☆☆☆エンドレスロールEX:ネヴァー・セイ・ネヴァー

酷烈なる爪牙が 虚空を切り裂く

鮮烈なる闘気が 心身を噛み砕く

内より噴き出る猛威が鎧となり

世を終わらせる 厄災の獣が産声を上げる


平和を食い破り 天国を粉砕し

亡者の群衆を率いて 真の楽園の訪れを知らす


暴力が肯定された楽園

暴力だけが認められた国

他に如何なる欲望を持つことも許されず

亡者たちは ひたすらに暴力を振るう









 エンドレスロール 絶海都市エウレカ

 都市中央部、ビル群の最中に座す都庁前広場にて、片耳のハチドリが佇んでいる。怨愛の炎が建築物に燃え移っており、赫々と盛る。

「ここが旦那様の故郷……」

 ハチドリが興味深そうに都庁を見上げていると、背後に悍ましい気配が訪れる。それに惹かれるようにハチドリが振り返ると、そこには唯一人肌を維持して露出していた顔面さえも半分以上竜化したエメルがいた。

「エメルさん……」

 極楽浄土での冒険を追想するように、ハチドリは感慨深げに名前を呼ぶ。

「ああ、蠅鳥ですか」

 エメルはハチドリと同じような、吸い込まれそうなほど昏く濁った瞳を見せる。

「……」

「……」

 二人は互いの腹の内を探るように、射殺すような視線を交わす。

「あなたの心から、旦那様が消えた……?」

 ハチドリの困惑に向けて、エメルは笑みを見せる。

「ええ。バロンは私がこの手で、この世から消し去りました。あれほど愛した!全てを捧げた!バロンを!この手で!嗚呼、あの瞬間の目くるめく素晴らしき快楽……そして喪失の後に来た、絶類なる力の奔流!」

 エメルの竜化した体に紅い闘気が血液のように巡り、輝きを帯びて噴出する。

「バロンの全てを受け止めたッ!あなたにも感じてほしいくらいッ!自分の全てを懸けて愛した存在を!手ずから葬り去ることの愉悦をッ!そして常にッ!体を沸騰させんと滾るッ!この究極の力をッッッッ!」

 虹彩が収縮して、それとは反比例して異常なほど見開いた眼が紅い光を放ち、言葉が続く。

「でも唯一不満だったのは、この最強の暴力をぶつける相手が、既にこの世に残っていなかったことです。さあ、小鳥さん小鳥さん。私の力、バロンが見初めたその暴力で……試させてもらいますよォ!グヒャハハハハハッ!」

 エメルは獣のように上半身を低く構えた――瞬間には動いており、姿が現れるより先に拳が届く。ハチドリは間一髪で脇差で拳を凌ぐが、余りのパワーによって激しく吹き飛ばされ、そのまま都庁の内部に押し込まれる。受け身を取るが即座にエメルが突っ込んできて、空間が捻れるほどの右腕の振り抜きが繰り出され、ハチドリは分身を盾にし後退する。

「くっ……なんという剛力!」

 脇差の腹は赤熱しており、右腕が振り抜かれた空間は圧縮されたように縮こまっている。

「ふっ……ふふふ……!」

 エメルが不敵な笑みを浮かべつつ、右腕を何度も握り締める。頭部の竜化が進行して完全に全身が竜となり、両腕も更に重厚に、鋭利に変わっていく。

「ああ……」

 嬌声にも近い艶めいた声を上げながら、エメルは再び体を低く構える。どす黒い炎が彼女の総身から溢れ出し、外殻に生え揃った赤い棘が伸び、もはや触れる全てを切り裂くような形態となる。

「素晴らしぃ……!あなたの力、魂!私達はまるで鏡合わせなのに、こうも全てが違うとは!」

 巨大な黒い装甲を持った長い尾を生やし、飛びかかる。右腕を振り下ろし、続いて左腕を振り抜き、その指の軌道に大量の赤い棘を生み出し、分身を盾にしつつの回避で往なすが、ハチドリの反応速度ですら怪しいほどの速度で右手刀を繰り出され、脇差の腹で受け止める。

