その一言が言いたくて
チクゼンニ
無題
人生なくてクソくらえ、そんな一言を言いたくて……でもその一言が言えなくて。
大人になると皆思う。あの頃は良かった、あの時代は良かった、あの……どうでもいい時間が良かった、そんな言葉を思う。そして最後にはあの頃に、あの時代に、あの時間に……戻りたいと思うのだ。
あの時間が、自分の人生を変えてしまった。
私にはそんな時間があった。普通に、ただ周りと変わらない日々を送りたかったのに俺は……努力という言葉をバカにしてくだらない事に時間を費やした。
何に失敗したのか?そんな事どうだっていい、何を言っても何をしてももう、かわりはしないのだから。
今だって何も意味しない、不細工な文章を書き連ねて失敗した人生にクソだの、オワコンだのと、そんな一言で言い訳を作ろうと必死になって変えられる人生を変えなようともせずに、ただ
この人生クソくらえ、その一言を吐いている。
その一言が言いたくて チクゼンニ @kasituki_13
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
近況ノート
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます