「では、本題に入りますね。田中さんを探してた理由なんですけど、あ、リスナーさんもよく聞いていてくださいね？この度、トップ攻略者同士でチームを組むことになりまして。この人選は、初めての試みだから皆んな配信者で行こうってことでこうなりました」

　すご。息継ぎしてねぇじゃんよ。

「俺配信しとらんべ？」

「そういうと思いまして、きちんと対策はしていますよ。一から配信について、私たちが手伝うので」

　ほーう、プロが手取り足取り揚げ足取りすると。揚げ足はとらねぇよ！

「ほほうほうほう。あー……うーん」

　受けても良い。正直、デメリットはそんなない。発言に気をつける程度だし。でもメリットもそんな思いつかねぇ。

　ま、いっか！かんがえるのめんどーだぁ！

「イイヨ！前向きな姿勢で参加しよう！」

「ありがたい。他のところに取られてたら面倒だったのだ」

　全員ホッとしとるわ。わら。なにー？俺のしらねぇところで俺で賭けでもしとんのー？

「じゃあ、連絡先を交換しましょうか」

「おーけーミスター山田」

「なんすかそれ…」

　しーらね。

「このチームのリーダーはどなたに？」

「そういう諸々はまた後日っすね」

　おーけー山田！

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