第二章で脱落してしまうのは作品の性質上、仕方のない事なのかなとは思います。極端な設定回なので一文見落とすと何が何だか分からなくなる、という欠点があります。さらに、極端な設定回はライトなものを読む傾向にあるweb読者には厳しいものがあるでしょう。
ただ、短編でこの題材を扱うにはどこかに極端な設定回を入れないとまとまらないというのは事実です。二話を削るというのは現実的ではありません。
つまりこれが『題材の限界』なんだと思います。これは、私が感想を書く際によく使う概念なのですが、簡単に言うと『バトル漫画を欲している人に、恋愛漫画をお勧めしても意味がない』というものです。
web読者は異世界転生に代表される簡単に読めるもの、というのを欲している方が大多数を占めます。二話のアクセスからも分かるように、その大多数とこの作品は合わないでしょう。でも、それは仕方のない事です。
皆が満足できる創作など存在しないのですから。
それでも、アクセス数が欲しい、というのでしたら流行の傾向を見て媚びていくというのも手です。ランキングが偏っていることからも流行は見えるかと。
長くなりましたが、この作品自体は良いモノでした。
またの参加待っております。
それでは。