第8話 俺より強くても、可愛い①
最後の書類にサインを書き終えて、羽ペンを置くと、カルヴァンはふぅ、と大きくため息を吐いて椅子の背もたれに体重を預けるようにして沈み込む。ギッと小さく耳障りな音を立てた執務室の椅子は、鍛えられた長身の重みをしっかりと受け止めてくれた。
「休憩されますか?」
「あぁ。もういい加減集中が持たない」
眉間のあたりを揉むようにして、うんざりした声を出すカルヴァンに、優秀な補佐官は苦笑しながら部屋に備え付けられた茶器を手に取る。カルヴァンが団長に就任してから、遠征などで外に出ているとき以外は、ほとんど休みもなくあまりにこの部屋に滞在するせいで、リアムが補佐官に就任してから、茶器をこの部屋に備え付けるようになったのだ。彼が休憩を始めたのを見てから、わざわざ兵舎の食堂まで茶器を取りに行っていたら、帰って来たころにはカルヴァンはすでに休憩を終えて新しい仕事に着手しているようなありさまだったためだ。
「こないだ、兄貴のお嫁さんに、おいしいお茶の葉を分けてもらったんです。この季節しか取り扱ってない貴重な茶葉らしくて」
「あぁ――確か、実家が茶器専門店だったな、あの女」
「――――…結婚したのは兄貴が退役した後だから、絶対会ったことないはずなのになんで知ってるんですか、っていう質問は、愚問なので黙っておきます」
「そうだな、それがいい」
ふっと片頬を歪めて悪童のような笑みを浮かべる。今日も彼の補佐官は優秀だ。
「まったく…イリッツァさんが現れるまで、噂の信憑性自体疑ってたので気にも留めませんでしたけど……女癖が最悪だったのって、本当だったんですね」
湯を沸かしながら、リアムが重たいため息を吐く。兄であるファムの嫁は、彼の昔からの幼馴染だったという。弟と同じく女の扱いがからっきしだったファムは、長いこと彼女に片思いをし続けた末にやっとのことでその心を射止めたと聞いたことがあるが、その長い片思い期間とやらに、目の前にいるこの雄の魅力の塊のような色男と義姉の間にどういう意味での面識があったかなど、知らぬ方が幸せなのだろう。少なくともファムとは知らぬ中ではなかっただろうに、彼らの結婚式にカルヴァンが呼ばれておらず、兄の口からも義姉の口からも一切語られないということは、つまり、そういうことなのだ。
「もはや過去は変えられませんが――ちゃんと、清算は終わってるんですか?イリッツァさん泣かせたりしてないでしょうね?」
慣れた手つきで茶葉を蒸らすリアムを見ながら、呆れたため息を漏らす。
「清算も何も、そもそも十五年間、当時関係のあった女たちとの接点なんぞなかった。第一、相手もたいてい俺と同世代だぞ。普通に全員結婚してる」
「確かに。――まぁ、お相手の皆さまも、団長が聖女様と婚約した話は知ってるでしょうから、今になってお声がけするなんてことはないでしょうしね」
そんな、神罰を恐れぬ行為、この国に暮らす者であれば絶対に犯すことはできない。
コポコポ、と茶器に淹れたての茶を注ぎながら、リアムは納得した声を出す。
「でも団長、イリッツァさん苛めてそうですよね」
「?」
「過去を匂わせては無意味に嫉妬させたりして。――うわぁ、性格悪い」
「お前は本当に、一度きちんと上官に対する口の利き方を覚えろ」
鼻の頭にしわを作りながら差し出されたカップを受け取り、嘆息する。
「匂わせるも何も、あいつ、全部知ってるしな」
「え?――――えぇえええ!?話したんですか!?全部!!?阿呆ですか!!!?ドン引き必須ですよ!!?」
「……まぁ、確かにドン引きはされてたな」
(十五年前からずっと)
後半の言葉は胸中でつぶやくにとどめて、ずず、とカップに口を付けながら渋面を作る。
「ドン引きはするくせに、嫉妬の一つもしてくれなくて困っている。もう少し、女らしい感情を持ってくれないものか」
「えぇぇ…あんな可愛らしくて、これ以上なく可憐な美少女捕まえて、何贅沢言ってるんですか…」
「可憐かどうかは別として、可愛いのは認める。いいだろう。――やらんぞ」
「……職場で息をするように惚気るのやめてもらっていいですか」
仮にも、リアムも昔、イリッツァに恋心を抱いていた時代があったのを、知らないわけでもあるまいに。
上官の相変わらずの性格の悪さに呆れながら、リアムは重たいため息を吐いた。
