なるほど

 海斗は驚く事に、卵焼きか上達してやがった。少しだけだがな!!流石に1日じゃ上手くならなぁと思ってたのに!クソ!


「あ゛ぁ゛〜。暇じゃー」


 海斗作の卵焼きを食った後、42点と点を付けて部屋を出た。


 暇を持て余していたら、ポケットがやかましくなった。


「誰じゃい?何んか約束してたかしら?」


 してた記憶ないな。

 スマフォを取り出して名前を確認。まっちゃんやーん


「はーいもしもしー?」

『田中さん、今からダンジョン協会に来ていただけませんか?』

「いっすよー」

『ありがとうございます』


 呼び出しくらっちったけど、なんかしたかしら?




 やってきましたダンジョン協会ー。


「用事ってなんすかー?」


「田中さん、ついてきてください。道すがらに説明します」


 説明を聞くと、なんとお偉い人が俺を呼んでるそう。

 なんでも、ついさっき急に来て、名指しで俺を呼んだんだってよ。なんでぇ?


 そんなこんなで、いまお偉い人がいそうな扉の前にいます。まっちゃんがドアをノックする。


「松尾です。田中さんを連れてきました」


『どーぞー』


 部屋の中からの返事。お若女子ですか、なるほど。何がなるほどやねーん。

 扉を開け、室内に入る。入室!


「やーやー、突然すまなーい!私の名前は平崎ひらさき 水禍すいか!以後よろしく☆」


 キュピーン!て効果音が鳴りそうなほどの決めポーズ。コイツ…!やる…!


「なるほどなるほど、ぐっもーにーん!うちの名前は田中!よしなーに!」


 バァーン!と効果音のなりそうなポーズで対抗だ。どうだ…?俺もなかなかやるだろう…?


「早く用事を済ませてください。私にも仕事があるですよ?」


 うっす。


「さて、じゃあ田中さん!今日来てもらったのは他でもありません!」


「他を知りません」


「我が家に来てもらいます!」


 なるほど。


「正しく言えばとある人にあって欲しいのです!」


 なるほど。


「なぜ、ですかねぇ…」


「友達になって欲しいなぁ〜つって」


 俺でなくとも良いのでは?


「なぜ自分?って顔してるね!いいよ教えたげる!理由は直感さ!」


 なるほど!納得ですなっ!


「いつ会えばいいんだい?うちだってねぇ、そんな四六時中暇じゃないんでふよ」


「明日の昼!迎えに行くから行く時は連絡したるから待ってな!」


 うぃうぃうぃーっす。

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