一章/二章
ひよりが
すぐ近くのマンションが、うぐいすの声が聞こえる街、という
確かにうぐいすやメジロはひっきりなしにやってくるが、それよりも庭で
そこには古い家具や着物がたくさん詰め込まれているので、そのうち虫干しをしなければならないが、その手間を補って余りあるほどに、
それも当然かもしれない。
ここはひよりが昔よく遊びに来ていた
窓を開け放てば、裏手にある竹林が、春風にさやさやと鳴る音が聞こえてくる。ひよりはある目的のために、軍手をはめてその竹林に出かけ──。
そうして「彼」を見つけたのだった。
ひよりがその青年と出会ったのは、春うららかな竹林の、一番奥に
「ああ、春のにおいだ」
そう言って
竹林の
今日に限ってそれに近づいたのは、その井戸から何か音がしたような気がしたからだ。
庭によく
そしてその中から、書生風の和服をまとった青年が現れた、というわけである。
私有地の井戸からいきなり現れた美青年。いかにも
けれどひよりは怪しみもせず、
黒く
青年の、ぬばたま色に
「ぴぇ」
美青年に見つめられることに
「お前、一応
「力なら任せて下さい。この通り、青竹も一人で切れますからね!」
切り落とした青竹を
「ぱっとしない
「はあ」
「ずいぶんとまあ間抜けな顔をする。お前、ずっと追いかけていたものが自分の
「わあ、それってかわいいですね」
「
「七生って
「そんなもの決まっているでしょう。野見山家を目の
言いかけて、青年はハッとしたようにひよりを見た。
「ちょっと待て。お前は野見山七生を知らないのですか?」
「野見山七生は私のひいおじいちゃんですけど、名前しか分からないです……。確か、七十年近く前に戦争で
青年はぽかんとした表情でひよりを見た。そうすると、青年の美しい顔に、どこか迷子のような寄る辺なさが
彼の大きな細い手が、
じっと地面を
「……そうか。七生は、もうこの世にはいないのですね」
「戦争中に亡くなったと聞いてます。あの、ひいおじいちゃんの古いお知り合いですか?」
「古いお知り合いが井戸の中からひょっこり出てくるものか。少しは
「ひ、ひよりです。野見山ひより」
「よろしい。七生に比べれば
「契約? でも……」
「式神は主がいなければ
にっこり、と花の
街を歩けば
小さな頭がこくんと上下するのを見るや
「我が名は
そう唱えた
「式神を
「え、わ、私って、陰陽師になったんですか」
慌てて
「ええ。あるていどの
「ひえ……! お、陰陽師って何をするんですか。私、何にも知らないです!」
「呪力と式神を
そう言われてひよりは少し
何もしなくていい、というのは、期待されていないということでもある。陰陽師として、
「主従関係を結ぶだけでいいんですか?」
「ええ。お前の呪力にはあまり期待ができそうにないので」
「呪力ってなんですか」
「呪術や占いを行うのに必要な力です。七生の呪力が空を
「な、なめくじ……」
「ええ。しかも呪力というのは、訓練で
「つまり、なめくじは空を飛べるようにはならないってことですね」
「
初対面のわりにずいぶんと
「なら、いいんです。期待されても、多分私、
ひよりはそう言って、少し切なそうに笑った。
青磁はその表情を
「ところでお前、どうして青竹など握りしめているのです」
「ああ、そんなの、決まってるじゃないですか」
ひよりはにんまり笑って言う。
「至高のたけのこご飯を
〇 〇 〇
開け放った窓の向こうで、春風が竹林をさやさやと鳴らしている。
かつて野見山七生の生家で、今はひよりの
「家の造りは変わっていませんが、あの
「はい。元々あったのを、おばあちゃんがアトリエにするために改築したみたいです。おばあちゃんは
「お前の祖母ですか。七生には小さな
ひよりが頷くと、青磁は蔵をじっと見つめた。
