ファイナル
エンドレスロール【FINAL】:ユートピア・エヴァー
生命の始まり 終局の始まり
愛欲を否定して世に蔓延ることなど出来ず
肉欲のみを肯定して生き尽くすことも出来ず
融合した表裏 分離した対の糸
生命の始まりは此処
重なり合った零と零の狭間
無いものすら無い 永劫の虚無
無いことが有る 有るものは有る
生命の萌芽 童貞の精通 処女の初潮
畏れ 敬い 悼み 弔い 尊び 傅き 逝く
白濁の混沌より 全ては生まれ出づる
ニルヴァーナ モクシャ・バクティ
片耳のハチドリが長い石階段を登り終えると、黄金の光が一方に流れ続ける広場に辿り着く。
「待っておったぞ」
玉座のように切り出された岩にオオミコトが座っており、右手で頬杖をついていた。
「怨愛の修羅、じゃな?始源の三王龍が一、アデロバシレウスの寵愛を受けし最強にして究極の人類、愛を伝導する戦乱の主」
オオミコトは悪意に満ちた笑みを見せて、岩から立ち上がる。向かい合った体躯は、幼女とも言える背丈のハチドリも、オオミコトの方が更に小さい。オオミコトが徐ろに右手を差し出すと、その手に何とも形容し難く脱色された盃が置かれる。
「空の器……?」
「くっふっふー……これが朕の核、
「原初三龍に連なる存在であるならば……」
「そうだ。なぜ二ヒロとユグドラシルにこのような特別性のシフルエネルギーが無いのか、であろう?その答えはただ一つよ」
盃に称えられた青黒い液体を一気に飲み干し、盃は消滅する。
「それは朕がボーラスに連なる始源の王龍であり、ジーヴァがボーラスの裏で、そしてボーラスが原初三龍の中でさえ別格の存在であるからだ」
「……」
「ヌシの中には不滅の太陽と月の落涙、その二つが流れているだろう。ならばよくわかるのではないか?」
「ええ……でも私はこの力さえ越えた先に行く必要があります」
「くふふ。ならば朕も全ての力を以てヌシを試すか」
オオミコトは心底楽しそうに笑みを振りまきながら、体の奥底から凄まじい力を発揮する。迸る力の奔流に合わせ、右腕が千切れ、左腕が千切れ、右足、左足、頭部と続き、胴体が千切れて、それぞれ赤い長虫となって天へ昇り、最後に下腹部が変異して融合する。一瞬球体の核のごとくなり、それを破壊して急速に巨大化していく。
「我が名は王龍オオミコト。全ての生命の根源たる、〈太極の設計図〉である」
現れたのは、七匹の長虫が絡みあって象られた異形の巨龍だった。一対の翼、強靭な両前足、三つの頭部。赤の真皮に白銀の表皮が被せられ、青黒い汚泥のようなものが止め処無く溢れ続ける。
「くふふっ、本来ならば人間など朕の威光のみで消え去ることになるが、既に生命の限界を超越したヌシには関係のないことか」
「……」
ハチドリは脇差を抜き、構える。
「大いに敬え、人間よ」
中央の頭部の瞳が輝き、ハチドリの立っていた空間が爆発する。分身を盾にした回避に合わせ、弾け飛んだエネルギーが青黒い汚泥へと変わり、次々に棘へと変じて突き刺さんとする。それすら軽く躱すところへ重ねて咆哮し、強烈な衝撃波を巻き起こす。だが赤黒い太刀に衝撃波を抑え込まれ、凄まじい紅雷を打ち込まれて一時的に表皮を覆う汚泥が吹き飛ぶ。瞬間移動で肉薄してから蒼い太刀に持ち替え、そのまま露出した表皮に十字切りを叩き込む。白銀の表皮は刻まれた傷に合わせて赤熱化し、特に動作もなく自動で熱波を打ち返す。オオミコトは異形の巨体を素早く動かして距離を離し、口許に滾らせた紫雷を吐き出し一気に拡散させる。小さな雷球も同時に放出され、両者の視界一杯を覆い隠して爆裂する。重ねて猛烈な咆哮を繰り出し、更に翼を形成する龍の口からも巨大な光線を打ち出し、交差するように薙ぎ払う。大量の分身で防護しながらハチドリは突き進み続け、火薬を着火させて更に加速し、左手を突き出して篭手からメギド・アークを凝縮して射出する。オオミコトは右前脚を大きく振りかぶり、闘気弾を左半身で受けつつ振り抜く。超巨大な三本の爪が空間を引き裂き、ひしゃげたところから次元門が漏れ出す。オオミコトはハチドリへ追撃を仕掛けず、またハチドリも今の攻撃に煽られて距離を離される。そしてオオミコトは何を思ったか、砕けた次元門を吸い込み始める。
