ラッキーやっほいうれぴーまん
「ねぇちゃん?ご飯やぞー?」
「もうちょい!後ちょい待って!」
「りょー」
とある一族が住んでいる屋敷。数多の部屋の内の一室で、テレビを凝視する。
「きたっ…!」
テレビに映し出されているのはニュース。内容はゴブリンの大量発生についての生中継。
ど真ん中で一般攻略者一位がインタビューを受けている。勝利者インタビューのような形で。面良し、性格良し、体格良しの完璧野郎。まあどこかで欠点があるんだろうが。
人気者の完璧マン、には目をくれてやらず。後ろの、ダンジョンの入り口を見つめる。その後すぐ、そこから1人の男が出てくる。
息を呑む。強い。井の中の人気取りなんかとは、格が違う。次元が違う。一応、最強だなんて持て囃されてる奴なんかより強い。
「ふ、ふふ!ふふふふふふふふふ!見つけた!やっほい!ラッキー!明日凸ダァ!」
「うるさいぞ馬鹿姉!」
叫んだら怒られちゃった。夜だし、当たり前か。
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