見えないものを見定めようとするようなその視線に、ひよりは小首を
「もしかして、青磁さんには何か見えているんですか?」
「ええ。お前の祖母は、七生やお前に比べて、大した呪力を持たなかったようですね。ですが、ほんの
「それは、おばあちゃんも陰陽師の力を持っていたってことですか?」
「
じゅりょく、と耳慣れない言葉を口の中で
青磁の言葉を総合して考えると、呪力とやらが備わっていて、式神を使役する人間は、陰陽師になるのだという。
そう言われても、ひよりには、自分が何か特別な力を持っているという自覚はまるでない。
昔から
だから、今日から陰陽師であると言われても全くぴんときていない。そもそも式神というものだって初めて見るのだ。
ひよりは失礼にならないように、横目でじろじろと青磁を観察した。
見た感じは
これが陰陽師としての直感か、と思いたいところだが、基本的にひよりの悪人センサーは機能していない。お人よしの彼女は、
しかも、本人は
青磁はため息をつく。
「何と言えばいいか……。
「そうしないと青磁さんが消えちゃうから、ですよね?」
「それはそうですが、式神だって主の好みくらいあるのですよ」
「はあ。ご期待に沿えず、すみません……?」
「式神に
「注文が多いなあ」
ひよりは青磁に先立って、勝手口から台所に入る。
「お前、その青竹でたけのこご飯を炊くと言いましたが、なぜそんな
「この台所から、竹林が見えるでしょう。春風がふわっと舞い込んで、ああ春だなあ、たけのこご飯のシーズンだなあ──と思っていたら体が勝手に竹やぶのほうに」
「よく分かりました。春で頭が
「でも考えてみて下さい。
ふんふんと鼻息
青磁はそれを
「今確信しましたよ。お前は間違いなく七生の
そう言って青年は、ひよりの手から青竹をぱっと取り上げた。
「貸しなさい。私がやりましょう」
「あ、でも……悪いです」
「私はお前の式神ですからね。使用人として使っても構いません」
「そっか、私が使役? してるんですもんね。でも、その対価って何ですか? お、お金とかなら、私
「意外と
ひよりは青磁の言葉を理解しようと
しかし、いきなり現れた美青年を一方的に
「えっと、その場合、あなたにメリットがありませんよね」
「いえ、ありますよ。さっきも言ったように、
そう言って青磁は青竹を空中に放った。
白い指先が
「わあ……!」
ひよりの目が
小さなひよりの手でも
「すごい、式神パワーってこんなこともできるんですね!」
「私ほどの式神ともなれば、
「え? ああいえ、客間の障子の張り
「悪だくみに向かない娘ですね」
「向いてるよりはいいんじゃないですかね」
ちょうどいい入れ物を手に入れたひよりはご
〇 〇 〇
料理をしない青磁は手持ち
野見山家の人々は誰も
青磁は、先ほど
黒目がちの目は小動物に近くて、こまごまと動く様子はほんとうにリスみたいだと思う。害がない。むしろ悪意を持った者に
ともあれ、自分が
七生の写真は見当たらない。考えてみれば、七十年前に早世した青年の写真を飾る理由は、あまりないように思える。
「……おや」
しかし、七生の写真は、あった。
写真スペースの
「この顔で、不退転の
青磁の
『青磁。お前はここで、俺のいない間この家を守っていてくれ』
『ですが、今から前線に向かうのでしょう。ならば私も』
『だめだ。青磁、言うことを聞けないのならば、お前をここに
『
『ここは
『やめなさい、何を……! 七生、七生!』
井戸の中に封じられていた間、式神としての力は弱まることがなかった。主である七生が死してなお。野見山の一族と、この土地が青磁をつなぎ止めていたのだろう。
あるいは七生が、なにか
「ありゃ、青磁さんここにいた」
ひょっこりと顔を出したひよりが、青磁の視線の先にあるものを見て、照れくさそうに笑う。