「何を……!」
ハチドリは蒼い太刀を振るって次元門を閉じ、続けて振るって光波を二つ飛ばす。オオミコトに届く前に光波は打ち消され、先程吸収した次元門の力の故か纏う汚泥もろとも、総身が真如の光を放ち始める。
「人の六つの罪、神の三つの罪。それらが我ら龍より生まれ出でた者共の抱いた空想であるならば。当然に我らにも欲はあり、罪はある。欲も罪も兼ね備えるゆえに我らは物質としてあり、精神としてある。無の無とは即ち、境界を失い、全ての意義を消失すること」
彼女の真皮から無明の闇が吹き出し、体表の光と融合して極彩色の波動を帯びる。
「罪なきものは世にある価値はなし。動かぬ永遠の一瞬にあるものは、既に意思あるものに非ず。故にこの世にも、あの世にも、どの世ならざる者であろうと、超越者など存在しない」
言葉の終わりとともに、波動が増大してハチドリを襲う。蒼い太刀で防御し、構え直す。
「だが、我らは定められて座を与えられた、自然の理想たる超越者の一つの形として、全ての上にある」
「超越者を騙る神ではなく……そうやって夢想された超越者の、一つの形態として……ですか」
「そうだ。どう足掻こうと、森羅万象を網羅する、全知全能の存在は有り得ない。誰もが己に足りぬ何かを求めて彷徨うのだ。朕は愛の全てを知るために、世に絡みつき続けた。極小の存在から、組成を幾度も変えて変化し続けた、
「進化の形……」
「ヌシが朕の探求の終着点となった。尤も、朕は平和を否定するつもりはないが……な」
オオミコトが咆哮すると、極彩色の波動で象られた大量の槍が生成され、弾幕の如くハチドリへ射出する。極悪なホーミングで回避し続ける彼女を狙い続け、肉薄したところで爆発し、極彩色の波動を撒き散らす。複数種の闘気を混ぜ合わせて体表を覆うハチドリでさえ勢いに煽られ、体のコントロールを失いそうになる。オオミコトが間髪入れずに力み、総身から蔦のような光の帯を四方八方に伸ばす。ハチドリは回避しつつ、なおも続く槍の弾幕をくぐり抜けて接近していく。が、光の帯は複雑に可変してハチドリの進路を塞ぎ、定期的に輝きを放って迎撃する。
「(このシフルの純度に加え、体内に極限まで凝縮された圧倒的な質量……世を動かす土台の役割を持つのが原初三龍なら、始源の三王龍は……)」
ハチドリは蒼い太刀にて光の帯を切り捨てつつ直進し続けるが、程なくして広げられた帯の目的に気付く。光の帯によって貫かれた虚空から次元門へ直に接続し、力を吸収しているようだ。
「……!」
気付いたときには遅く、光の帯は一気に回収される。
「至高の戦いには、大いなる力こそが相応しかろう。互いにまだまだ余力がある、その内に必殺技で巫山戯て戯けてみせようぞ、のう?」
「(来る……)」
オオミコトの力みに合わせて空間が捻れて引き千切られ、彼女から発されるシフルエネルギーで全て塗り替えられていく。
深淵領域 エラン・ヴィタール
岩場が破壊され、極彩色の絢爛なる花畑が顕現する。
「くふふっ!日和見な人間のように、長々と詠唱してくれよう!」
同時にオオミコト自身が無数の光となり、その束が極大の球体を形成する。
「月より零れし涙を啜り、
新たな生命の躍動を言祝ぐ。
万象を組み上げし太陽を背に、
生命の役目を果たす。
全ての万物は愛より始まり、
生を呪い尽くし、愛にて潰える。
来たれ、在る者たちへの祝福よ」
もはや体感したことのないほどの壮絶極まる熱量が現れ、解放の瞬間を待ちわびるように膨れ上がっていく。
「
球体が解け、光が雨のように降り注ぐ。地面に突き刺さる度に極限大の輝きを放ち、大地はおろかこの空間の果まで何もかもを塗りつぶしてなお光量を増加させ続ける。
「くぅっ……」
ハチドリは闘気の出力を最大限に高めて耐えるが、想像を越えた凄まじい破壊力を前に、猛烈な勢いで生命力を削られていく。
「輝きは満ち、新たな産声に
大地に突き立てられた光の柱が結集し、トドメの超絶規模の大爆発が発生する。視界と共にオオミコトが元に戻ると、あれだけの威力の攻撃を受けてもなお、さほど傷を負っていないハチドリが浮かんでいた。
「くふふっ、これだけ余裕を以て全力を懸け、大技を撃ち込んでも……ディードの腕の一振りにも相当せぬか。世知辛いのう」