「団長がイリッツァさんを溺愛してくれてるおかげで、以前より格段に休みを取ってくれるようになって、その休みを取るために恐るべき速度で改革が進んで仕事が楽になっているのはありがたいんですが。――どうしても団長じゃないとダメな仕事もあるんですから、それにはちゃんと向き合ってくださいね」
リアムが言わんとすることを察し、カルヴァンもつられたように重いため息を吐く。
週に、少なくとも一日。出来るなら二日。
イリッツァが提示したその条件で休みを取ろうとすると、仕事の仕組みそのものを変える必要があった。慣例とされていたものを見直して必要のない業務は徹底的に削減、承認関係は部下にも一定の権限を持たせて必要最低限に。
ナイードの一件と帝国との戦争のせいで起きた深刻な人手不足に関しては、本来年に一回しかなかった騎士団入団試験を臨時で今年は年三回執り行うとし、優秀な人材の登用チャンスを増やした。
改革に着手して、わずか数か月でそれをやりきるカルヴァンの手腕は、確かに鬼神と呼ぶにふさわしい働きぶりだったが、彼が直接手を下さざるを得ない仕事ということももちろん残っている。
それが――騎士団員の、戦士としての練度向上だ。
「……ダインあたりに任せろ」
「ダイン元副団長は、今は兵団の練兵につきっきりです。それに――やっぱり、団長以外の人だと、兵士ならばともかく、騎士団員レベルの底上げは難しいですよ。この間の試験で入って来たばかりの新兵あたりは、どうしても第一線で活躍するには心もとない奴もいます。でも、さすがに入団試験を突破してきたレベルの奴らだと、練兵するにも、講師側の技術力が問われます」
「お前がやれ…」
「いや、誰かさんが、補佐官と一緒に副団長も兼任しろとかわけのわかんないこと言い出すせいで、俺もパツパツなんです」
リアムは、本人のもともとの素質に加えて、王都一の剣術道場を営むファムに幼いころから徹底的に鍛えられたこともあり、その剣術はまぎれもなく一級品だ。
「俺はそもそも誰かに教えるのに向いていない。俺の戦い方は独特だからな」
「知ってますが、俺がダメで、ダイン元副団長も頼れないとなると、もう団長しかいないんですよ。――新兵たちは、まだ団長に幻想を抱いていると思うので、その剣技を披露するだけでやる気爆増ですよ。その幻想効果はどうせ初陣までしか続かないんですから、平和な今のうちにせいぜい利用しまくってください」
「やたら棘のある言い方をするな…」
苦い顔でつぶやいて茶器に残っていた最後の一口を飲み干す。
(とはいえ、初陣までという期限付きなら、根本解決には至らない…)
灰褐色の瞳を微かに伏せて、一点をじっと見据える。
「――…外部講師でも雇うか」
「へ?」
「お前、ファムに口利いてこい」
「また仕事が増えた!!!?」
補佐官の絶望的な悲鳴は聞こえないふりをする。何やらその童顔が青ざめているが、知ったことではない。リアムの仕事の限界量はきちんと把握しているので、これくらいではまだ倒れないことをカルヴァンは熟知していた。ギリギリのところを攻めていくスタイルの上官に、しかしリアムは涙目で訴える。
「俺が兄貴にぶち切れられます!」
「大丈夫だ、あいつはなんだかんだ兄馬鹿だ。殺されはしない」
「殺されないだけでぶち切れられることは必須ですよね!!!?」
ギャンギャン喚く補佐官の悲鳴は右から左へ聞き流す。
ファムならば、そもそもの生業が剣術指導というだけあって、その指導力は信頼がおける。彼の剣術の腕が確かなことも、同僚だったカルヴァンは良く知っていた。騎士団になりたての新兵――兵士に毛が生えたくらいの連中の練兵程度なら、ファムに任せても大丈夫だろう。
「報酬に関しては、年間予算をうまくやりくりして、適当に捻出しろ」
「さらに仕事追加するって、あんた本当に鬼ですか!!!!?」
鼈甲の瞳が涙目になるも、にやり、と笑うだけでそれを受け流し、カルヴァンは次の仕事へと着手したのだった。
◆◆◆
(久しぶりに遅くなったな…)
微かな疲労感を抱えながら、とっぷり暮れた夜道を歩いて帰宅すると、イリッツァの姿が見当たらなかった。風呂場の方から明かりが漏れていたので、どうやら入浴中らしい。
まっすぐ自室へと向かい、楽な服装へと着替えて、リビングへと向かう。まだイリッツァは出てこないようだ。遠くで微かにシャワーの音が響いている。
「ふぅ――…」
ため息を吐いて、ドサリ、とその長身をリビングのソファへと沈ませる。座るつもりだったが、そのままずるずるとだらしなく体勢を崩していき、最終的にはごろりと横になる。同居人は風呂場だ。文句を言われる筋合いもないだろう。
