☆一巻発売記念☆ エデンへようこそ!(その1)

『次は本編!』とかいいながら閑話をツッコんでくるあかむらさきです♪

で、でもほら!幼女だから!みんな大好き幼女組のお話だから!

(作者は読者様をなんだと思ってるのか・・・)


―・―・―・―・―


ここは元ダリア地区にある大歓楽街建設予定地。

いつものメンバー(俺、護衛の二人、そしてヤマナシ姉)でのんびりと現地の視察を行っていた。


「閣下、私、こう思うんです。女性が男性を接待するお店があるんですから男性が女性を接待するお店もなければいけないと。それでこそ男女平等であると!」

「うん?ああ、男娼が買いたいなら好きにすればいいと思うぞ?でも変な男に引っかかったらその時点で首が飛ぶかもしれないから注意してな」

「何それおっかない・・・。いえ、私は閣下とか、見た目だけはいいエオリア様とか、見た目だけは優しそうなコーネリウス様とか、普通な感じの王太子殿下を見慣れているので目が肥えすぎてちょっとやそっとの男前では反応しない身体にされてしまいましたが」

「とりあえず王太子殿下に謝れ。ほう・・・俺に慣れてるだと?本当に慣れてるのか確認してやろうか?」

「耳元で甘くささやくのは勘弁してください発情期に入ってしまいます」


ああでもない、こうでもないと建物の配置や警備の打ち合わせなどなどをしていたところヤマナシ姉が少しお馬鹿なこと・・・でもないのかな?

確かに男向けの店だけじゃなく女性向けの店も作れば二重に儲かる・・・いや、男娼以外でそんな施設が王国には無いんだけど、そんなお店を作ったとして受け入れられるのか?


「あれですよ?別にいかがわしいお店を作るとかじゃないんですよ?着飾った男の人が隣に座って楽しくお話をしながらお酒を飲むだけで、すったもんだはいたしませんので。あ!でも舞台を作ってショウタイムなんかは入れたいですよね!ほら、こう、半裸で腰を振りながらパンツにおひねりを挟んでもらうような!」

「なにそのどこからどう見てもいかがわしい店・・・まぁヤマナシ姉が通いたいなら好きにすれば良いんじゃね?」

「いえ、私はそれほど興味はないんですけどね?ヘルミーナ様がどうしてもと」

「お前は幼女に何の話をしてるんだ!?!?」


「いえね、最初はホストクラブ・・・私の世界にある男性が女性を楽しませるお店の話をしてたんですよ?でもそこから話が広がってショウパブ、ゲイバー、地下男性アイドルと・・・」

「それでなくともどこからともなく情報を仕入れてくる幼女に妙な知識を植え付けるんじゃねぇよ・・・」

「で、ですね、それらの話をしたら是非とも体験してみたいと。閣下にブーメランパンツ姿で自分の顔の前で腰をふらせてチップを挟みたいと」

「どうして俺がお店のキャストとして参加してるんだよ!やらねぇよっ!コーネリウス様・・・は、それを見て腹を抱えて笑う程度で済むだろうけどガイウス様に殺されるわ!!」


「もちろん私もそれはちょっとだけ難しいんじゃないかな?と考えましたので思いとどまっていただこうとご説明したのですが」

「ちょっとどころじゃなく心の底から無理だわ!仮に相手がヘルミーナ嬢じゃなくオースティア様・・・なら頑張れるかも?マリア様も来るかな?」

「頑張らないでください、それはそれで私がフィオーラ様・・・は一緒に参加で許してくださると思いますがリリアナ様に笑顔で刺されてしまいます。で、ですね、それまでは『ミーナはハリスがそれをやっているところがぜひともみてみたいのです!』みたいな?愛らしい?感じで?キャッキャとはしゃぎながら話してくださってたのですが、私が『あくまでも私の世界でのお話ですので、閣下にそれをお願いするのは難しいかと』と、やんわりとお断りしましたところ『貴女は何をいっているのですか?良いですか?私は貴女にお願いをしているのではなく命令をしているのですよ?』って低い声で感情のない顔で命令されちゃいまして・・・あまりの怖さに少しだけ粗相をいたしました」


サーラといいヤマナシ姉といいどうしてソレ(粗相)を俺に報告をしたがるのか?


「それでもちゃんと無理だと断ったんだよな?」

「で、ですね、ヘルミーナ様とお話をしてたらお近くにいらっしゃるマリンシア殿下も話題に参加されるじゃないですか?」

「おい、さらっと流してるんじゃねぇよ!さっきの話の返事はどうした?ちびシア殿下はなぁ。あれ、絶対にわかってて人の話を聞かないようにしてるからなぁ。まさしく有無を言わさない、王族として一番強い対応だよな、あれ」

「そう!そうなんですよ!『わたしもそれが見たいのよ?』ってこちらも表情をいっさい動かさずに抑揚の無い話し方で平行移動してくるんですよ!あまりの怖さに追加で粗相いたしました」


「とりあえずその情報は必要ないからな?」

「えっ?サーラ様から報告すれば閣下が自ら洗ってくださると聞きましたが?」

「サーラ、あとでお仕置きね?」

「はい!ありがとうございます!」

「どうして嬉しそうなんだよ・・・」


もちろん洗うことはやぶさかではない。


「で、ですね、私、そこから超頑張ったんですよ!閣下にポリスメンの帽子を被らせサングラスをかけさせて、サスペンダーの付いたブーメランパンツに靴下姿で腰を振らせるなんて・・・させられないじゃないですか?」

「さっきよりも具体的な姿になったのはどうしてだ?あと鼻血がたれてきてるぞ?」

「これは失礼・・・。なので私頑張りました!超頑張りました!そしてヘルミーナ様に妥協点として『閣下が隣りに座って接待する』で勘弁して頂けました!」


「それってアレだよな?最初に無理な条件から始めてギリギリ妥当なところで押し付けられただけだよな?てかヤマナシ姉もそうだとわかっていてそこを落とし所にしたよな?」

「しかたがなかったんや・・・うち、ここから追い出されたくなかったんや・・・」

「ヘルミーナ嬢にそんな権限はないんだけどね?むしろ幼女二人が不法滞在なんだけどね?」


あいかわらず姫騎士様にはヨワヨワのヤマナシ姉だった。

そしてホストクラブ的なお店のテストとしてヘルミーナ嬢達の接待をさせられることが決定した。


―・―・―・―・―


(ここから見苦しい言い訳~)

いや、本編の更新が遅くなったのは理由があるんですよ!

立ち上がった時に躓いてディスプレイがコケてその上に体重をちょっとかけただけで映らなくなっちゃいましてですね・・・。

仕方なく十年以上落ちの古い19インチのディスプレイを押し入れから出してきて使ってみたのですが・・・まぁ見づらいのなんの・・・。32インチから19インチに変更はキツすぎる・・・。

そもそも解像度が低い(1366×768しかない)上に画面がノングレアじゃない古い液晶なので長時間見てると凄い目の疲労ががが。

(早くて)28日(と書いてある不安・・・)には新しく注文した4kディスプレイとモニターアームが到着しますのでそこからはむっちゃ頑張ります!!

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