「以前の私ならば、今の一撃で果てていたでしょう。でも違う。現実を生きている私は旦那様のため、戦いを撒き散らし続ける存在……ですが、今此処に居る私は、旦那様に代わりディードを討つために生きている」
「ヌシの龍の姿を引き出すことも出来んとはな」
オオミコトは再び光の帯を体から生成し、槍の弾幕とともに今度は明確にハチドリを狙って猛攻を仕掛ける。ハチドリは脇差にて帯を切り捨てつつ、槍の着弾に合わせて体から闘気を発して弾き返し、赤黒い太刀を抜いて大出力の紅雷を飛ばし、オオミコトは輝きを放って瞬間移動で躱すが、それを読んでいたハチドリは移動先に肉薄し、脇差と赤黒い太刀を収め、蒼い太刀にあらゆる闘気と怨愛の炎を注ぎ込んでリーチを伸ばし、渾身の十字切りを直撃させる。遂に攻撃が届き、想像を絶する衝撃を食らったオオミコトは制御できずに地表へ激突する。ハチドリは浮力を切って急降下しつつ中央の頭部を目掛けて太刀を突き立てるが、オオミコトは光の束となって躱し、後方の中空に再構成される。
「これが痛みか……」
ハチドリは構え直し、見上げる。彼女の体からは紅と蒼の粒子が沸き立ち、左手の篭手の内部からは赫々たる紅蓮が漏れ出している。
「想像を絶する力じゃ。ヌシに全てを託したくなったバロンの気持ちがよく分かる」
「始源の三王龍、その役目は……」
「おお、気付かれたか。そうじゃ。ヌシの思っている通り……我ら始源の三王龍は、始まりの獣と共に、土台を成す原初三龍に代わり力を求める立場にある」
「力……」
「じゃが我々は所詮王龍。獣やヒトではわかることも、朕にはわからぬのよ。それ故に、なぜディードがあの境地に辿り着けたのか永遠にわからぬ。ヌシが奴を討ち倒せば、我らにもそれが分かるかも知れぬがな、くふふ♪」
「辿り着いた境地……」
「なぁ、ヌシよ。バロンより寵愛を受けし生娘よ。なぜ、アウルはヌシのように純粋に、彼の愛に答えられなかったと思う。自らの愛を注げなかったと思う」
「私は、旦那様からの見返りを求めない。受けた愛に、ただ応える。それだけのこと」
ハチドリは左手を掲げ、これ見よがしに赫々たる怨愛の炎を灯す。そして握り潰し、手を下ろす。
「そうか……そうだな、そうだろうな……」
オオミコトは咀嚼するように呟く。
「無償の愛というものは、生き物としては破綻している。思考を持った存在でも、本当に何の狙いもない自己犠牲などは有り得ない。何かを目的として行うものだ……誰かから与えられた意思を、ただひたすらに後世に遺すためだけに……ヌシはそれを愛だと言ったのだな。己の何が目的であったかを、完全に忘れ去って」
「……」
「それが、無垢か。自然発生した空の器、それがヌシか」
察したのか呆れたのか、目を伏せるとともにため息をつき、そしてまた開く。
「ヌシは以前、アウルに恋愛弱者だと言ったな」
「……」
「言い得て妙だ。アウルは朕の欠片。即ち隷王龍ということだな……アイスヴァルバロイドですら気付ける足元の石に、気付くことはない」
「特異点の、死の臭い」
「うむ、よく似通っているな。王龍の息のかからない、純粋な自然物が必要だった、ということか」
オオミコトは光へと変わり、人間態へと転じて着地する。
「ヌシも辿れば獣耳人類……空の器とアイスヴァルバロイドから始まった、二次的な生命じゃ。しかも、デミヴァンプとも、オリジナルセブンとも違う……ただの、辺境の、小娘じゃ」
彼女が妖艶に右手を口許に寄せ、全身から沸き立つ黄金の輝きが紅い闘気へと変わる。
「特異点は自らの意思で、己を無へと還した。ヌシは受け取った意思のために、己を無へと還した」
幼女らしい柔らかで玉のような美しい肌に覆われた四肢が赤い竜の鱗へと変じていき、尾骶骨辺りから尾が生成され、首元から六つの龍の頭が瘤のように生え、顔と胴体だけが人間の姿を維持する。
「竜骨化というのはどうも慣れぬな……純然たる龍からすれば、気持ち悪いものだ。人間の体を、“努めて”“自分の好きなように”“なるべく自然な姿に”維持しているところへ、自らの肉体を人間の姿へ凝縮するのだからな」
「……」
「はてさて……ヌシが竜骨の姿を得た時、一体どれほどの力を見せるのか……楽しみでしょうがないな」