(さて、どうするか――…)
最近、カルヴァンの頭を悩ませている問題に、眉間にしわを寄せて瞳を閉じる。
先日、リアムに任せたファムの説得は、結論から言うと失敗に終わった。今朝、リアムが出合い頭に苦い顔で『これが兄貴からの回答です…直接物申したいらしく』と言って目をそらしながら手紙を渡された時点で想像できたが、手紙を開いて思わず笑った。
手紙の一枚目は、紙の無駄遣いとしか思えない斬新な手法で――指に直接インクを付けて書き殴ったのか、羽ペンではありえないほどの太字で、紙一杯にはみ出さんばかりの怒りのにじんだ筆跡で、ただ一言。
『ふざけんな死ね!!!』
――と書かれてあった。
ファムと最後に会ったのは、リツィードの事件直後だったはずだから随分昔だが、その激昂しやすい性格は十五年近く経った今も全く変わっていないらしい。
思わず口の端に笑みを刻んだのを、信じられないものを見るようにリアムが見ていたが、くっと笑いをかみ殺して手紙は懐にしまった。
渾身の檄文は一枚目だけだったようで、ちらりと見えた二枚目以降には、きちんとした文章が並んでいるようだった。おそらく、なぜ『ふざけんな死ね!!!』という結論に至ったかを、一応ちゃんと説明をしてくれているのだろう。ファムは、リアムと違って決して賢くはないが、馬鹿でもない。一代で開設した剣術道場を王都一の繁盛道場にしてしまったことからも、堅実な経営が出来るだけの頭はあるのだろう。
報酬は、きちんと労働に見合う分を用意していた。それでも不可能だと彼が言うのであれば、おそらくこれ以上の説得は無意味だろう。二枚目以降の手紙を読むまでもなく、それはすんなりと納得できた。
カルヴァンは左耳を一つ掻いて、今日の予定を思い返し、王都の市民録を取り寄せて調べる時間を作れないか、頭の中で静かに考察する。いちいち調べなくても任せられる絶対の安心感のある相手に拒否されたのだから、あとはいちいち調べて任せられるところを探し出すしかない。単純に仕事量が増えることを思って、今日は帰りが遅くなるだろうと覚悟した。
案の定、最近にしてはかなり遅い時間帯にこうして帰宅したわけだが――長時間の労働に見合うだけの成果があったのかと言われれば、残念ながら否だった。
(歴代の騎士団はどうやって練度を高めてたんだ――…)
自己研鑽だけではなかったはずだが、その手法は記録に残っていない。非効率なその組織体制に、イラっとして舌打ちする。
経験則で考えようと自分自身が入団した当時を振り返るも、入団時点で当時の騎士団の中では剣術も魔法も誰より優秀だったので、全体訓練は殆ど免除されていた。カルヴァンを凌駕するのは、騎士になる前の兵士時代のころから、師であるバルドと親友のリツィードだけだったのだから、それも当然のことだろう。
その分、その優秀な頭脳を買われて、全体訓練の時間は当時の騎士団長の補佐官としての仕事をしていた。そして、あっという間に自分がその組織のトップに立った。その後は、死地を求めるようにカルヴァン自身はずっと現場に出続けた。鬼神のようなその働きぶりに、幾度も死線を潜り抜けていくその手腕に、部下たちは蒼い顔をしながらも必死に食らいついていった。訓練などという面倒なことは、副団長のダインやその時々の補佐官に丸投げして、自分はただただ現場に出続けていた。部下たちは、その遠征に何度も付随して一緒に視線を潜り抜けるたびに、勝手に強くなっていった。
いつ死んでもいい――むしろ、早く死にたいと思っていたカルヴァンは、後継を作ることになど興味はなかった。優秀な人材を育成などしたら――自分が、死ねる機会が、減るだろう。
そんな無茶苦茶な生き方をしてきた十五年のツケが、今こうして回ってきているのだ。頭を抱えるのも致し方ない。
「師匠は――…考えるまでもないな…」
天井から降り注ぐ明かりが、疲労を蓄積した体に眩しくて、手で遮るようにしながら低く呻く。
師は、誰よりも優秀な指導者だった。彼の下では、優秀な騎士が何人も育っていった。主力だったメンバーは、アルク平原の戦いで闇の魔導士に利用されたり、彼が死亡した事件に巻き込まれたりして、随分と亡くなってしまったが、当時の騎士団の練度は素晴らしかった。それはひとえに、英雄バルド・ガエルの手腕に他ならないだろう。
(あぁ――くそ、やっぱり、こういうときに思い知らされるな…)
一人の人間として――漢として、ただただその背に憧れた。
記憶の中の師の姿に――今日も、また、叶わない。
