟いていた。
流石ワイバーン・黒土蜘蛛・ギザミパンサーの召喚獣達には、嫁さんも腰を抜かした。
パチスロは人には見えないので話していない。
俺にもしか何か有った時の為に、嫁さんに三千万相当の金貨を渡したら、これも驚かれた。
当たり前か。
俺のストレージの金貨は両替して1000枚ぐらい有る。
これでも俺には多いかもね。
嫁さんは梅酒ポーションを販売する商売を始めた。
梅酒に魔力を込めた各種薬草を浸け込んで瓶に小分けして売る。
嫁さんも魔力が豊富な訳じゃ無いからそうしたが、梅酒は旨いのとこの薬は良く効くので売れた。
当然年々似た製品が出るので売り上げは落ちるが、それでも生計を立てるには充分過ぎた。
薬草酒はあってもこれ程広範囲に効くポーションは、世に初めて出だしたので当然だ。
おまけに俺の梅酒は前世のチョ○ヤの味だからね。
そう言えば町の酒蔵が来年から梅酒を造るらしい。
ウォッカみたいな焼酎を造ってたから丁度良い。
梅酒は防腐の為35度以上のアルコールがいるからね。
日本酒の20度だと管理が難しい。
エールだと完全に防腐効果が足りない。
砂糖は普通にザラメだったけど、お酒のプロだからゆっくり溶ける工夫はしたようだ。
試しに薬草と砂糖だけで浸けたら味が不味かったらしい。
俺も薬草を齧った事有るけど、あれは酷い味だ。
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もっと生々しく男女の絡みを書こうかと思いましたが・・・。
めだか師匠の様に、「今日はこれくらいにしといたるわ」と涙目で去りました。
いや、何か恥ずかしいので。
あっ、ギザミパンサーのギザミは、お魚のベラですよ。
カラフルですからね。
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