「そこ、すごいでしょう。ご先祖さまたちの写真を、全部引っ張り出して並べちゃったんです。この家で一人だとどうにも広すぎて、気づまりで」
「この家に一人? お前ほどの
「そうですね。高校二年生なら、
「私、春から別の高校に行く予定なんです。それで実家を離れて、転校する高校に近いこの家で、
そう言うひよりの表情はどこかぎこちない。初めて見た時の
「転校っていうより、
青磁が何か言う前に、ひよりが、そうだ、と明るい声を上げた。
「そうそう、青磁さんを呼びに来たんだった。ご飯ができましたよ」
式神は小鳥のように小首を
「ご飯、ですか」
〇 〇 〇
にこにこと笑いながら、居間の大きなテーブルに料理を並べてゆくひより。先ほどのぎこちなさは消えうせ、鼻歌でも歌いだしそうなほど上機嫌だ。
青磁は自分の前に置かれた皿を見、少し
「式神は食事をとらないのですから、別に私の分まで用意しなくてもいいのですよ」
「私の気分みたいなものですから。すみませんがつきあって下さい」
そう言ってひよりは
「たけのこの
切った青竹を
大きめに切られたたけのこと、くったりした油揚げとにんじんの取り合わせが、春めいて
半ば
「いただきます!」
まずはたけのこご飯から。大きめに切ったたけのこが、口の中でジャクジャクと爽やかな音を立てる。醤油の焦げた香りと、油揚げのまろやかな味わいがじゅんわりと
「おい、しい……! ああもうたけのこってどうしてこんなに
「はあ」
青磁は主に
ひよりはどきどきしながらその表情をうかがうが、白い
式神はただ少し口元を押さえ──ほうっと、ため息をついた。
「お、お口に合わなかったですか?」
「そんなことはありませんよ。この歯ごたえはいい。香りも春らしくて
「春といえば、そらまめなんかもいいですよねえ。焼いたやつを、あちち、って言いながら
その言葉に青磁は、ふ、と笑う。
「あ、今ちょっと馬鹿にしませんでした?」
「まさか。つくづく七生の子孫だな、と思ったまでです。ところでお前、高校……と言っていましたが、お前は日中学業のために家を空けるということですよね」
「はい。昼間は留守にしていますね」
「ならばその間、この家の一間を使ってもいいでしょうか」
「もちろんです。どうせ余ってますし」
もぎゅもぎゅと土佐煮を
「何をするんですか?」
「
「縁切り屋? それは
初めて聞く言葉だ。
「式神の縁を切る
ついばむていどに食事をとっていた青磁だったが、ややあって箸を置く。
「ええ、これならちょうどいい」
「ちょうどいい、とは」
「このたけのこご飯をもう一度炊きましょう。そしてそれを赤い布で包んで下さい」
背筋を
「これより土地神さまに
はあ、と間の
「食べ終わってからでもいいです?」
〇 〇 〇
竹の器に
風は生ぬるく土のにおいを
青磁が向かっているのは、ひよりが普段あまり行かない、駅から離れた方角だった。
すたすたと勢いよく進む青磁の足は、洋風の茶色いブーツに包まれている。書生風の
「式神っていうのは、もっと陰陽師みたいな格好をしているものかと思いましたよ」
「主と同じ格好では示しがつかないでしょう。それに、あのなりで外を出歩くと目立つ」
ひよりは頭のどこかで、青磁のことを
けれど、チワワを散歩させていた
通りすがりの女性のほとんどは、青磁の顔をちらちらと
何しろ彼の顔は
「式神って
「誰にでもというわけではありません。多少なりとも
どこか得意げな様子の青磁に、ひよりは感心したような声を上げた。
「へえ、青磁さんはすごい式神なんですね!」
「まあ、すごいのは私というより、私の中に宿る
そう言って青磁は急に右に曲がった。そこに曲がり角があるとは思わなかったひよりは、
こんな道あったっけ、と思いながら、やけに大きな白い花の
