8話 親孝行
「旭ママ!こいつめちゃくちゃ節約してるんで もうちょいお小遣いあげてやってくださいっ!」
「えっ?!そうなの?!足りないなら言ってちょうだいよ!聞いてないわ!」バッ…
「そんなことない 片岡がなんのことを言ってるのかはあまり分からないが充実してる」
「充実してんのかもだけどよ!おめぇの身体が心配なんだよ…昼は基本エネルギーバーだし」
「は…っ?!」ガーン…
「か、母さんごめん……ほとんど貯めてた」
「…………蒼葉っ!」
「………はい…;」
何を言われるんだろう
「……しっかり食べて 沢山寝て?……お父さんみたいに…蒼葉までどこかに行かないで…」
「………うん……ごめんね 親不孝な息子で」
「そんなことないわよ 十分 親孝行な子よ」
心に染み渡る 片岡とは違う何かを感じる
「んで?結局めちゃくちゃ貰っちまったじゃねえかよ俺との交際費……俺キャバ嬢でもねぇんだけどなぁ…俺は旭の生活費を……」
母さんはあの後少しして帰って行った
ウェディングプランナーかのように
俺の服やら何やらを片岡と相談した後
キャリーバッグ3つ分のお土産を置いて
「………来月でも どこか行こうか 片岡」
せっかくだから 少しは使おうかな
「……お前が彼氏ならサイコーそう」ははっ
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