第7話
よく考えてみて、恋人を作る って言うのは一般的に、
『同級生とかと交際すること』だと思う。
しかし、彼は面倒くさかった。とても。
自称カプ厨の彼、
『僕のカプ厨というブランドに傷がつくだろう!』
『そんなこと言ってられないでしょ!』
などと衝突し合った結果
『
でも、普通にそれで終わりで良かったはずだ 。
また、
「隠していたけど、恋人がいる。」と言えばいいだけの話だった 。
ただ、私達は凄く"暇"だった。
受験生なのに何いってんだ。って話だが日常に飽き飽きしていた訳だ。
先に言い出してきたのは安だった。
『詳しく聞かれたらどうするんだ 。』
私は画面越しにニヤッと口角をあげた。
「そうこなくっちゃ」
『じゃあ、詳しく決めるかい?君の彼女の事 。』
『おう、決めとこう 。』
『最終手段の癖に、結構楽しみにしてるだろう安 。』
『心を読んでくるな 。』
ここまでが私達の長い長い、遊びにしては作り込まれてしまった娘が作られることになるまでの経緯である。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます