13話 イメチェン



あんな奴いたっけ?



知らね。





え?あの男子何組よ?



聞いてこいよお前が つか結構イケてね?




目立っていると思ってしまう




決して自意識過剰とかではなく




明らかに目線が俺に来ている





「そっ!こいつ旭!俺の前の席の旭蒼葉!」






何かが始められていた




「…おい声がデカい 朝から迷惑だろやめろって…;」








「んだよ〜!せっかくイメチェンしたのに…アピールしなきゃだろうが!」








「……昨日の饅頭で十分だよ……俺には」









「ああ!あいつらにあげてたもんな!あれはは確かに偉かったな旭!」ニカッ





すごい笑顔だ こいつもモテそうだな











「おはよう片岡〜」









「おう!はよ〜!」









「………そっちは?」









「…………旭蒼葉です」









「転校生?!よろしくな!イケメンだな!」





プッ可哀想な奴



髪切ってモテようとしたところで陰キャだったのは変わんねえからな



「…………1年から居ます…前髪長かった男です…」









「あっ…………ごめんな;」はは…









「全然 俺もよくありますよ 覚えてないことだからそんなに気にしないでください」







「…蒼葉きゅん優男なんだからぁ〜ん!」デレデレ









「……その呼び方やめろって」はぁ…








「学校でやその呼び方はかんべんだぞ」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

キミに言えたら 小鳥遊 りま @rima_

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