「親父がどうしたんだ?」
「――――――」
鈴を転がすような美声が響いて、手の下から覗くように視線だけで見上げると――敬愛する師の忘れ形見ともいえる少女が、ひょこっと視界に顔を覗かせていた。
「今日は遅かったな。――おかえり」
「あぁ――ただいま」
わしわし、とタオルで濡れた髪を拭いながらふわりと笑んで言われて、いつの間にか強張っていたらしい心の奥が、ゆっくりと解れていくのを感じる。
理想の男に近づけなくても――この理想の女を手放すことは、出来そうにない。
「ツィー」
「ん?――ぅわ!?」
どこかに行こうとしているイリッツァを呼び止めて、腕を引いて無理矢理胸の中に収める。
「え、何。どうしたんだ」
「ちょっと――…疲れた。癒してくれ」
「?…魔法、使うか?」
「そういうことじゃない」
どうにもこうにも色っぽい展開にならないのは、もう慣れた。ぎゅっとしっかりとその小柄な少女の身体を抱きしめて、深呼吸をする。風呂上がりの良い匂いが鼻腔をくすぐった。
疲れているせいか、一瞬変なスイッチが入りそうになるのを必死に理性で押しとどめる。濡髪がさらに色っぽさを演出している気がするが、無理矢理頭から煩悩を締め出した。早く、この永遠に思える二年間が過ぎ去ってくれないものか。
「あー…くそ。今週の休みなしが憎い…」
「え、休めなくなったのか?」
「ファムの野郎が断りやがったせいでな…」
「あぁ…外部講師頼むとか言ってたやつ」
つい数日前、寝台の中で微睡むわずかな時間の語らいでそんな話題が出たことをイリッツァは思い出す。
「週末の膝枕が消えた…頑張れる気がしない…」
「いやそれはなくても頑張れ」
イリッツァを堪能するように首筋に顔をうずめて軽口を叩くカルヴァンの頭に、べふっと持っていたタオルを軽くぶつけて半眼で突っ込む。
「腹くくってお前が教えればいいじゃん。騎士団の中じゃ、間違いなく一番強いんだろ?」
騎士団の中じゃ、という枕詞を付けるイリッツァに静かに苦笑する。無意識なのか意識的なのかはわからないが、自分を含めた場合はカルヴァンが一番ではないと思っているのだろう。事実だが、愛する嫁に言われて嬉しい言葉ではない。
「剣術の強さと指導力は別物だ。俺が指導者に向くと思うか?」
「うーん…」
「剣の柄一つ作るにも、自分の癖を言語化できない男だぞ」
「まぁ…確かに」
バルドは基本に忠実な剣術を愛す男だった。徹底的に基礎を磨き上げなければ、小手先の技など決して教えない、という指導方針だった。カルヴァンもまた、その教えを受けたため、基本が出来ていないわけではないが――それを言語化するとなれば別の話だ。しかも、早々に基礎を収めたカルヴァンは、その策略家的な気質も相まって、自身の剣を一癖も二癖もある物にしてしまった。
「たくさんの流派もある中で、すでに一定の技術も持っている奴らを相手に、均一な指導が出来るとは思えない。適当に手合せしてもいいが、貴重な時間を使うんだ。俺も、部下たちも。最大限の効率で伸ばしてやる必要があるだろう」
「そりゃそうだけど…っていうか、お前、なんでそんなに言語化できないんだ?」
「うるさいな。師匠とお前がずば抜けてるんだ。寝ても覚めてもそれしか考えてない剣術馬鹿と一緒にするな」
「うわ、酷っ!」
はは、と笑いながら返してくるイリッツァは楽しそうだ。
かつての父に愛された記憶はあまりないイリッツァだが、剣術を習うために共に過ごした時間は数えきれない。彼女の剣士としての本質は、間違いなくバルドとリツィードを繋ぐ唯一の絆だった。剣術馬鹿、と言われても、それは彼女にとって大切な思い出なのだろう。
「構えを見て、剣を一つ受けただけで相手の力量も癖も見抜いて冷静に分析できるなんて、もはや、魔法といっても差し支えな――」
カルヴァンが、中途半端に言葉を切る。
「?…ヴィー?」
ひたり、と微かに目を伏せて一点を見つめている様子から、彼が何かを考えていることは想像がついたが、中々二の句を継がない相方に、疑問符を上げてその顔を覗き込む。
一つ、二つと瞬きをした後――カルヴァンは、ニヤリ、と顔を歪めて笑った。
「ファム以外にもいたな。――いちいち調べなくても任せられる、絶対の安心感のある相手」
「は…?」
完全に悪童の顔をしている婚約者の顔を見ながら、ぱちぱち、とイリッツァの薄青の瞳がきょとんと瞬いていた――
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