日々の記憶

第4話 レゴ

今日はどうしましょう？

そうだなレゴでもしないか

レゴですか？

そうだ創作のいいアイデアが浮かびそうな気がする

そうですか

ああ

ではしましょう

お、のってきたか

まずはお茶係をしますね

そんなの冷めた発泡酒でいい

そうですか

では一気飲みするではなく

そうだ

まぁいいでしょう

別に酒によって仕事の質が落ちることはないよ

そうですか

だから一気飲みはせず楽しみながら飲むとする

先生って一気飲み好きですもんね、そこを抑えるとは

やはりちょびちょび飲んでみると長く酔えるからな

そうですか

一気飲みだとどうしてか風を引いたみたいになるだけだからな

ですねわかります

そうか

でははじめるとしましょうお酒準備完了です

冷蔵庫からもってくるだけだからな準備もなにもないな

そうですね

そういえばレゴ自体もってなかったような

ですね買いに行きましょう

外はどうも得意じゃないんだ

そうでしたね

どうも日に当たると肌焼ける

それでしたっけ

君意地悪を言うなよ

対人恐怖症なんでしたよね

それもあって部屋稼業を選んだんだ

それで作家ですか。まいい線いってます

ありがとうな

そうですね私がついていなければ作家になれませんでしたよね

タイミングがよかったんだな

ハードルは高いですから

何万何千と書いてそのどれも没で唯一心をさらけだした赤っ恥の文が選ばれるなんて、まぁよかったよ

一度も賞をとれば、助手がつきますから、編集さんですね

だがとやかく言われて外よりもつらいかもしれないってことがままあるな

そうですか

まぁだいぶ慣れてきたよ、文筆量もわりかしこなせるようになったし、それに君の理解がおもしろくてな

そんな面白いですか？

そうだな私がAを目当てに書いたらそこで君はAプラスマイナスということをいうからな

いまいちわかりませんが

つまり私の作中外にとびてて想像しているってことだよ、だからメリットデメリットの話ができてないんだ

これも会社の画策なんですかね

君の読了感は大きなものを掴んでいるが、感想はちんけなんだよな

そうですかかなしいです

いや卑下してるわけじゃないんだ

そうですよね務めて３年ですが、仲はかなりいいでしょう

そうだな

さてそろそろレゴ買いに行きましょ

そうだな

外でれます

つばの長い帽子をするよ

わかりました