第一章 アルビオン校編―姫と騎士の契り―

混沌に立ち向かう、新たなる英雄たちの物語

 かつて、世界は神々の争いにより混沌と化した。

 それは、死の神にとっては喜びの時であり、新たな神にとっては恵みの時、混沌の神には絶頂をもたらした。


 しかし、ある一人の人間から誕生した英雄によって、混沌の日々は終わりを迎えた。


 その英雄の名を、ウィルウェニス・オルグランド。

 後に、剣の神と神々から称され、アルブの名を頂くことになる女性である。


 彼女は、仲間たちと史上最強の騎士団を築き上げ、数多の試練、数多の困難、数多の犠牲、数多の感謝と、数多の奇跡を経て、最後の邪神を討ち滅ぼし、世界に数世紀にわたる安寧を齎した――――




 しかし、それは神話のエピローグであって、我々のプロローグに過ぎない。


 500年という、神々にとっては聊かな年月、人にとっては余りにも長い、だが神々の支配から逃れることがなかった年月。



その500年後の世界に、新たな混沌が、真の試練が訪れようとしていた。


――世界は新たな救世の英雄を求めていた。




それは、英雄の血と意志を受け継ぎし者たちが辿りし運命の物語であり、プロローグは青年少女たちの出会いから始まる。


 まだ平和と、恐怖と、戦争と、優しさと、混沌を知らない若者たちの物語。



 

 ~出典:デンテ・ウェントム「神々と英雄達の物語-序-」~






**************

ありがとうございます!

この文章を読んでワクワクしたり、面白いと思っていただけてとても嬉しいです。

もし、続きが気になるようでしたら、ぜひ次の展開もお楽しみにしていただけると嬉しいです。また、応援していただけると更に励みになりますので、よろしくお願いいたします!






























  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る