第20話 707
オートロックを目の前に
僕は異常に緊張している
ただの配達
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まさか迷惑?
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新年の挨拶
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やっぱ軽率?
707
そういやこれ押すの
初めて
70707070707070707
うわぁめまいがしてきた
どうしよう
どうしよう
どうしよう
70707070707070707
もうここまで来たんだ
玉砕覚悟
707
呼出
GO!
インターフォンが鳴る
緊迫の糸が張る
意味もなく肩が
その代償に何を得る?
この
この
僕は千切れてしまいそう
「……入って」
え?
あっさり?
これだけ?
いいの?
ホントにいいの?
オートロックは目の前で
僕を普通に誘導している
僕は久しぶりの7階へ
うわぁ
これはこれで
めまいがしてきた
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