「うぐっ……!」

「シャァッ!」

 奇声と共に全身の棘が勢いよく伸び、間近で競り合うハチドリを串刺しにせんとする。ハチドリは即座に分身を盾にしつつ後退し、蒼い太刀へ持ち替えて怨愛の炎と二種類の闘気を注ぎ込んでリーチを増強して横から十字に切り裂く。いくつかの棘を破壊しながら本体に刃を届かせるが、鋼鉄を引っ掻くような甲高い音とともに表皮を滑るに留まる。至近距離での反撃を警戒し、ハチドリは隙を潰すように左手の篭手内の火薬を爆発させて飛び退く。が、エメルは怯むでも読み間違えるでもなく、最初から選択していた直進による突進でハチドリを捉え、肉体の頑丈さと漲る覇気だけで充分以上の威力を確保したタックルを直撃させる。しっかりと正面衝突されたハチドリは冗談のような速度で吹き飛ばされ、受付を粉砕しながら壁に激突する。エメルが追撃に全身から棘を射出し、歩兵用の槍に等しい大きさのそれぞれが、体のどこから飛んできたかに依らずハチドリ目掛けて飛んでいく。ハチドリは即座に壁から逃げ、一切のタイムラグなしに再び棘を生え揃わせたエメルへ肉薄、蒼い太刀を携えたまま舞うような連撃を繰り出し、その動作の中で火薬を撒き散らし――エメルはまたも怯みもせず、至近距離ゆえの爆発的な膂力にて太刀を打ち返し、ハチドリの左手とエメルの右手が掴み、押し合う。

「力、力、力ァッ!これこそが知力!これこそが理力!これこそが暴力!」

 エメルは軽々とハチドリを持ち上げ、反転して都庁の外に放り投げる。続けて総身から再びどす黒い炎を噴出させ、その猛威を持ったまま突撃して都庁の壁を粉砕して滅却しつつ外に出る。着地と同時に両腕を地面に突き刺し、捲り返しつつ絶大な威力の闘気を柱状に展開する。蒼い太刀の一閃によって柱は切断され、同時に投げ放たれた赤黒い太刀がエメルの腹を過たずに貫く。相変わらず金属か鉱石を貫くような音と共にエメルが僅かに怯み、そこへ太刀そのものへ紅雷が落ち、太刀はハチドリの背の鞘に即座に戻る。更に瞬間移動で瞬時に肉薄し、一瞬で莫大な量の火薬を撒き散らし、着火させる。壮絶極まる大爆発が二人を包み込み、太刀を突き出しつつ突進したハチドリがエメルの左胸を捉え、上昇してからすぐに回転斬りを放ちつつ降下して着地し、先程よりも出力を爆発的に増加させて舞うような連撃を叩き込む。エメルの体には次々と高熱の切創が刻まれていき、彼女の人間としての所属を示していた、軍服が遂に破れ去る。露わになった彼女の裸体は当然、人間の表皮など僅かにすら残しておらず、剣山のように赤い棘が生え揃った、黒い竜のものだった。連撃の最中、更に出力を上げて十字切りを放とうとした瞬間、エメルは唐突に体の制御を取り戻して闘気を発し、太刀を弾く。続く咆哮でハチドリの動作を強制中断させつつ押し返し、甲殻の隙間から炎を噴いて加速し、肉薄する。分身による防御の上から右腕の振り下ろしを届かせ、それでよろけたハチドリへここぞとばかりにラッシュを叩き込む。余りあるほどの膂力が圧倒的なストッピングパワーを生み出し、トドメに右拳を捻じ入れて胴体を貫く。瞬間、表皮に生えた棘が伸び、ハチドリの体の内側から刺し貫いて表に現れる。重ねて左手で頭部を吹き飛ばさんとするが、ハチドリが蒼い太刀をエメルの右肘に突き刺し、切り落とすことで逃れ、左手は空を切る。右腕は即座に再生され、ハチドリも体内に残ったままのエメルの右腕を燃やしながら引き抜き、太刀による刺突と、左拳による拳突が激突し、衝撃で両者離れる。

「嗚呼、素晴らしき三千世界!かくあれかし!」

「ふぅー……」

 嬉々として更に力を放出し続けるエメルに対し、ハチドリは純粋過ぎる暴力に晒されて疲弊しているようだ。

「うっ……ふふ、ふはははははっ♪これが至福の甘美……!私が欲しかった、限界まで純粋な暴力!でもっ……でもでもでも!まだ足りないッ!あなたを挽き潰して、この世から消し去るまでは……あはははははっ♪」

「そうは行きません……ぞ……エメルさん……!」

 ハチドリの右腕から右頬までを鋼が覆い、篭手から赫々とした怨愛の炎が漏れ出す。

「あなたが旦那様を葬って心を切り捨て、極限の暴力に辿り着いたように……私もまた、旦那様から託された力と使命がある!最強が生まれて世から争いが消えるなど……絶対に認めません!」

「嗚呼気高き小鳥さん……鳥籠の中で愛されて囀って……そんなあなたを手に取って、握り潰したら!嗚呼っ、こんなにも力が素晴らしいなんて!さあ小鳥さん!精一杯、私の手を砕いて!その囀りで、私の頭を破壊して!」

