南の都編 閑話 初めての夜・・・


※この先少しエッチな内容になっております※


ヒロインの清楚なイメージ――清楚な・・・清楚・・・清楚だったかな?――が崩れてしまう可能性がありますのでご注意くださいm(_ _)m


―・―・―・―・―


さて、結婚式が終われば待ち構えるのはもちろん『初夜』とか言うわざわざどうしてソレに名前を付けてしまったのかと言う嬉し恥ずかしいアレである。

もちろんお嫁さんがいっぱいなので一度に全員と言うわけにはいかない。

・・・うん、全員でも行けそうな気もするんだけどね?

さすがに新婚早々そこまでの行為は俺が引く。


そしてなんとなく詳しく説明するとどこかからお叱りを受けそうなのでさわりと言うか流れだけ。



もちろん最初は王女様からってことでアリシアである。


「ハリス、恥ずかしい。これ、物凄く恥ずかしいんだけど妾どうすればいい?」

「いや、普通に寝転んでいてもらえればいいと思いますけど」

「でもそれだけだと年上としての威厳とか矜持?みたいなものが・・・わかるだろう?」

「何一つわからないです」


そして始まる打ち合わせ。

あ、はい、はい、ええ・・・かしこまりました。


「嫌っ!!近寄るでない!!」

「ふふっ、残るは姫ただ1人・・・大人しく俺のものになるのだな!」

「くっ、そなたの様な者の手に落ちるとは・・・でも妾はここで死ぬわけには・・・」

「心配せずとも良い、姫を殺すなど・・・そのようなもったいないことをするはずがないだろう?」

「な、何を、何をするつもりだ!?その薄汚い手を離さぬかこの獣めっ!嫌っ!いやぁぁぁぁぁ!!」


この王女様、ノリノリである。

破れやすく加工したドレス、そして下着を剥ぎ取っていく俺。


「ふふふ、こうして剥いてみれば姫といえどもただの女よ」

「うう・・・許して・・・妾には心に決めた相手がいるのだ・・・ああ、助けてハリス・・・」

「ふんっ、助けなど来るはずもなかろう?」

「何を言うかっ!!来るっ、必ず妾を救いに来てくれる・・・」

「よかろう、ならば現れたその時、2人が繋がった姿を見せつけてやろうではないか!さぁ、我が(猛った)思いを(肉○)をその身で受け取るが良い!!」


「嫌っ、嫌よっ!!助け・・・あっ、あっ、ああああっ・・・」


(いろいろ体勢を入れ替わり立ち代わりしながら1時間ほど経過)


「はぁ、はぁ・・・さぁ、姫よ・・・我が思いをその身で受け取るが良い!!」

「あっ、あっ、はっいっ、来てっ!いっぱい・・・」


いや、最後までちゃんとプレイして?

てことでお姉さんぶりたいアリシアが出した答えが


『簒奪者に掴まったお姫様との孕みtonightプレイ』


「嫌じゃ!!妾は孕みとうない!!」って言ってくれなかったから成立してないんだけどね?

うん、2人揃って何やってるんだって話なんだけどさ。


そもそもどうして初回からいきなりマンネリ気味の熟年夫婦みたいなイメージプレイをしないといけないのだろうか?

でもちょっと楽しそうだから俺も普通に乗っかったんだけどな!

あんまりそう言う願望のない俺だがそこそこ楽しめたのがちょっと悔しかった。



続いての二晩目はフィオーラ。


「・・・いや、なんかこう・・・今更感が半端ないんですが」

「ハリス『それはそれ、これはこれ』と言うでしょう?そう、私達は今夜初めて結ばれるのですよ?」

「えー・・・」

「何ですかその気のない返事は!もしかして・・・もう私に飽きたのですか?」


もちろんそんな事は全く無いです。

今日も、いや、公爵邸では少し遠慮してたんで今日こそは全力でお相手させていただきます!

何と言うかこう・・・実家のような安心感、それでいて新居の様な初々しさ。

一晩ゆっくりと2人でイチャイチャした。


「あれ?私との情事・・・回想が短くありませんか?」

「だってもうお互いに色々と知り尽くしてますし?」


だって普通にイチャイチャしただけなんだもん・・・。



三晩目。

普通ならヴェルフィーナなのだが知り合った順番でリリアナが先という事に。


「クスッ、小さい頃から一緒に遊んでいたハリスちゃんと裸で抱き合うというのはちょっと照れちゃいますね?」

「確かに・・・と言うかこの体勢はちょっとおかしいような気がするんですが?」

「そんなことはないですよ?これからは・・・これからもずっとハリスちゃんの面倒はおねぇちゃまが見てあげますからね?」

「えっと・・・こんな時、どんなふうに返事をすれば良いのかわからないの」

「『バブー』でいいんじゃないかな?」


いや、どうしてそれでいいと思ったのか?


