「良い子の諸君!」で始まる某四次元殺法コンビのaaを思い出しました。
古今東西、流行への反発は尽きないものですね。
意見が的を得ているかはさておき、物事を多角的にみるということは意義があることだと思います。
が、『受け取り手の劣化』だけは、評論家が切ってはいけないカードだと思うのは、私も一緒ですね。
最も生産性のない結論であるだけにとどまらず、思想的にも危ないです……
作者からの返信
四次元殺法コンビのaa、調べて見ちゃいました。
すげー面白い。こういうちょっとした検索が、このエッセイにつながっています。疑問を放っておかない。それがコンセプトです。
『受け取り手の劣化』の件については私も同感です。
こうやって上から目線に決めつけてしまうことが、思考停止につながるのではないかと危惧しています。
「時代に即している」、「若者に受け入れられた」そして、「アニメ化してからバズった」作品だと思います。
10年前や10年後では、これほどのヒットには繋がらなかったと思います。
令和時代の10代に刺さった作品なのでしょう。
ただ、単純な凡作とは言い切れないと思います。
鬼舞辻無惨が、下弦の鬼達を召集したシーンは凄い評価を受けていたと思うのですよ。あのシーンは、社会人が見ても共感できるものでした。
あのシーンは、学生には理解されず、社会人に刺さった……のかも?
多くの人に「見たい」と思わせたので、大ヒットしたのだと思います。
作者からの返信
下弦の鬼を召集するシーン、良かったですね。
あれ、驚きました。だって下弦の五にギリギリ力及ばず負け、訓練して次は勝つぞ……の直後ですからね。普通はそこで下弦の鬼を消しちゃいません。もったいないですから。
だからこそ、凄い。そう思います。
『鬼滅の刃』、子ども達に取られてしまって、あまり読み返せていないんですけれど……(苦笑)
それでも、読むたびに涙腺がゆるんでしまうシーンがあるというのは、すごいなぁと思います(*´▽`*)
作者からの返信
他に凄いところと言えば、どんどん敵が強くなっていくのにドラゴンボール化しないことですね。最初の試験であんな強い敵を倒したら後が続かないだろ……とか思っていたんですが、いい意味で裏切られました。
強さが読者でもワケわからない次元に行ってしまうと、どうしても共感できなくなります。それを、うまくバランスを取っているのが秀逸です。
私はもうジャンプは15で卒業したので『鬼滅の刃』を買うことはありませんが、アニメーションは見ました。単なる共感を越えて、現代の日本を描いたものとしてこれだけのものは前にはジブリ以外ないように思います。それだけの作品だと思います。
もちろん傷はあちこちにあって、それは『鬼滅の刃』だけでなく、『チェンソーマン』にもあるし、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』にもあります。作者の力うんぬんを越えた、漫画とかアニメの世界が遠くへ行き着いたことによる、自家中毒のようなものだと思います。大きく発展しつつ大きく失われているものがあります。
批判をするひとは実はその辺のことが言いたくて、でも昔の作品にはあった魅力というのは語ることが非常にむづかしいですから、なにかそんなことになってるんではと。
論文送ってごめんなさい(;^ω^)
作者引退したんですか…ショッキングです泣
作者からの返信
やはり『売れた』ことによる反発が大きいのでしょうね。
自分の評価とのギャップが批判となっているようです。でも、自分の考えと違うと力説することってあまり意味がないと思うのですよ。
自分が染まる必要はありませんが、理由を考えてみるくらいの柔軟性はあってもいいと思います。