  二人は同時に肉薄し、振り下ろされた右腕が太刀に阻まれ、競り合う。今回は同等の力で、火花が散るほどに込め合う。掌と太刀の間で凝縮された空気が醜い悲鳴を上げ、先にハチドリが手の戒めを振りほどいて真一文字に切り返す。咄嗟に繰り出された左掌底とそれに伴う衝撃波で刀身は押し返され、太刀を篭手に収めつつ、爆発を利用して加速させ、強烈な左拳をエメルの腹に極める。だがエメルは肉薄したのを利用して棘を伸ばしてハチドリを再び串刺し、棘を通してハチドリの帯びる怨愛の炎が伝播し、燃え上がる。通じる感情の量が爆発的に増加したが故か、エメルは狂気を孕んだ笑い声を上げる。

「アギャヒャッハッハッハハァ!こんな!こんなにも!あなたの中にはバロンしかいないのですねえ!?」

「……!!」

 篭手を爆発させて蒼い太刀を射出し、棘を粉砕しながら一閃、同時に飛び退く。瞬時に燃え移った炎は消え、どす黒い炎に上書きされる。

「美しい……!あなたはこんなにも……美しい……ッ!」

 生唾を飲むような溜めを伴って告げ、更に力の放出を強めていく。

「嗚呼っ、私は元々あった心を自分で0にしたのにッ……あなたは……最初から0だった……!嗚呼、羨望なんて湧きもしない、ただただ、あなたが美しい……!」

 エメルは右腕を伸ばす。

「私も……私もあなたを染め上げたい!あなたが私のことしか考えないように……全てを塗り替えて、雁字搦めにしてあげたい!」

「……?」

 ハチドリは理解できないと言う風に一歩退く。

「小鳥さん……嗚呼、そういうことですか……先程から感じていたあなたへのこの衝動は……破壊衝動ではなく……可愛すぎて、愛でるままに握り潰したいからだったんですね!」

「何を……言ってるんですか」

「可愛い……可愛い可愛い、可愛いィィィィッ!!!!」

 本能の赴くままに咆え猛り、体が肥大化していく。

「あなたを愛でたい!そんな可愛い体で、声で、瞳で、業で、闘気で!こういう気持ちにならない方が無理がある!あは、あはははは!まさに蜂鳥とは兎とは!愛!玩!動!物!」

 意味不明な言葉を宣いながら上半身が爆発的にバルクアップし、大型肉食獣のように瞬発力に特化した細い下半身と、圧倒的な暴力に特化した隆々たる上半身の、四足獣となる。

「あなたを私に食い殺させて……?大丈夫、舌の上で転がせて甘噛して愛するから……!」

「何故……今のあなたにそんな感情が……!」

 ハチドリは若干気圧されるが、すぐに持ち直す。

「なるほど……始まりの獣が愛を知りたくて世を彷徨ったなら、あなたは……自分で得て自分で手放した愛を誰かに与えたかったと……」

「来ないんですか!?来ないんですね!?なら大人しく食われてくださいな!?」

 エメルは悶え、天を仰いだかと思えば胴体ほどまで口を大きく開き、地面を巻き込みながら驚異的な速度でハチドリへ突っ込む。ハチドリは分身を爆発させて瞬間移動し、背後を取って着地する。

「差し詰めあなたは……終焉の獣。この世界でも、外の世界でも……あなたの愛を受け取ってくれる人なんてどこにもいない」

 エメルは口に含んだ全てを滞り無く嚥下すると、ゆるりと振り向く。

「ぐふふ……」

「あなたの選んだ、最強への道……それ自体が、力への探求の、一つの答えだったんですね……極まった暴力は、振るう相手を失う……その、一つの形だと」

 ハチドリは太刀を構え直し、深呼吸を一度する。

「最初からそのつもりでしたが……改めて!私はあなたを斬ります……旦那様のために!」

「アヒャハハッハア!愛したい!愛したい、可愛いいいいいぃぃいいいいいいい!」

 背中に立ち並んだ棘が急激に伸び、しなって地面へ突き刺さる。ハチドリを狙い、地面に刺さる度に周囲に新たな棘を打ち出し、どす黒い炎を撒き散らす。

「愛なき者は愚か!愛を否定する者もまた価値など無い!愛こそが全て!弄ぶことも謗ることも罵ることも、傷つけ合うことも、世にある全てが!愛であり力であり、暴力であると!」

 ハチドリは躱しつつ、納刀からの高速抜刀で衝撃波を産み、遠隔で精密にエメルを切り裂く。当然というべきか、その程度の攻撃では怯みもせず、エメルは伸ばした棘を伴ったまま急接近し、極限まで圧縮した闘気をハチドリへ撃ち込む。すると、なんとハチドリの動きがほんの一瞬完全に停止する。

