第103話能力把握
「う、うぅん」
ゆっくりと目を開く。
ボヤけた視界の中に覗き込む黒い髪をして、美しい顔立ち、そして2本の尻尾。尻尾の先には【妖火】のような青色の何かがある。女性だった。
服は着物だろうか?
「⋯⋯ネマ、ちゃん?」
「ニャ!そうです
だんだん意識が覚醒して来た。
膝枕をしてくれたようだ。
起き上がり周りを見ると、皆が居た。そう、皆だ。
「な、んで居るの?」
召喚して無いし、召喚可能上限を超えている。
ベルゼブブを倒したから仕様が変わった?そんな訳あるか!
だって自分から勝手に出て来ているんだよ!
「あ、夢か」
ネマちゃんが人に成って居るし。或いは幻術系の魔法か。
1度寝よう。うん、そうしよう。
『阿呆か』
「アタッ」
「主様大丈夫ですか!」
オドオドしているネマちゃん。
⋯⋯わたしって私に攻撃出来たんだ。新たな発見。
「大丈夫。それよりも、なんか皆大きく成ったね」
ハムちゃんも大きく成ったよ⋯⋯なんか、悲しい。
「え」
あ、なんか小さく成って近くに来てくれる。
ああ、可愛い。癒される。
『うぅ、初めて触れた』
凄い脳内で涙が流れている感覚に陥る。
モフモフ感が上がったね。
皆も来てくれるので皆を撫でる。
マナちゃんはモフモフ、イサちゃんはゴワゴワ、カルちゃんはツルツルのカチカチだ。叩くとコンコン鳴る。
ハク・クロちゃんは尻尾は9本に成って顔付きも凛々しく成った。
2人とも毛玉になる。私が乗れるくらいには大きい。
触る。沈む。やばい。癖に成りそう。
『幸せ⋯⋯』
なんか私の脳内で成仏しようとしている人(?)が居るよ!
待てい!
『はっ!』
よ、良かった。にしても、最高ですね。
『だな』
⋯⋯そろそろステータス確認しようかな?
ログも確認しよう。いまいち状況が呑み込めない。
師匠とレイシアさんは将棋をしているし、マーリンさんは吊るされているし、レイシアさんのお父さんは酒(?)を飲んで地面を濡らしているし、師匠のお父さんは気絶しているし。
スケルトンナイト達は何かを組み立てている。
良かった。皆居るんだ。ランスロットさん達は帰ったのかな?お礼言いたかったな。
「さて、確認してから師匠達の所に行きますか」
尚、ログはステータス画展を横にスライドを3回すれば開ける。
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名前:モフリLv1
種族:
職業:召喚士・創Lv20
サブ:黒巫女Lv20
称号:【黒の魔王】【超越者の弟子】【楽しむ者】【裸の踏破者】【初の伝説】【スライムを憎みし者】【
HP:230/230(+110)
MP:630/630(+130)
STR:256
DEX:120
VIT:270(+70)
AGI:460(+110)
INT:420
MND:220(+70)
SP:0
固有スキル:【
スキル:【召喚】【応召】【契約】【以心伝心】【
特性:【無限の胃袋】
契約5/5:『ジャイアントハムスター:ハム』『
式神2/2『九尾:ハク』『九尾:クロ』
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古の悪魔と同じ階級の悪魔
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無限の胃袋
全て美味い!腹は減らないし、いくらでも食える!
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黒の魔王
一定の強さを持った配下が居る事。神の加護を得ている配下が居る事。神に少しでも見初められる事で得られる称号。配下召喚の際にデメリット等存在しない。配下への指揮能力諸々上昇する。魔王の称号から色が与えられ、格の付いた魔王。称号:【勇者】【英雄】【大賢者】の持ち主に対してめっぽう弱くなる
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魔に堕ちし者
悪魔に成った者に与えられる称号。悪魔との親和性が少し上がる
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悪魔に成りし者
悪魔に成れた者に与えられる称号
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暴食の王
食を質よりも量として極めた者に与えれる称号。絶対に太らない
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古き悪魔を倒した者に与えられる称号。古の悪魔に対する特攻を得る
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古き悪魔を吸収した者に与えられる称号
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最終進化者
現段階では進化出来ない者に与えられる成長限界の証明
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最終進化者⋯⋯一応まだ条件を満たせば進化出来るのかな?その条件が皆目見当もつかないけどね。
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ブロックLv5
相手の攻撃に対してある程度防ぐ事が出来るスキル。消費MP5
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パーフェクトキューブLvMAX
魔法、妖術を立方体に変化出来る。そこに隙間は無い。1度使用したら
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飛翔LvMAX
飛ぶ事をマスターしたスキル。自由に飛べる。発動時にMP20消費し、1分間事にMP1消費する
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手にしたスキルは少ないな〜。
もっとかっこいいスキルとかないの?ベルゼブブよ?悪魔召喚とか眷属化も無いんだ。要らないし使わないけどね。これも称号の影響かな?特にそれらしい記載は無いけど?
