幽霊や神はいるのか

 ここはとある部屋の中。AとBがよくだらだらしている所である。




A「なぁ、幽霊っていると思うか?俺はいると思うんだよ」


B「幽霊?いるんじゃね?」


A「幽霊がいるなら神様はいるんかねぇ?」


B「さぁ?いるんじゃね?てか幽霊がいる前提なの笑う」


A「フハハハハハハハハ!」


B「いきなりどうした?」


A「何となくやりたくなったからつい☆ってんなこたぁどうでもええのですよ!」


B「おんそうか」


A「いやね?そもそも神様ってなんなのかってことなんだけど、どんなものだと思う?」


B「人が創り出した存在とかってのはよく聞くよな」


A「そうね、人が創り出して、実際に生まれたって設定の作品とかもあるね」


A「でもそうじゃないと俺は思うんや」


B「どうだと思うんだ?」


A「自分らの次元より高い次元の存在は認知できない説ってのがあって、仮にそうだとしたらさ」


B「おん」


A「幽霊って高次元の存在ってことにならね?」


B「まあ、俺らは普通見れんもんなぁ」


A「やろ?でもそれだとおかしんよ」


B「なにが?」


A「霊感強い人ってどうなんのかって」


B「あーたしかに。幽霊が三次元より高い次元の存在なら、俺らと同じ3次元にいる霊媒師とか、霊感つよつよな人とかが見れるのはおかしいな」


A「だろ?」


B「でも、幽霊は3.5次元とかの存在で、ぎりぎり3次元だけど、ちょっと高いから普通は見れないけど、見える人や、干渉する方法、人がいるって可能性もあるよな」


A「ていうか、そもそもなんで幽霊は居ないってことになってんのって話!」


B「急すぎて笑ったわ」


B「確かにな。なんで居ねぇってことになってんのかな」


A「理由はな?科学的じゃないかららしいぜ?」


B「まあ、超能力もそんなんよな」


A「でもさ、科学ってさ、持論やけど未知を既知に、不思議を解明して、知識とすることやと思うのよ。その上でさ、科学で完璧に否定されたら確かに居ないってなんのはわかるのよ。でも否定できてねぇじゃん」


B「確かに」


A「もう一つ、居ないってことになってる理由があるの」


B「なんだそりゃ」


A「科学的に証明できていないからって」


B「なにそれ笑う」


A「証明されてないだけで否定もされてねぇよ!ないよね?されてない!そんなのきいたこともない!」


B「確かに否定も証明もされてないよな」


A「そう!科学的を謳うならよ!そういうところをしっかり見ろよと!考えて話せよと!そんなんただの妄想じゃん!都合よく解釈しただけじゃん!それこそまさに科学的じゃねぇよ!」


A「話だいぶ逸れたけどさ、要するに幽霊っていると思うの」


B「そらまたなんで?」


A「俺も一回あんのよ。そういうことが」


B「まじで?」


A「そう。それによくYou◯ubeとかでそういう企画でやったりとか、テレビでもそんなのあるじゃん。実際に映り込んだり、霊現象が発生したり、でもそれを仕組んでいるとかいうやつとかいるけどさ、どうやって仕組むんだよ!ってやつが多いのよ」


B「でもそれも、都合のいい解釈かもよ?」


A「俺は実例を出したんだ。それに見た!そういう現象を実際に!ブラックホールだってそう!実際に発見されてから実在するってことがわかったんや!理論よりも、理屈よりも、実際に見ましたってのが1番の証明なのよ」


B「確かに?なら、幽霊はいるってことで、神様は?」


A「そもそもさ、神様がいるよってなるには、きっかけが必要やと思うんよ」


A「きっかけもなしにいきなりそうならんと思うの。よく雷とかの自然現象からそういう存在を想像したってのがあるけど、自然現象は実は後押ししただけって思うの」


B「つまり?」


A「実際に現れて、神様が力を示すとか、なんか理由があって自然現象を発生させ、それを利用したんじゃないかって」


B「しっくりくるなぁなんとなく」


B「なら神様はいるってことでええんか?」


A「でもよ、この先の技術で自然現象操ることができるってなったらよ、過去に遡ってそういうことをして、って可能性もあるわけ」


B「なるほど?要するに?」


A「あるとは思うけど、決めつけるのは早計ってこと」


B「なるほどね。神様問題は難しいな」


A「まあ当たり前やな。過去から人々が言い争ってきたもんやし」


B「確かにな。それでいるか解らんなら、俺らがいくら考えても解らんよな」


A「それ。てかほんとにいるんなら見てみたいよな」


B「それな」

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