尾先を向け、光線を繰り出しつつ薙ぎ払う。しかしその程度の攻撃でハチドリを捉えることなど出来ず、斬撃が届いてから姿が眼前に現れる。読んだオオミコトは紙一重で後方へ瞬間移動し、右腕の一点に闘気を集中させて薙ぎ払い、同じように闘気を集中させた左腕で振り上げ、続いて右腕を振り下ろし、分身を使った防御と瞬間移動を織り交ぜたハチドリは攻撃を掻い潜りながら接近し続ける。そして肉薄した瞬間、自身の足元から赤い龍の首をいくつも生み出して高速回転させて迎撃する。脇差にて首の回転を受け止め、オオミコトはそこに重ねて小さく飛び上がり、空中で瞬時に力んで蹴り出し、壮絶な闘気が弾け飛んでハチドリを吹き飛ばす。着地と同時に追撃として彼女の頭上に光の玉を生み出し、そこから閃光を迸らせて焼く。急接近から右腕を薙ぎ払い、左手で莫大な闘気を重ねて放つとハチドリの篭手から火炎を放たれて迎撃され、続く全身から発された闘気で破砕され、篭手から怨愛の炎を噴出させた振り下ろしで袈裟斬りのごとく切り裂かれ、間髪入れずに蹴り入れられ、蒼い太刀の一閃によって首を絶たれる。
「もはや、朕にはどーでもよい……アデロバシレウスの愛はアプカルに、バロンの愛はヌシに……ソムニウムは、夢見鳥に……朕は愛を知った、知ったが……注ぐ先も、注がれる元も、朕の手には残らなかった」
「……」
「くっふふ……いや、そうか、くふふ……」
ハチドリはオオミコトの頭を掴み、自分の顔の高さまで持ち上げる。
「ヌシは既に、バロンそのものか。ならば……」
頭が光となって胴体へ戻り、その胴体も光の束へと変わる。
「ならば朕の愛は、バロンの愛。ならば……バロンの愛は、何処へ?」
六つの龍の頭が翼へと転じ、六翼の龍となったオオミコトが顕現する。生じた衝撃でハチドリを押し返す、黄金の満ちた非物質的なその体躯は、まさに光そのものと言える風貌である。
「ヌシはアウルもエリアルも、変わらず愛し続けると言った」
「その思いは変わりません。私は旦那様の全てを継ぎ、遺志に応えるもの」
「朕を、愛していようか?」
「……」
「くふふ、あやつに会わねばわからんか」
六翼からそれぞれ光線を蓄え、それを一斉に射出する。光線同士が互いに激突しあって四散し、大量の弾幕を形成する。ハチドリが素早いステップで全て躱していくと、オオミコトは続いて扇状に光の柱を発生させ、波のように進ませる。それすら軽く往なして突っ込んできたところに瞬間移動で後退し、大量の紫電を機雷のようにばら撒く。
「朕も残る力の全てを叩きつけようぞ!」
強く力み、特大の光球を撃ち込む。巨大さと弾速の速さ、そして見事な偏差射撃によってハチドリを捉え、着弾と同時に極大の光の柱を形成する。ハチドリは身を焼かれながらも脱し、機雷の合間を抜けながらなおも接近する。オオミコトは特大の光球を撃ち込みながらも、天を仰いで力を溜め出す。
「命の生ずるを以て、終焉の魁と知れ!王龍式!〈
頭上に生じた巨大な光球から、先程の特大の光球が雨のように降り注ぎ、巨大な光の柱も降り注いで全てを塗り潰していく。そして巨大な光球を正面に構え、それと自身を接続してからハチドリ目掛けて余りにも巨大な光線を撃ち出す。
「……!」
ハチドリは意を決し、余燼へと竜化する。左翼を盾にして光線を受け止め、そのまま真正面から突っ切る。侍らせた紅い蝶の力で突き飛ばされ、押し切ってオオミコトを貫く。空中を回って眼前に降り立ち、竜化を解く。オオミコトの六翼が落ち、本体も地に伏せる。
「くっふっふっふー……朕の、力……ヌシの戦いの、助けになればよいが……」
「戦い、敗れた猛者のことは決して忘れませぬ」
ハチドリの言葉に、オオミコトは力なく笑う。
「少しの迷いも無く言ってのけるか……くふふ、ヌシの中に見える、愛しき闘争本能……朕を、迎え入れてくれ……」
頭が消滅し、それに続いて胴体が消え、ハチドリに吸収される。
「オオミコト殿。あなたの願いも、最後まで私が背負いましょうぞ。旦那様の意志と共に」
翻し、太刀を背に戻して立ち去った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます