ゆー、みー、ふれんど
お車になりまして、発車して少し。お見合いじゃないんだから、軽く自己紹介からとすいかっちが提案する。
眺め合いをするために来たんじゃないし、採用!!
「初めまして、私は
「ご丁寧にどうも。俺は田中です。こちらこそよろしく」
どっかの誰かさんより礼儀正しいあいさつ。イイネ!
「水禍がすみません、田中さん。少し、いえかなりふざけた人なのでおそらくかなり迷惑をかけたと思いますので」
「ひどい!水禍ちゃん泣いちゃうよぉ!うぇ〜ん」
「諦めも肝心なんで、コレはどうしようもないタイプだから謝る必要ないっすよ」
「うわん、たなかっちも辛辣!てゆーか君も私と大差ないでしょ!」
「変なこと言ってんじゃねぇ、ばーか!」
初っ端変な奴認定より後から変な奴認定の方が楽だろーが!知らんけど!!!
「あの、田中さん」
「はいなんですか?」
水禍さんと取っ組み合いしながらでもいいならなんでも聞きますよ?
「水禍さんから、その、友達になってくださるって聞いた…ん…ですが…」
萎んでやがる。なぜかしら?わらい
「おうおう!そーだよそぉだよ!この田中くんは万人とオトモダチになれるんだぞぅ!」
「うんきみだれ?」
何目線?君。
「そ、そうなんですか…!?」
「そーだよそーだよ」
「すごい…!」
適当言いやがって水禍このやろう。
あと戦慄せんといて尊敬の眼差し向けんといて?
「俺友達少ないヨ?」
「今はでしょ?ふっふっふ、この水禍さんが予言してやろう!田中はこれから友達どんどん増える!」
どういう?
「水禍はこんなんですけど、こう言う直感だけは信じられるんですよ!」
「『だけ』は余計じゃないですか?彼方さん『直感だけ』はひどくないですか?」
「つまり私は田中さんのこれから増えるお友達の第2号ですね!」
「おろ?第一号だれ?」
ん?まずぃんご?
「お前以外誰がいんの?」
「オゥ!マイフレーンド!!!」
「いえすふれんど!」
ハイターッチ。
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