3話 変わる機会





「…もしかして、旭さんの?」






母さんの知り合いか?






「……はい」





あ、俺がアサヒさんってのはバレた




今度からもーちょい気をつけよ





「えー!そりゃあたしも年取るわあ!」





…1人で盛り上がられても困るんだが




「あたし、南 涼子(ミナミ リョウコ)あんたのお母さんの同級生よ 旭 蒼葉くん!」ニッ





母さんの同級生…


根拠もないけど 大丈夫そうな気がする





「…はあ…母は今 ボストンです」







「うひょ!大変だねえ………てか蒼葉!あんたのこの髪、せっかくいい色してんだからさあ ちっと手入れしてあげようか?」




髪の手入れ…





「いや…その…「ちっと切らしてくれればお駄賃でも」お願いします」





    …ちょっろ…でも好条件





「あそこの角にあるサロンの店長してるんだ〜 髪以外でもいつでも頼ってよ?」










「………ありがとうございます…でも髪はいつかで…」










「いつかねえ」ははっ
















カラン…






「おい、旭さんの息子 さっき会ったよ」









「!…そうか あの子が」









「昔より暗かったけど身体は健康そうだ!あの子の母さんに久しぶりに電話でもしちゃおうかなあ〜」









  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る