No.7 スポットライト 感想
・鬱屈した感情を描かれていますが、主人公に共感を覚えました。何を杖とするか、自戒したいと思います。
・「表現」を大上段に構えすぎた人の末路でしょうか(そんな感想でいいんでしょうか)
・タイトルと視点が絶妙で好きです。
そっち側の、その角度から攻めてくるとは!
・世にも奇妙な物語のような、まさに短編。
短くきっちりまとめている中に、鋭く風刺が差し込まれている。
・同じ言葉を扱っているにも関わらず、批評と表現は少し違いますよね。でもその境界は凄く曖昧で、明確に区分出来ないような気もします。
・クソ野郎がよ……! でもこういうクソ野郎の独白を読むの大好き……!
奇しくも私は上から順番に作品を読んでいったので、一個前のNo.6で「表現とは何か?」ということについ登場人物がめちゃくちゃいろいろと議論したあとにこの作品が来たのがちょっと面白かったです。はたして『荒らし行為』は『表現』足りえるのか……? そして表現する術を持たなかったものの末路。まぁ、そうなるな……。みんなも荒らし行為は……やめようね!
・これもまた、「表現する術を持たない者の表現」だと深く考える作品でした。主人公は恐らく表現=才能による表出物と考えているのかなと感じました。
才能を評価するという上からの視点によるアイデンティティの保ち方とその瓦解はリアリティがあって興味深かったです。
・表現する術を持たないから荒らしをやる人の話。
とはいえ、荒らしも表現なので、普通にそれ自体批判にさらされる行為だというのに最後まで気づけていないのが悲しいところですね。
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