見上げると、心なしか空がピンクがかっているように見えて、何度も目をこすった。
やがて
そこには路面電車の線路らしきものがあり、さらにその奥には、石造りの階段があった。並ぶ民家は静まりかえり、鳥の気配さえない。
「こんなところあったんですね。っていうかこの辺って、路面電車なんてありましたっけ?」
「さあ? ここの
言いながら青磁は石造りの階段をひょいひょいと上ってゆく。結構急な階段で、ひよりは
石段を上り切ると、大樹の合間に
「……ここは」
「土地神さまのおわす場所です」
「そうとも。俺の自宅へようこそ」
「うわあっ」
「また間の抜けた
さらりと
青磁よりも少し大きいその
「
青磁がその名を口にすると、男は
「ああ、名前を忘れないでいてくれたのは嬉しいな」
「あなたのような
「
「私の力は
「あっはは、そう言われちゃあ反論できんな。ま、押し問答はここまでにしよう。お前の小娘が情報を処理しきれていない」
ひよりは突然現れた顔の良い男を、ただぼうっと見つめることしかできない。
それに、今青磁はなんと言った? 土地神、だって?
「俺は石蕗。この土地を
「精霊……この土地を守っている、とかですか?」
「そうなる。それにしたって青磁の主はどうしてこう
「えっと、多分、血筋だと思います」
「間が抜けていると言われても
「大変なんですか?」
「分不相応な願いを
願い。そう言えば、ひよりの式神をやるのも、
「その願いってなんですか?」
「叶ったら教えてあげますよ。それより石蕗。また縁切り屋をやろうかと思うのですが」
「まあそうなるだろうな。お前の持つ、断ち切りばさみの宿命には
「助かります」
「あ、あの、縁切り屋って具体的には何をするんでしょう。式神の縁を切るって……人間の縁じゃなくって?」
「式神は
「技術的に問題が起こる場合もある。へっぽこ
「そういった
ふんふんと
「じゃあ、人の縁は切らないってことですね」
「そもそも、人間の縁は式神ていどには切れないのさ。俺だって切れるかどうか
「どうしてですか?」
「人間の縁は複雑すぎるからだよ。式神と人は双方向の契約関係、いわば一本道だが、人間の縁は
神仏には明るくないひよりだが、縁切り神社に行くときは相応の
「ざっくり言うと、陰陽師と式神の縁を断ち切ることが、青磁さんの願いを叶えるために必要なことなんですね?」
「その通りだ。それを出しゃばってるとか、生意気だとかいう陰陽師もいるがな」
「一言多いぞ、石蕗。それに、そういういちゃもんをつけてきたのは、ほんの
そう言って青磁は、安心させるようにひよりを見た。
「
「主面ですか……。こ、こんな感じですか?」
ひよりは自分の中で一番
「わ、笑うことないじゃないですかあ!」
「失礼。ふっ、くくく……」
「こら石蕗。人の主を笑うんじゃない。それは式神の私の特権ですよ」
「こんな
笑いを残した顔のまま、石蕗はひよりの方に手を
冷たい指先が
それは青磁が、ひよりを主と決めた印だった。
「椿の花か。確か前の主は桜だったか?」
「そうでしたか。覚えていません」
そうでなければ、初めて出会ったあのときに、あれほど七生を
そうか、と言ってほんの少し悲しげに
「困ったことがあれば
「たいしたものじゃないんです。たけのこご飯なんですけど」
「いや、いいものだよ。しかも青竹の
ひよりが差し出した赤い包みをふわりと開けた石蕗は、そのままそれを赤い包みもろとも、ぞぶりと腹に押し込んだ。
「えっ」
それは神様の食事作法らしかった。へその辺りから、赤い布をつまみあげ、ひらりと
食べるというよりは、吸収する、といった感じだろうか。青竹の器に込められた春の気配ごと、そっくり取り込んでしまった。
それを見てひよりは
「やあ、これはいい。楽しさに