「よしよし、ハリスちゃんはいい子でちゅね?おねぇちゃまがいっぱい気持ちよくしてあげますからね?」

「いえ、あの・・・」


主導権を完全に握られてるんだけど?

むしろ主導権だけじゃなくお○ん○んも握られてるんだけど?

てか体勢が完全に


『授乳手○キ』


なんだけど?

姉と弟通り越して母と子みたいになってるんだけど?

リリおねぇちゃまは一体どこを目指してるんだろうか?

あと侯爵令嬢がどうしてこんなマニアックなプレイを知っているんだろうか?


「あんっ、ハリスちゃん・・・あとでおねぇちゃまにもハリスちゃんのおち(ピー)ミルクをいっぱい飲ませてね?」


第一印象も木っ端微塵のアホの子のセリフである。

むしろ薄い本以外でそんな発言を本当にする女性がいるとはこのハリスの目を持ってしても思いもよらなかった。

・・・それほど悪い気分じゃないのでしばらくこの身をまかせたのは言うまでもない。



四晩目。前後しちゃったけどヴェルフィーナだな。


「・・・」

「・・・」

「・・・」

「いや、なんか話そう?」


むっちゃ真っ赤になって小さく固まるヴェルフィーナ。

うん、これこそ初夜の正しい姿では


「だ、だって、こんな淫らな下着姿とか恥ずかしいに決まってるじゃないか!早く、早く全部脱がせてくれないかな!?」

「極普通、むしろ清楚系で大人しい感じの白い絹の下着なんだけどなぁ・・・」


なかった。

そして『やっぱりこの子は露出狂なんだな』と思いました。

その後の行為の方もとても積極的でよかったです。

でも行為自体はいたってノーマルでした。



五晩目。メルティスの番・・・なんだけど


「えっと、どうしてサーラもいるのかな?」

「だって、初めてのときも3人だっただろう?だからいきなり2人きりと言うのが恥ずかしくて・・・」

「私は2人なら2日続けて愛していただけると思ったので賛同いたしました!!」

「お、おう。・・・おう?」


いや、普通は他の人が居るほうが恥ずかしいと思うんじゃないだろうか?

そしてサーラは想像通りの肉食系だよなぁ。


「だ、駄目・・・か?」

「むろん駄目なはずなどなかろうなのだ!!」


3人揃って2晩続けてびっくりするほどの運動量だった。



七晩目。ドーリス・・・のハズなんだけどさ


「えっと、どうしてヴィオラも一緒にいるのかな?」

「だ、だってこうでもしないと私だけ何年も後回しにされるでしょ?」


確かにそのつもりだったから言い返す言葉もないんだけどさ。


「ドーリスは・・・それでいいのかな?」

「はい、・・・妹の頼みですから」

「えっ?・・・話したんだ?」

「最初から父に聞いていたそうです」


なるほど。

しかしこれはメルティスとサーラの時と比べても非常にインモラルな組み合わせなんだよなぁ。だってリアル姉妹なんだもん。

詳細は省きますが甲斐甲斐しく動くドーリスと恥ずかしがるヴィオラの対比がとても素晴らしいと思いました。



てな感じで8日間で8人の奥さんのお相手を終えて


「おかしいおかしいおかしいおかしいのだ!!我、正室ぞ!?どうして何もされてないのだ!!さぁ遠慮なく我の(ピー)に主の(ピー)を」

「ミヅキはもう少し大きくなってからなー」

「そのネタはもういいから早くするのだ!!じゃないと逆に我の尻尾が主の花園に」

「ぜ っ た い に や め ろ よ !?」


―・―・―・―・―


よし、なんとか間に合った!(合ってない)


続き(閑話ではなく本編のほう)を10回・・・は言いすぎだけど6回くらい書き直してるのですがイマイチ納得がいかなくて。

でもやっと方向性が完全にまとまりかけてきたので大丈夫!(まとまってはいないらしい)

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