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【深淵弾】
MP20消費する事で深淵の弾丸を放てる
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【深淵の渦】
MP20消費する事で深淵の渦が出せる
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漆黒刀
刀類の武器に漆黒を纏わせる事が出来る。発動にMP10、1分間事にMP10消費する
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漆黒炎
MP30消費する事で漆黒の炎が出せて操れる。闇系と火系を混ぜた妖術
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おぉ、お?
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ジャイアントハムスターLv1
名前:ハム
HP:90/90
MP:90/90
STR:80
DEX:80
VIT:80
AGI:100
INT:80
MND:80
スキル:【財宝探知】【大小化】【分身】【瞬間移動】
財宝探知:財宝を探せる範囲:大、消費MP10
大小化:体を大きく出来る。小さく出来る
分身:増える。消費MP5。50秒持つ。最大5匹
瞬間移動:最大8メートル内に瞬間移動出来る。触れて居る者も対象となる。消費MP30×10増量
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名前:ネマ
HP:120/120
MP:200/200
STR:200
DEX:100
VIT:100
AGI:200
INT:120
MND:100
加護:
スキル:【猫王】【切り裂く】【神速】【肉体構造変化】【殺戮魔】【
猫王:猫類の中でも頂点クラスの強さを持つ証
切り裂く:斬撃火力を大幅に上昇させる
神速:スピードを一時的に大幅に向上させる。消費MP50
肉体構造変化:肉体を自由に変化可能。分裂も可能
殺戮魔:戦闘体制になると戦闘能力が向上する
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オルトロス[未]Lv5
名前:イサ
HP:300/300(+100)
MP:250/250(+50)
STR:150(+50)
DEX:150(+50)
VIT:400(+100)
AGI:200(+50)
INT:150(+50)
MND:500(+100)
スキル:【犬王】【
犬王:犬類の中でも頂点クラスの強さを持つ証
防御魔法:防御に特化した魔法
暗黒魔法:魔に堕ちた際に手にした魔法
肩代わり:仲間の受けるダメージの一部を引き受ける。その際に自分のVITで肩代わりするダメージが減る
並列思考:尻尾にも意思がある。本来は2頭にる筈だった成れの果て
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鳳凰Lv6
名前:マナ
HP:260/260(+60)
MP:320/320(+120)
STR:160(+60)
DEX:160(+60)
VIT:360(+60)
AGI:420(+120)
INT:420(+120)
MND:360(+60)
スキル:【鳥王】【
鳥王:鳥類の中でも頂点クラスの強さを持つ証明。鳥類のモンスターから恐れられる
加速:加速出来る。消費MPによって加速上昇が増加する
自己再生・極:自身を高速で再生させるその際にMPは消費されない。フェニックス種にのみ備わる能力
再生魔法・極:極めた回復、再生を使える魔法
成長:レベルが一定に達する度に能力が増える
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メカニクスタートルLv1
名前:カル
HP:80/80
MP:100/100
STR:80
DEX:80
VIT:100
AGI:90
INT:100
MND:90
スキル:【水氷魔法】【機械変化】【
水氷魔法:水と氷属性の魔法が使える
機械変化:様々な機械にチェンジ出来る
照準魔法:スコープ使える。消費MP10
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九尾Lv1
名前:ハク
HP:80/80
MP:110/110
STR:80
DEX:80
VIT:80
AGI:100
INT:110
MND:80
スキル:【遠隔支援魔法】【支援魔法空間】【支援魔法強化】【狐火】
遠隔支援魔法:対象に対して
支援魔法空間:
支援魔法強化:支援魔法の効果を10パーセント上昇させる
狐火:火が出せる。設置する。暖かい明るい怪しい火。ダメージは与えられない
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九尾Lv1
名前:クロ
HP:80/80
MP:110/110
STR:80
DEX:80
VIT:80
AGI:100
INT:110
MND:80
スキル:【遠隔反支援魔法】【反支援魔法空間】【反支援魔法強化】【狐火】
遠隔反支援魔法:対象に対して
反支援魔法空間:
反支援魔法強化:反支援魔法の効果を10パーセント上昇させる
狐火:火が出せる。設置する。暖かい明るい怪しい火。ダメージは与えられない
───────
なんか、凄い。覚えられるかな?
「さて、師匠達の所に向かいますか」
「ちゅん!」「はい!」「ガル!」「ギャラー!」「フォーン」「「キュン!」」
一方ネマは自分だけ撫でて貰っていない事に少しだけ悲しい思いをしている。
(もしかして人型だからかな?後で元に戻ろう)
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