第11話 絶不調、つらい

家で療養することに専念して暫し。

曜日感覚はとうに消え去った。というよりは私にとって殆ど意味をなさなくなった。

何曜日が何だとか、通院とゴミ出し以外で気にするべきタイミングなどないから…

あれほど毎日欠かさず見ていたニュースも全く見ていないので、天気がどうだとか事件があったとか時事の行政だとか…某ウイルスの感染人数が全国、いや地元でさえどれくらいとかいうことも何も知らない。

外の世界のことは自分には関係ないとでも思っているのだろう。今はそれでいい。一刻も早く回復へ向かうなら…


そう思って行動しているはずなのに、進捗はと言うと1歩進んで2歩下がるような状態だ。

2度目の通院を終わらせ薬を貰ったところまでは良かった。

しかしそれ以降、また振り出しに戻ったような感じがしている。体調が優れない(体が痛む)ことがトリガーとなり精神は不安定になり、発作的に行動することも前の期間より多い。全く情けない話だ。

こんな病状の私だが、普段は友人や家族には明るく振る舞い心配をかけないように努めている。

最近それも時たま危ういことがあるのは良くない傾向に思える。あからさまに声を大にして喚くような見苦しい真似はしないが、ぽつりぽつりと辛いことを漏らしてしまう…


そして身体的にも悪い影響が増えつつある。

まずは思うように食事が出来ない。

…というのも最近大きく気圧が上下する気象状況だったタイミングでやはり体調を崩し、嘔吐してしまったことがきっかけだった。

歪んで回転する視界、ぐにゃぐにゃと脳みそを揉まれているような気持ち悪さはあれど、食欲は健在だったので晩御飯を食べたのだが…食べ終わるや否やとても耐えられない気持ち悪さに襲われた。

それ以降どうにも下痢が起こったり食欲が無くなったりでしんどさが増して参っている。

次回の通院日も近づいているというのに…

この状態を医師に報告するのは気が引ける。

睡眠だけはしっかり取れているので…どちらかと言うと眠りすぎのような気もするが、よしとしている。

いやはや、困ったものだ。

なんだか眠くなってきたので少し昼寝でもしよう。

せめて夢の中では幸せな事がありますように。

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