第7話 休みの日にやることは?

あお「どーんっ!」

あい「たー!きゅぴぃ!」

たく「うんてぇなぁ、あにしたんだよったく」

あお「応援したいっ!」

あい「あい!」


7月も終わりに迫り、明日から1週間会社が休みとなった。とはいえ、俺は個人的にレポートとかをまとめたくて部屋に仕事を持ち帰り、作業をしていたのだった。第11世代Core i5 1135G7を積んでいるパソコンで作業をしていると、可愛さアップの愛央があいちゃんと一緒に来たのだった。


あお「今は何作ってるの?」

たく「ワードのパチもんでテキトーにまとめてる」

あお「フレっフレったっくん!」

あい「あい!たったー、のんで!」

たく「・・・どこで買ってきた?」

あい「じはんき!」

たく「会社の無料のところか・・・」

あお「あいちゃんがね、幼稚園から帰ってきたときにうちと一緒に買いに行ったんだよね!」

あい「あい!」

あお「たっくん、頑張って!」

あい「きゅぴー!」


俺はそれを聞いてまた作業を始めた。だけどあいちゃんが買ってきてくれた飲み物を1リットルの容量を一人で飲み干すのもなんかあれだったので・・・。


あお「がんばれがんばれたっくん!フレっフレったっくん!わ〜!」

たく「愛央も飲む?」

あお「えっ、たっくんが飲んでいいんだよ?」

たく「1リッターを俺一人で飲めとか無謀だろ。愛央も飲めよ」

あお「寒いけどぽんぽんもって踊ってたら暖かくなるよ・・・でも、欲しいっ!」

たく「あいちゃん、コップ持ってきてくれる?」

あい「あい!きゅーぴ、きゅーぴ・・・」

あお「私応援するね!フレっ!フレっ!あいちゃん!がんばって~!」

あい「あい!きゅ・・・ぴ!あい!」

たく「ありがとっ。よしよし」


俺はわざとあいちゃんに挑戦させてあげて、成功体験を増やしてあげたい。だから挑戦させたのだ。といったところで、愛央に飲み物を分けて俺は作業に戻った。


あお「どう?できた?」

たく「っしゃあ、できたぁ!」

あお「おつかれさまっ!がんばったね!」

あい「あい!」

たく「休みにゆっくりできるからいいやんべだ」

あお「ねぇたっくん。愛央動いたらおなかすいちゃった」

あい「きゅぴー・・・」

たく「だと思って」


そういうと俺は台所に向かい、あいちゃんとかわいい愛央のためにとびきりバカうまい飯を作ったのだ。その間、当然うちのチアリーダーは後ろで応援してましたとさ。


あお「いっちゃえ~!」

たく「麻婆豆腐でいい?」

あお「うん!たっくんのご飯はどれも美味しいもん!」

たく「あちょまて・・・・ああああああああああああああああああああやらかしたああああああああ」

あお「どうしたの!?」

たく「材料ねぇ・・・」

あい「ひっく・・・」

あお「あいちゃん・・・」

たく「泣かせたらおいねぇ。よし、俺ちょっと買い物行ってくる!」


俺はそう言うと財布とスマホと鍵だけ持って駐輪場に走り、原付を使って近くのスーパーに飛ばした。あいちゃんが泣き叫ぶ前に作ってやらないと静かにならないから。


あお「あいちゃん・・・大丈夫だからね」

たく「間に合った・・・」

あい「たったー、これみてー」

たく「なにこれ・・・・俺と・・・あいちゃん?」

あい「たったーと、あおとー、あいたん!」

あお「上手いね!」

たく「将来画家になるんじゃねぇかなこの子。まぁいい、とりあえず飯だ」

あい「たったーはやくー!」

あお「フレフレたっくん!がんばれっ!」


およそ5分後、麻婆豆腐完成。あいちゃんと愛央はお待ちかねのお昼ごはんである。


あお「あーんっ!ん~~!おいしいー!」

あい「きゅぴ?あーむっ・・・」

たく「どう?食べられる?」

あい「あい!おいしい!」


あいちゃんは大喜び。ご満悦のようだった。愛央も美味しいって言ってくれたし、また頑張って作るぞっ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る