第八話 女神降臨?

ピンポーン‥‥!

!?


今こそ世界を変えようと考えた直後、突如チャイムの音が鳴った。

(誰だ…?)

玄関に行き、恐る恐る扉の穴から見るが、誰もいない。

(なんだ…?いやがらせか…?)

転生早々嫌がらせを受けるとは、正直いい気分はしないが、とりあえず部屋に戻ろうとした。

が、次の瞬間!

ガチャ‥‥!


鍵が開く音がした。

(誰だ…!?)

ひとり暮らし設定の俺からしたら、急な来訪者ほど怖いものはない。

確かに脳内には俺自身の事は入っていたし、周りの環境のこともそこそこは知っていた。

だが天界もバタバタしていた様子で、割と急ぎめで神も転生させたので、恐らく能力に全知の力がある為か、あまり情報は入れる必要がないと判断したようだ。

(どうする?とりあえず今すぐ調べる?

それじゃ遅いな。割とあれ時間かかるんだよな。

てなると場合によっては殺、いや。転生早々慣れない住処で問題を起こすわけには…。かと言って何かしないと…!とにかく鍵だけでも締めないと!)

と、玄関の内鍵に指をかけようとした瞬間!


バン‥‥!!

その勢いに圧倒され、俺は尻餅をついた。


「いててて…。」


「ちょっと!!いるなら開けなさいよ!!」

何事がと顔を上げ、そこに立っていたのは、

絵に書いたような超絶美女。

その姿はまるで女神のようだった。



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