「これは……!?」

 到着したエメルが左前脚を振るい、動きに合わせて斬撃が舞う。遅れて対応したハチドリだが、腕の一振りを弾き返し、続く不自然なほど四方八方から乱れ飛ぶ斬撃を往なす。

「(全力の闘気を敢えて攻撃ではなく、私の周囲の空間を固めるのに使った……!?)」

 防御に専念しているところに右腕を振り下ろし、防御しているのを利用して後方へ押し込み、地面から棘が次々生え、背や腕からも棘が伸びて追撃する。ハチドリは大量の分身を生み出して棘の全てを迎撃し、全身全霊を込めた太刀の一閃で右腕の表皮を削り取りながら、エメルの鼻先を切り裂く。怯んだところへ振り被り縦に振り下ろす。エメルは怯みつつも咄嗟に右半身を地面に擦り付けて突進し、太刀を弾き返す。伴って吹き飛ぶ礫で追撃しつつ体を振り上げ咆哮し、足元からドブのようなどす黒い炎が全方向に噴き出し、激流の如く流れる。

「……!」

 ハチドリは炎の激流に対するように、赫々たる怨愛の炎を全力で開放し、拮抗する。

「なんて綺麗な……愛!愛!愛!」

 怨愛の炎を見るや否や激流の勢いは増し、しかしハチドリは動じない。

「私には……旦那様以外の誰かに愛していただくなど、出来ませぬ」

 ハチドリは両手で太刀を構え、渾身の力で振り抜く。生じた熱波が激流を打ち消し、エメルが咄嗟に左腕を振り抜いて、爪で空間を切り刻む。次元門が表出して進行するが、ハチドリは軽々と躱し、接近していく。エメルは全身を使って力み、右手から莫大な闘気を放つ。先程のようにハチドリの周囲を囲み押し付け固定するような気の流れを、ハチドリ自身から闘気を発することで砕き、なおも突き進み続ける。

「あはっ、なんて真っ直ぐな闘気!そんな風にしたら……私にトドメを刺そうとしているのがバレバレじゃないですか!」

 エメルは咆哮を伴いつつ、両手に巨大な火球を迸らせ、胸の前で合わせて極限まで力を凝縮する。隙を潰すように棘が離脱し、周囲を取り囲むビル群よりも巨大になってハチドリへ注ぐ。エメルの体が徐々に塩になり始めるほど力が凝縮され切り、眩い雫となったそれは程なく解き放たれる。

「ッ……!」

「ウヒャヒャヒャヒャア!」

 雫から漏れ出たのは説明不能なほどの衝撃と威力を伴ったどす黒い爆炎で、辺り一帯が瞬時に焦土へと変わり、その場にあった虚空も何もかもを押し出し焼き尽くす。

「ですが……ッ!」

 どす黒い炎が生み出す暗闇を怨愛の炎が切り裂いてハチドリが現れ、蒼い太刀をエメルの胸部に突き立て、爆発させた篭手による拳突で深く打ち込む。ハチドリが反動で後退し、着地すると同時にエメルの全身が怨愛の炎に包まれる。

「……」

 エメルは沈黙し、片膝を折って左腕で体を支える。

「決着です、エメルさん……」

 ハチドリは呼吸を整え、彼女を見上げる。

「バロン……あなたが見初めた、この、小鳥は……なんて愛おしくて、可愛らしくて、嗚呼……手が、とどく、のに……」

 エメルが右腕を伸ばすが、届かず空を掴んで、砕け散る。

「ふふっ、考えてみれば……当然ですね……私は、バロンのことを、己の全てを懸けて愛した、から……バロンの全てを、受け止めた……あなたが愛しくて、当然……」

 彼女の体は縮んでいき、最初の竜人形態へ戻る。

「極楽浄土で……あなたを殺しておけばよかった……そうしておけば……あなたのことを、愛しいと……これほどまでに……焦れなくて、済んだというのに……」

 エメルは立ち上がり、胸に刺さったままの蒼い太刀を左手で引き抜く。

「ふふ……あなたを愛していたのか、バロンを愛していたのか……今の私には、もう、わからない……けれど、あなたに殺されるのなら……それは、バロンに殺されたのも、同義……」

 太刀を投げ渡し、エメルは膝から崩れ落ちる。

「ならば、望み通りに」

 ハチドリは歩み寄り、エメルの背後に立ち、太刀を振り被る。

「打ち破ってなお……私の心に輝く、黒金剛……」

 寸分違わぬ一刀にて、彼女の首筋は裂かれ、正面に斃れて砕け散る。血振るいの後に納刀し、ハチドリは深く一息つく。

「……」

 深く瞬きし、ハチドリは歩き去った。

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