第11話 死後の世界
今日はどうしましょう?
そうだな喫茶店にも行ったし満足してるんだよな
満足して新しいことがおもいつきませんね私も
そうだよな
満たさせるのって終わりを示してそうでちょっと怖いです
面白いことをいう
死んだらどこにいくのでしょう
そうだなきっと無限の時間をプレゼントされると思うよ
なんですそれ
これはバイブルって本にあったんだがな
はい
生きているうちは準備している間らしい、そして死後は準備中にしたことに永遠の時間を与えられるとのことなんだよ
また信じがたいですが、面白いですね
そうか、私はわりと信じてるぞ
どこらへんに根拠を感じました?
そうだな今生きている時って死を忘れ忘れ生きてるだろ
はい
それに死を忘れてる時は無限だと思って居る時だろ
なんだかわかります
ほらゲームで経験値を上げていると思えばいい
なるほど経験は消えずにってことですね
そのとおり
つまりこの世界の現象に忘れるってことで命の無限さが体現されているんですね
そうだよ無ではない有をここ人生間で勉強している最中なんだ、それゆえあって死後は無限の時にとらわれるのだよ
なるほど面白いお話です
それにだな生きている事すなわち探求の時間だ、それが終わることなく続けられるとなると、死後の世界は、圧倒的な未来の世界になるだろう、車や家一つとっても最高の仕上がりになってるわけだ
はー
別に死を楽しみたいってわけじゃないが、死後に私は期待しているんだ
期待?
ああ、なぜなら誰も知らないからな、物書きとして、白紙の紙から像をなすのは得意だ、それは産み落とすということだ、その産み落とした作品は生を洗えられたのと同じ、その後産み落とした作品は、自身のために進化をとげる、それが死なんだと私は思うよ
また偉く難しい話ですね
なに作家たるものいかに嚙み砕いてしゃべるかが大事だが、ことが無限を秘めたものだと、どうも口下手になってします
そうですかしかし私にとっての死はたんなる終わりにしか思えません
それも一つの案だ消して恥じることでもないよ、スタートとゴールそれが生と死というとらえ方もある、誰も知るよしのないことなんだ、最高の資材だ
いいですね自由を死にかけれるって、いいえ希望でしょうか
またご冗談を
え?
いやなんだか死にたがりの言葉だと思えてな
自由のために死ぬなんて怖いこともありますからね
そうだ
でもとんじゃだめです
ああ
生きてる限りチャンスは幾度もある、おわってはいけないね
心に響きますありがとうございました
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