4話 自己紹介




「えー お前らはもう3年だからほとんどが親友だったり顔見知りだろうが」








「親友はやべえw」








「早く言ってよ〜」








「遮ったろうが!…ふう…この時間は自己紹介の時間とする」





ザワザワ…





「名前 趣味 住んでる市か好きな教科とかでいいだろう」






好きな教科…ないな






「この時間中に収めたいからぱっぱといくぞ〜 時間が余れば自由にワイワイしてくれ」








「え!先生こんないいやつだったっけ?」






ザワザワ…







まて…嫌な予感がする






「したら…出席番号1番 旭からな」







だよな…ありきたりな方法だが席順か出席番号順が手っ取り早い







ガタッ








「…旭 蒼葉です……得意教科は…数学かな…よろしくお願いします」






パチパチパチパチ…






「めちゃくちゃモサくない?」






猛者ってわけじゃないな まあ慣れてる








「えーー 片岡龍介(カタオカ リュウスケ)!よろしく!…住んでんのは高嶺市!」






……後ろの席で同じ市か…





「高級住宅街じゃん!!やっば!」








「の端っこな」ははっ








「んだよー」はははっ








「ほら次〜」






まあ…



俺はきっと仲良くはなれないんだろうな……














「え、えっと…////」






あ、あの子だ






「は!早坂日和です!///」ぺこっ








        可愛い






 は?俺今脳内で何考えた俺





…小柄で色白…小動物みたいな女子





特に男にモテそうだ だからだよな









「なあ お前どこ住んでんの?」






        は?







「さっきも言ったけど俺、片岡龍介!」






…こいつと少しでも仲良くなれれば





俺の高校生活変わるかな…






「お前と同じ 高嶺…」










「まじ!?一緒に帰ろうぜ旭!」












「………………展開早すぎだろ」ははっ










「お前……」












「ん?」












「実は結構イケメンじゃね?!髪切ろうぜ!」











「自分の素顔はよくわからない」











「なんでだよ1番知ってるだろ自分が」ははっ










「…そうだな」ははっ








自己紹介がきっかけかはわからないけど






案外 悪いもんじゃ無いかもしれないな   







  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る