そう言って土地神さまは、布をひよりに返すと、はふうと軽い息を
ほてほてと進むひよりの歩調に合わせるかたちで、二人は家に
今日は色々なことが起こりすぎた。陰陽師、式神、土地神。自分の知らなかった世界から、色んなものが一気にひよりの
──それとも、ひよりが未知の世界に飛び込んだと言った方が正しいのだろうか。あの
そんな気持ちになったのは、ここ半年の中でも久しぶりだった。ここのところのひよりは、いつも
それはきっとこの青磁という式神のおかげだろう。陰陽師と式神という関係性ゆえか、ひよりは青磁が決して自分を傷つけないことを理解していた。
「ねえ、青磁さん。青磁さんの叶えたい願いって、何ですか」
「教えません。主が
「そう……ですか。でも、その願いを叶えるお手伝いをすることは、良いですよね」
その言葉を青磁は鼻で笑う。
十六歳かそこらの
「お前に何ができると言うのです。式神がどんなものかも知らないくせに」
「知らなくても、できることはあると思うんです。ほら私、一応主ですし」
「主はただそこにいればいいんですよ。余計なことはしないで下さい」
「足を引っ張らないようにしますから!」
いやに食い下がるひよりに、青磁は
「お前の手伝いはいりません。私を家から追い出さないでいてくれれば、それでいい」
「追い出したりなんてしませんよ。ちゃんとお手伝いできますから」
ひよりの
「青磁さんの願いを叶えるための縁切り──私に、手伝わせて下さい」
そうして青磁の主は頭を下げた。
「お願いします……! 呪力も大したことない私に、できることが少ないのは分かってます。それでも私にできることがあれば、なんでもしますから」
青磁は
「私に頭を下げるのはやめなさい。……なぜそこまで私を手伝おうとするのです」
「だって私、今度こそ、役に立ちたいんです。何にもできなくて、ただ見ているだけなんて、もう
「今度こそ?」
ひよりははっとした表情になる。それから、しどろもどろになりながら言った。
「えっと、ほら、私も高校二年生になったわけですし……。去年の自分よりは成長していたいというか……。と、ともかく! 青磁さんの役に立ちたいんです」
青磁はしばらくひよりを怪訝そうに見ていたが、やがて白旗代わりのため息をついた。
「分かりましたよ。お前に何ができるか分かりませんが、必要があれば、手伝いをお願いすることにしましょう」
「ほ、ほんとうですか! 良かった……。これから縁切り、
ひよりはぱあっと晴れやかな笑みを浮かべた。
● ● ●
新しい高校の制服はセーラー服だ。スカーフの結び方にちょっとしたコツがあるらしく、自分のスカーフだけちょこんと曲がっているのが、いかにも転校生らしくて、ひよりは嫌だった。
ひよりは高校二年の学年に転入する。新学期からの転校だけれど、三年間クラスが変わらないので、教室の人間関係は完全に出来上がってしまっている。新参者の入る余地はないように見えた。
それでもひよりは
「ねえねえ、さっき言ってた英語の宿題、ラジオ講座を聞いてって言ってたけど、それって……」
「あー、そういうの全部委員長が教えてくれるって」
「あ、そ、そうなんだ? 委員長さんって……」
「今いないっぽい」
そう言うと隣の生徒は立ち上がり、自分のグループの方へ行ってしまった。
ひよりは思わず
だって前の学校では失敗した。クラス全員がとげとげしくて、常に戦場みたいだった。だから今回は
どう過ごしたら正解なのかが分からない。何と言えばつまはじきにされないのか、用語集のようなものがあるのならば教えてほしい。
そんなひよりに話しかけてくる生徒は、今日もいなかった。
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