第21話 ノックノックノック
ドアにコツン
ノックって妙に緊張する
コツンコツン
ノックって案外軽くない
コツン
ノックって他が為に鳴る?
人差し指の第二関節
ジンジンと木霊する
人は自由に終わりを消す
だからまたはじめられる
このドアが開いたら
はじめられる
配達だなんて言い訳で
望みをつなぐ
迷惑かな
なんて自分を慰めて
大丈夫だよ
野暮な皮肉を詰めて
ノック
(ここにいるのは闇)
ノック
(僕の中にある不服)
ノック
(人はそれも恋という)
ドアが
開く
田原星七
という
光
に湧く
は
僕
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます